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原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

11月8日(火)のつぶやき

2016-11-09 06:05:48 | つぶやき

【フクシマ見聞録】子供の避難の必要ない>”それはおかしい。こども逃がさなきゃだ”と声を上げたお医者さんがいた ※29回目の紹介

2016-11-08 22:06:42 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。29回目の紹介

【フクシマ見聞録】

子供の避難の必要ない

>”それはおかしい。こども逃がさなきゃだ”と声を上げたお医者さんがいた

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月03日のツイートから

-自分が3月17日に行った、福島の一般人女性、ふくしま共同診療所の医師、
千葉で保養活動をされている女性の三者を呼んで話してもらったイベントが終わった直後、
ひとりの初老の男性が来て、診療所の医師と立ち話をはじめた。

「今日はやってよかった。」診療所の医師は言った。-

 

-「今日最後に話していたの誰だと思う。民医連の県のナンバー2のお医者さんだよ。

ぼくらの活動に協力できることがあれば協力したい、
情報交換しようって言って名刺くれたんだよ。

これはおどろきだよ。この一点でも今日は来てよかった。」と言った。
民医連というのは、肥田医師がレッドパージ-

 

-された末、共産党に入党して立ち上げた被曝医療を実施した全国的な病院連盟だ。
彼がおどろいたのは、先述したこどもの避難をすすめないという決定にもかかわらず、
そうして個人で賛同を表明した医師がいる、ということだった。

地殻変動が起きている。それから数ヶ月たった東京の下町で-

 

-この診療所の医師が話している場所に連れられていった。

その時に彼が言ったことにこんなことがあった。

「-民医連は、方針としてこどもの避難の必要はない、
ということを彼らの医師会の会合で正式に決めました。

そうした医師たちの会合というものがあるということ自体、
知らなかったんですが-

 

-「その方針を決定する会合の席で、”それはおかしいんじゃないか。

こども逃がさなきゃだめだろ”と声を上げたお医者さんがいたらしいんです。
それでどうなったかというと、周りからその医師のとこにひとが寄っていって、
つまみだされてしまった。

そうした会合で話される内容なんて、これまで-

 

-「表にけっして出てこなかった。でもその会議に参加してたひとが、
やっぱりそれはおかしいだろう、こんなことがあった、

ということでそんなやりとりがあったことを
ブログに書いて暴露してしまった。それを読みました。」
こんなことを言っていた。

赤旗にとりあげられた身としては言いづらいが、-

 

-誰も書かないから書くしかない。
肥田医師は、そんな医師たちに翻意を促した。

結果は?
「だめだった。(後で確認するが)時間話してやってみたけど、だめだった-」
肥田医師は言ったのだという。これが、戦後60年経った段階での共産党だった。

官邸前に共産党系の政治家が来て話をする。-

 

-自分は彼らを冷ややかな目で見ている。騙されているのか、知らないのか。

知っていながら行動しているのだとすれば、反原発という名の群衆の行動にも、
原発を進めてきた人間がひた隠しにしてきたものがあったように、
タブーの論理があるということになる。

群衆の中で、自分にいつ排除論理が-

 

-発動するのか(ある場所によってはすでに発動しているらしいのだが)、
殺伐とした気持ちをこころの片隅に感じながら、
自分は福島で聞いた悲劇を描いた絵を、群衆に紛れて道端に置く。-

 

 ※次回に続く

 2016/11/9(水)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】感覚がマヒしてしまう。私自身、日常的な業務として裏帳簿の決済をしていた ※21回目の紹介

2016-11-08 22:00:32 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。21回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

----------------

**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P55~

(前回からの続き)

 <元副検事が覚悟の実名告発!/検察「機密費」流用を暴く/これが「偽造領収書」だ!>

 前述の陳述書に添う形で領収書偽造の手口の詳細を暴き、当時の仙台高検事務局長から高橋氏あてに届いた偽造の「指示書」の写真や書き損じた領収書、さらには副検事時代の高橋氏の身分証明書まで載っていた。物証付きの告発である。

