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原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

【フクシマ見聞録】通りすがりの人間に話しかけることは、たやすいことではない。逃げたい ※34回目の紹介

2016-11-16 22:18:01 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。34回目の紹介

【フクシマ見聞録】

通りすがりの人間に話しかけることは、たやすいことではない。逃げたい

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月12日のツイートから


福島行-2020年の五輪が東京に決まった翌朝、郡山駅前は曇天、
小雨がときおりまじっていた。

朝九時過ぎの、仕事や所要であちこちへ向かう人間がいるなか、
アフリカ系のアスリートのような雰囲気の女性が、
むこうから歩いてくる。

自分はその前に新幹線の切符だけは買っておこうと駅の正面口わき-

 

-から構内に入ろうとすると、やはり五輪決定についての通りすがる
一般人の思いを拾うのであろうテレビ局のクルーが、
カメラを準備し、アナウンサー役の女がマイクを持っていた。

切符を買い、自分は喫煙所で煙草を吸い始めた。

気持ちをまとめる時間が必要だった。

たった一人でなんのメディアでもないー

 

-自分が、通りすがりの人間に話しかけることは、
自分にはいつもいつもたやすいことではない。逃げたい-。

こんなことをせずに。

お互い、なんの交渉もなく、接触ももたず、不信の目で見られることもなく、
ただ、過ぎ行きてゆきたい。

そうしていつもいつも土壇場ではゆれてしまう自分を処理する。-

 

-直接、確かめたい。自分はとなりで煙草を吸っている勤め人に、ふいに聞いた。

”昨日、2020年五輪が東京に決まりましたね、どうお感じなりますか”

聞かれると、50代とおぼしきその勤め人は言った。

「ああ、決まったんですか。知らなかったですね。(笑う)いいとは思います。」-

 

-この同じ問いを、年齢も性別もばらばらに聞いていった。

答えることもなく面倒をさけるようにして避ける者も多くあったのだが、
手元の記録を確認すると17名の通行人の声が残っている。

退屈かもしれないが、残された言葉を書いてゆく。-

 

-。「(中年50代後半の女)よかったんでねえ。

聞いてたらだめかもなあなんて聞いてたんけど、よかったと思うよ」

「(勤め人40代か) よかったんじゃないですか。外国でやるよりかは、、、。」

「(別の勤め人50代か) 決まったの?
あんなの作ったってだめだよ金かかるばっかりで。-

 

-「長野冬季五輪の施設だって五輪終わったら金ばっかかかっちゃって、
維持費だって馬鹿になんねえよ。こしらえるのはいいけど、
こっちに回ってこないでしょう。」

「(女性30代か)決まってほしくなかったです。原発の問題もあって、
ここだって安全とは言えないのに、使う方向まちがってると思う」-

 

-「(勤め人男50代後半か)
昔の東京五輪の時、小さかったからあんまり分からなかったんで、、、
生きているうちにもう一度見れる、ていうのはいいんじゃないかと思ってます。

、、、(間)その前までに、なんとか原発、、、
収束して欲しいとは思ってるんですけどね。」-

 

-「(30代女性勤め人か) あんまり興味がないというか、、、。

こっちと関係ない話だと思うんで、、。見に行くかどうかもわからないし、。

テレビでは見るとは思いますけど、って感じですね。」

「(30代男)あんまり興味がない。、そんなに儲かるんですかね。
っていうかきれいにしようっていうの-

 

-「がいや。なんかきれいきれいにしてこうとしているじゃないですか。
それがいや。あ、でも自国開催だとメダルは多くなるんですかね」

「(学生服姿の高校生) よかったと思います。被災した方たちにとってなんていうか、、
楽しめるような、、、心のためにもいいんじゃないかと思います。」-

 

-「(30代男) 決まったこともしらなかった。ま、、、いいんじゃないですか。」

「(女子高生) 、、、わからない」

「(20代男) うれしいですね。」

「(女子高生二人組) (はにかんで)わからないです」

「(べつの二人連れの女子高生) (やはりはにかんで)とくに。(感想がない)」-

 

-ここまで聞くと、曇天だった空から大粒の雨が降ってきた。
自分はひきつづき話を聞いていった。-

 

 ※次回に続く

 2016/11/17(木)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】裏ガネ作りは検察内部では公知の事実だった ※26回目の紹介

2016-11-16 22:00:56 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。26回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

4 告発を決意した理由 P72~

(前回からの続き)

 約1週間後の4月28日に小泉内閣が発足し、森山眞弓氏が法務大臣に就任した。そこで法務省は連休明けの5月7日までに新大臣に意見具申したが、これが認められず、加納氏に代わって入省年次が1つ下の宗像紀夫氏が高松高検検事長に就任した。

 5月7日の内示であった。宗像氏は20期で加納氏は19期である。

 これについては宗像氏自身が、

「本当はこんなに早くなる予定じゃなかったんだ」

と周囲に漏らしているほど、変則的な人事だった。いずれにしても、森山新大臣は高村大臣からの引継ぎの段階で、加納氏に対する告発事件が真っクロであることを知ったはずだ。もしシロだと思ったならば、法務省からの上申を先送りする必要はないからだ。裏ガネ作りは検察内