 ところが、その「週刊文春」が発売された5月23日の参院法務委員会で、高橋証言について森山法務大臣は、

「当時の高検責任者に確認したところ『記憶がない』ということだった。(文春に掲載された写真は)文書の形式から見ても存在が疑わしく、不信な点が多い」

と、またもやほっかりむりをきめこんだのだ。

 しかし、前述の「正義を求める検察組織の一員」の告発、高橋氏の証言、そして私自身の体験からも、もはや検察の組織的な裏金作りは動かしようのない事実である。しかも、全国どこの検察庁でも同じような手口で、公金の不正支出=犯罪行為が半ば公然と行われていたのである。その金額を累計すると膨大な数字になる。すべて税金だ。

 しかし、この高橋氏も告白しているように、中にいると感覚がマヒしてしまう。あるいは組織に流されるのか、それが悪いことであるという認識が薄くなる。私自身、先に述べたように、日常的な業務として、裏帳簿の決済をしていたのだ。

 そんな私が内部告発を思い立ったきっかけは、ある人物に対する個人的な恨み、つまり私憤だった。

 その人物とは、「関西検察のエース」といわれた加納俊介氏(原福岡高検検事長)のことである。もっとも、彼に対する私の私憤は、いつしか義憤へと変わっていった。その過程についても説明しておきたい。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(告白を決意した理由)は、

2016/11/9(水)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


11月7日(月)のつぶやき

2016-11-08 02:26:22 | つぶやき

【フクシマ見聞録】金がかかるから、人を逃がせない。金が欲しいから、原発をやめられない ※28回目の紹介

2016-11-07 22:00:00 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。28回目の紹介

【フクシマ見聞録】

金がかかるから、人を逃がせない。金が欲しいから、原発をやめられない

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月02~03日のツイートから

-中核派の男は「マルクスの共産党宣言を読んだことありますか」と言った。
”いや”自分は答えた。

「すごく短いものなんです。今度、もし会う時があれば持ってきますよ」

”、、、貸してくれるのはいいですが、たぶん読まないでしょう。”
自分は言った。共産主義-。色々なことを思う。-

 

-中核派の男は「マルクスの共産党宣言を読んだことありますか」と言った。

”いや”自分は答えた。「すごく短いものなんです。
今度、もし会う時があれば持ってきますよ」

”、、、貸してくれるのはいいですが、たぶん読まないでしょう。”
自分は言った。共産主義-。色々なことを思う。-

 

-のたどり着いた末路のように見えた。金をもらっていたから、
問題を問題として口にすることができない。

金がかかるから、人を逃がせない。金が欲しいから、
原発をやめられない。金を生んでくれるから、原発に頼る。

金を稼ぎたいから、中抜きが層をつくる。金-。それはそうなのだが。-

 

-以前描いたように、同じ絵に1万の金を払うことをしぶる人間がいる一方で、
10万で買う人間がいる。30万の値をつける人間がいる。

絵本は、紙で出来ている。たかだが150円ほどの紙に
自分の色付けをして絵本にすると、500円で買う人間おり、
1000円でもいいと言い、金をおいてゆく人間が-

-がいる。その差額で、自分は福島へ行くことができる。
必要な医療を実施しようとしている医療機関に金を送ることができる。

金は、自分の個人ではじめた行動への具体的な支援の表現ということになる。
その支援を元に、制作を深めてゆくことができる。
これもまた、ひとつの金の在り方だった。-

 

-そして、自分は国が進めてきたことを批判的に表現しているのだが、
共産主義社会でそれは、可能なのか。

すべての労働行為に等しい金が分配されるのだとして、
どんな表現に個人の賛同むかうのか、

自分の色に人間がどう反応するのかが自分のおおきな興味としてある。
生きている醍醐味ともいえる。-

 

-その賛同は国籍は問わない。そんな自由な在り方が、共産主義であり得るのか-。
”、、、絵描きというのは、共産主義社会でどう扱われるんですか。”
自分は言った。

すべての労働にひとしく金が分配されるんでしょう。
絵描きもその描いている内容はべつに、一律、なんですか。”「、、、。」-

 

-中核派の男は答えられなかった。

(人間はなにかを生み出せる。そのことが土台から頭にないぞ-)自分は思った。

(なにかに反対する、反抗するだけが人間のできる全てじゃないぞ-)
それは憤りに近かった。しかし言葉には出さない。

こどもの被曝に対して適切な医療をもちこんだのは彼らだったから。-

 

-訪れたという。これは翌日の診療所報告会のうちあげの席で聞いたことだが、
かつては米国が規制した被曝医療を行ったかどでレッドパージにあい、
職を追われ肥田医師は、共産党に属する枢要な医師たちに直接会って、
彼らの被曝に対する考え方を見直すように説得したのだという。-

 

-90を超えたお年でそれができるというのも介護職で働いている自分からすると、
ちょっと驚愕してしまうのだが喫茶店でさしむかいになり、
数時間説得したのだという。

 

 ※次回に続く

 2016/11/8(火)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】国という組織の一員として感覚も麻痺していたかも。刑事的には「有印私文書偽造・同行使、詐欺罪」が成立 ※20回目の紹介

2016-11-07 21:59:06 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。20回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

----------------

**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P55~

(前回からの続き)

 最初に偽造した際、なるべく様々なペンで書いた方が自然だとの指示を受け、万年筆やサインペン、ボールペンなどで書き分けるようにしていたのです。印鑑も2から3種類を使っていました。

 法の番人たる検察庁において、このような不正が公然と行われていた訳ですが、私自身、罪悪感のかけらもなかったように思います。これらの行為が表沙汰になれば明らかな犯罪行為であり、失職も覚悟しなければならない筈なのですが、国という組織の中に組み込まれた一員として感覚も麻痺していたかも知れません。刑事的には「有印私文書偽造・同行使、詐欺罪」が成立します。

 ともかく調査活動費の不正流用が「犯罪」との認識はありました。私に領収書の偽造を依頼した上司等も同様だったと思います。

 今回、大阪高検公安部長が逮捕された一件でクローズアップされた「調査活動費」が不正に流用されていたことは、まぎれもない事実であり、関係資料と共に国民の皆様に公表していただければ幸いです。もちろん、私自身が関わったことについても、深くお詫び申しあげなければなりません。

 もちろん、私は高橋氏と面識も何もまったくない。私の逮捕直後に発売された「週刊文春」(14年5月30日号)が高橋氏の証言をもとにスクープ記事を掲載した。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』は、

2016/11/8(火)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


11月6日(日)のつぶやき

2016-11-07 02:25:32 | つぶやき

11月5日(土)のつぶやき

2016-11-06 02:26:32 | つぶやき

11月4日(金)のつぶやき

2016-11-05 02:26:22 | つぶやき

【フクシマ見聞録】五輪に準備する金、全部被災地に回すべきだと思う。だっておかしいだろう ※27回目の紹介

2016-11-04 22:06:38 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。27回目の紹介

【フクシマ見聞録】

五輪に準備する金、全部被災地に回すべきだと思う。だっておかしいだろう

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月01日のツイートから

福島行-そのホテルの一階は奥行が広くとられていて、
真ん中に黒い柵が置かれ禁煙と喫煙に分けられている。

ドリンクバーがあり、安い金を払うと
デザートも含め意外に色々と頼めるのだった。

午後の2時を回ったところで閑散としていた。

コーヒーを持ってきてさしむかいになると男は言った。-

 

-「またいろいろと話しているうちに忘れちゃうといけないから、
これ渡しておきますわ。」一枚の紙をさしだした。

日比谷で大規模な労働者集会があるというのだった。

「この日はけっこう世界から労働者団体のひとが来るんです。

ドイツ、アメリカ、韓国、。ここで絵本を外国の人に渡せると思うんで-

 

-「来て欲しいなと思ってね。11月の3日は空いてますか」

”、、、”自分は言葉を出さなかった。

”、、、時間がないんです。今、自分は働いて、
休みは福島にゆくことを繰り返しています。

そこで聞いたことを、文章で書いています。
仕事のある日も休憩中に自転車を走らせて、喫茶店で書いている。-

 

-”一時間で、なかなか文章が出てこないときは
飯を食うことを忘れてしまうこともあります。

-絵を描く時間がとれないような状況です。

ずっと描きたいと思っていることがあって、
それは福島の色々なひとの姿をもとにしたものなのですが、
なかなか進めることができていません。-

 

-”世の中に、多くの問題が個別にあることはわかります。

その一つ一つが、問題であることも感じています。
ですが、そのすべてに自分が深入りすることは、時間的にきびしいのです。

自分は多くのことはできない人間です。
福島のことを知ること、それをなんらかの形で表現すること。-

 

-”これだけでも、すでに自分には手一杯なのです。

生きているうちに、なにか一つのことと向き合い、形にすることができればいい。

多くのことに深入りしてしまうと、結局、自分は何一つ、
しっかりとしたものは造れないと思うんです。

問題があること、そこに対して苦闘している方がいることは理解-

 

-”しています。ですが、自分は絵を描く人間です。

ここのことを、どうか理解していただきたい。”自分は率直なところを言った。

「-問題はすべてつながっていると思うんですがね。」彼は承服できかねる様子だった。

”以前、やはり中核派の女性に、自分の職場にも労働組合を作ることを-

 

-”勧められたことがありました。介護ですね。

でも、現実として介護の資格を与える講座で現実を知っている講師ほど、
おかしいと思ったらすぐ辞めて別の場所を探したほうがいい、ということを言います。

介護事務所が乱立し、あらゆる意味で質悪な運営をしている場所があるんです。-

 

-”小さな事務所だったりする。体力的にもきつい仕事です。

そこに組合を作り、とどまり続けることが、その人間の一生にプラスになるのかというと、
自分にも疑問に思う。そして、これも繰り返しのようになりますが、

自分はあらゆる制作上の制約から離れて、絵を描くために、介護で働いてきました-

 

-”空いている時間ができるならば、組合をつくり運営することよりも、
自分は絵を描く方に割きたいのです。理解していただけますか。

そうして描いた絵を通じて、自分は多くの方に知り合うことができました。

”言葉としてはそんなことを言ったが、基本的には吐きたくない言葉だった。-

 

-人間、みな同じ-。そうだろうか。同じように行動することが果たして、いいのだろうか。

ひとつの色に染めてしまうことは、その貴重な個の色を潰すことになる。

少なくとも、おれは、おまえの色を潰すことはしなかった。そのことに、気づいているのか-。-

 

-金に興味がもてなかった。欲しい物もなかった。
自分が生まれた必然も感じたことはなかった。

さしたる長所もなく、自分がいる意味もわからなかった。

人間の群れの中、ひとり妖怪がまじりこんでバレずに
日を過ごしているような強烈な違和感ばかりがあった。

父がオウム事件のすこし前に-

 

-車で通りすがった上九一色村のサティアンから
漏れてきた気体を吸い込んで意識を喪った日に、
ひとり自分は錠剤を飲んで死のうとしていた。

馬鹿なのでそれで死ぬことはないのだが当時の自分はそれも知らなかった。

一昼夜意識を喪い、意図外にも意識を回復してはじめに思ったことは-

 

-”バンドがしたい-。”ということ、それと”絵を描きたい-。

”要するに、ただ自分の色だけで人と交通したかった。

自分の所属するすべての属性から離れて、自分の色だけで分かり合える人間と交通がしたかった。

だから、自分にとって色というと、それは自分のかなり深いところに根ざした言葉になる-

 

-そんな意味での自分が作ったものに、やはり唯ひとりの感性として向き合ってほしい。

ある団体を支援する目的が混じっていようと、属性からの目でしか見ることができないのならば、
例えばその絵の質は見えていないことになる。

絵を描く人間からすると、そこでも個人である、ということが基調になる。-

 

-団結することが必要な場面はあるだろう。しかしそれも個々人の出来(しゅったい)と、
おのおののやり方、リズムがある。それを尊重しない限り、世にある問題は別にして、

一つのリズムになじむ人間にしか参加できないものになってゆく。
ひろがりとは真逆になってゆく。それで、いいのか。-

 

-絵を描くことをはじめて世の中を見回してみると、流行は別にして自分を含めた
2000年代のはじめの日本人が直面している生存に直結するようなところから造られている芸術が
こと日本には欠けているように見えた。

(自分ひとりくらいいてもいいだろう)そんな気持ちで絵を描いていた。-

 

-自分の過ぎ去った分身にむけて、また自分の父親が子供だった頃にむけて描いていた。

妖怪のように自分を思いなしている自分と同じような不器用で人間に向けて描いていた。

3.11後、芸術からそんな場所に光をあてる自分よりも優秀な人間が
出てくるだろうと思って見ていたが、そうならなかった。-

 

-学校の教室で、年端もゆかぬ女の児童が、教師に給食を食うように言われている。

おろかな教師が、毒とわかっていながら、食わせる。疑いもなく、児童が食う。

毒とわかっていながら。見たはずもない光景が、2011年の9月に向かった長野への
墓参りの車の中で鮮明な映像で自分の中で展開した。-

 

-むごさに、涙がでてきた。後部座席に一人自分はいて、
自分は家族にばれないようにして泣いていた。(また誰も、描かないんだな-)

自分はそうして今道端に晒している絵を描き始めた。幻視した少女を、真ん中に描いた。

「我々の政治的な立場としてですね」自分がそうして自分の手を見つめていると-

 

-男が言った。「ここにも挙げてあるように、反帝国主義。反スターリン主義。」
その言葉は自分には遠く聞こえた。-

 

無主物放浪-今日は新宿へ向かった。陽の当たり方が重要で、
高島屋口の正面においてみると日陰になり、目も留められない。

西日のさす場所へ移動すると、劇的な反応はないが、絵に目をむける人間の数は増え、
ぽつぽつと話し込んだ。自分としては新宿をゆく人間に聞いてみたいことがあった。

 

-”今まで100万人に一人といわれたこどもの喉の癌が、もう44人でてる。

知ってるか。べつにあやしい話をするわけじゃない、知ってるかどうか教えてくれ”

自分はある程度絵に目を留める人間に時にはおいすがるようにして聞いた。
30人くらいだろうか、聞いた者のうち誰一人知らなかった。

 

-一見してインド人風のニュージーランドから男が、つたない自分の英語の説明を聞き、
”この絵本やるから読んでくれ。福島でおきてることが書かれてる。

持って帰ってニュージーランドのともだちにもみせろ”と渡すと、丹念に読みはじめた。
読むと「買うよ」言った。

 

-”いいのか。”「寄付になるんだろう、500円なんだろ、買うよ」

”ああそうだよ”「買う」言い金を渡した。「おまえ、いいことしてると思うよ。がんばれよ」

手を差し出し、握ると聞いて来る。「ところで、五輪は必要だと思うか」
”いらんよ。五輪に準備する金、全部被災地

 

-”被曝地に回すべきだと思う。”「そうか。」男は笑った。”
だっておかしいだろう、チェルノブイリと近いような事故が起きてるんだぜ、今もだ。

ここ歩いてる人間に聞いたけど、誰一人、こどもの喉の癌が増えてること知らない。

だから、こうやって道端に絵を置いて話してるんだ”言うと、
「そうか、がんばれよ」去って行った。他、いくつか出会いがあった。

 

 ※次回に続く

 2016/11/7(月)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】私が偽造した領収証は一度に30通から50通。庶務課長や事務局長に依頼されて領収証を偽造 ※19回目の紹介

2016-11-04 22:00:00 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。19回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

----------------

**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P54~

(前回からの続き)

 例えば、庶務課長が「高級クラブ」からの請求書でぼやいていることも耳にしておりました。高検の検事が、会議の懇親会の2次会として行ったものを、庶務課長がやりくりしていたのです。実際、庶務課長から領収証の偽造を頼まれたときに、「調査活動費を流用して、庶務課長がプール金を管理している」ことや「そのプール金が正式な支出として認められないようなものに費消されている」ことなどを教えられました。

(中略)(調査活動費は)本来、公安関係の情報収集などに使われるべきものだと聞きました。ところが、そのような活動実態は皆無でした。つまり、調査活動費はすべてが不正流用に回されており、その際、書類の形式を整えるために、領収証の偽造が行われていたのです。

 私が領収証に記載するように命じられた氏名は「高橋正彦」でした。私にとてはまったく見ず知らずの人物でした。その人物が一体どこのどんな人物だったのか、今となっては全くわかりません。私が領収証の記載をする部分は、「高橋正彦」という氏名だけでした。当時書き損じた領収書の実物と、名前を忘れないようにとっておいて領収証を持っています。

 このように、高検庶務課時代に領収証の偽造をしたのを手始めに、私が記憶しているだけで、仙台地検証拠品係長時代・古川支部勤務時代・古川支部勤務時代・米沢区検察庁時代にそれぞれ高検の庶務課長や事務局長に依頼されて領収証を偽造しました。(中略)私が偽造した領収証は一度に30通から50通はありました。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』は、

2016/11/7(月)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


11月3日(木)のつぶやき

2016-11-04 02:26:42 | つぶやき

11月2日(水)のつぶやき

2016-11-03 02:28:08 | つぶやき

【フクシマ見聞録】3.11後、彼は日本政府がとったあまりにも統制的な被曝対応に憤り ※26回目の紹介

2016-11-02 22:05:00 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。26回目の紹介

【フクシマ見聞録】

3.11後、彼は日本政府がとったあまりにも統制的な被曝対応に憤り

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年10月31日のツイートから

福島行-主催の闊達な女性がやってくる。

今日はどうもありがとうございました。大変な状況のなか、
貴重な活動をされていると思います。

安心して食べられる、というのはほんとうにいいものだと確認しました。

自分は声をかけた。「もう帰るのかい」女性は言った。「ええ。-

 

-”実は、自分はこんなものを作っています”絵本を差し出す。

福島で、たまたま伺った被害を、自分で実際に確かめたものを
キャラクターにして描いています。そして、東京で話して伝えているんです。

この本の後半には、福島市の一般人女性の証言が匿名で書かれています”

女性は「そうですか」言う。-

 

-”この絵本の売上は、その福島市の女性が必要としている
ふくしま共同診療所へ寄付することにしています。

それは自分の気持ちとしてでもあるんですが、政治的な問題で
ここはいろいろと言われていますね。

自分は、政治的には何の組織にも所属していません。
ただその診療所が必要なことを-

 

-”していると思ってやっているんです。その必要なことを、
銀河のほとりさんもされていると感じています。

いずれ、-これは実現するかはわかりませんが、福島市、他の市の現状を
伝える絵本も制作してゆきたいと思っているのです。

それぞれの市の活動で、金が必要なところに絵本を通じて金を回して-

 

-”ゆければと思い、あちこち足を運んで話を聞いています。

また、こちらへ伺って色々と話を聞かせていただけませんでしょうか”

自分が言うと女性は「どうぞどうぞ。」気さくに言った。

”ありがとうございます。-それで昨日の郡山駅前行動で聞いたのですが、
先天異常が出ている、と聞きました”-

 

-”このあたりは、ここでも聞かれることなのでしょうか”自分は聞いた。

「-ぽつぽつそういう話を聞きますね。私たちもあちこちでお母さん達に
話を聞いたりするんですけど、最近、ここ(須賀川市)はないんですけど、
郡山の方で。」女性は言った。”そうですか。匿名でもかまわないんです。-

 

-”ただ実際になにが起きてるのか、東京の人間は、私もそうですが、
ほとんど知らないんです。3.11が何をもたらしたのか、わからない。

むずかしい問題ですが。ぜひ、また話を聞かせてください。”

「わかりました。」女性は言った。その挨拶を潮に、じぶんはその場所を辞した。-

 

-車に乗ると、携帯に着信が入っていた。中核派の男の番号だった。

関西に住むその男は久しく福島に来ておらず、翌日に控えていた
ふくしま共同診療所報告会の半年を経過した段階での報告会に
参加するのだと言っていた。

自分とあって話をしたい、と言っていた。
自分が以前つぶやきに書いた-

 

-中核派なる組織の性格について、あらためて説明したいのだと言う。

電話をかけると郡山に着いた、と言った。

自分は今須賀川にいることを伝え、郡山駅前で落ち合うことにした。

30分ほど車を走らせ、レンタカー屋に車を戻し電話をかけると、
しばらくして男が現れた。-

 

-「いやあ久しぶりですね」彼は言った。

「しばらく来てなかったんですが、なんていうか、
3.11後すぐは毎月のように福島に来てたんですが、福島の空気を吸いたい、
と思ってたんです。

べつに何をするというのもでないんですが。
それを言ったら福島市のひとから怒られましたよ。」-

 

-きさくに言った。「車返したんですか」

”ええ、必要な場所でのやりとりは一応終えたのでね”

「どこかへ行きたいな。」”どこか”

彼は郡山界隈の場所を自分に話す。

どれも行き、その場所の性格を把握した場所だった。

代案で出してくる場所は、あまりにも遠かった。
自分は色よい顔を終始見せなかった-

 

-そこは郡山だった。前述したような中核派をめぐる立ち位置に関して言えば、
福島市とはちがう。異教徒としてくくられてしまう場所だった。

加えて、彼は公安警察がまるで競馬のパドックをのぞくように
蝟集していた労働集会で、自分に「おれの10mあとをついてきてください。」
と言った男だった。-

 

-顔を覚えられているのだった。慎重にならざるを得ない。
自分は彼との同行を最低限にとどめたかった。

三角形の頂点にいて、ただ被曝診療というキーワードで
彼と通じている危うさを感じる。危うさ-。

この少し前、ある男性からの転送メールが自分のもとに届いた。
同じ危うさに直面した困窮が-

 

-書かれていた。以前のつぶやきに登場したこの男性は、ドイツに住んでいた。

ドイツで環境問題について活動されていた。

3.11後、彼は日本政府がとったあまりにも統制的な被曝対応に憤り、
またその中でほぼ唯一良心的な被曝診療を行うことを
目的としたふくしま共同診療所の必要性を-

 

-感じ、ドイツ、オーストリア、フランス、スイスで講演を行い、
自分と同じように診療所への資金カンパを求めていた。

欧州からのまとまった額のカンパを集め、さらにその支援を求める講演会を
リトアニアなどに足を広げて行うと息巻いていたのだった。

自分の絵本を手に取り、いたく感動した彼は-

 

-その欧州講演で自分の絵を紹介するのだと言ってくれていた。

その男性が困窮のメールをよこした。いわく、ドイツ国内で
日本各地で展開されている被曝防護団体の出自が議論され、
日本で過激派として認定され、

共産主義団体でもある中核派がからむ診療所に対する
不審の念が興っているのだ、という。-

 

-自分はあらゆる政治団体とは離れて、ただ現在に
必要なことをしている場所に力を貸したいだけだ。

過激派とくくられているような暴力団体ではないことを弁明して欲しい、
とメールに書いてあった。

被曝防護と、政治。彼もまた、三角形の頂点に危うく立った状態で、
交通していたのだった。-

 

-このままでは講演ができない、懇願するような
そのメールに対しての応答もこちらに流れてきて、
そこには困窮した彼を納得させることは書かれていなかった。

中核派の男とホテルの喫茶店に入る。

入口から奥の喫煙席には自分と彼以外、誰もいなかった。-

 

 ※次回に続く

 2016/11/3(木)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】庶務課長は私に「絶対に秘密は守るように」と念を押して領収証の偽造を依頼してきた ※18回目の紹介

2016-11-02 22:00:01 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。18回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P53~

(前回からの続き)

 しかし、どんなに声を大にしてその不当性を叫んでも、それは刑事被告人たる立場においては、報道も傍聴席もあくまで自己弁護程度にしか受け止めていないようだった。

 一方、本件訴訟については、私は、検察の裏ガネ作りを自ら経験したものとして証言をして、仙台市民オンブズマンの人たちから、重要証人としての位置づけがなされていた。そして法廷で直接体験した事実を約3時間にわたり率直に証言し、高い評価を得たのだ。その中身は初公判の発言とまったく変わっていないのにである。

 それはさておき前出の高橋氏は、その際に裁判所に提出して陳述書に添付した「告白メモ」の中で次のように述べている。

<本年4月22日、新聞で大阪高検の公安部長が逮捕されたことを知りました。さらにその検事が「調査活動費」のことを内部告発する矢先の逮捕だったことも知ったのです。新聞の全体的な印象としては、口封じ的な逮捕を思わせるような記事だと感じました>

<私が「調査活動費」の存在を知ったのは、高等検察庁に勤務するようになってからのことであり、当時の庶務課長から依頼されて、領収書を偽造したことが始まりです。

 当時、庶務課長は私に対して「信頼している者にしか頼めない。絶対に秘密は守るようにと念を押して領収証の偽造を依頼してきました。そのころは高等検察庁の庶務課に配属されて一年以上経っておりましたから、ある程度の事情は認識していたのです。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』は、

2016/11/3(木)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」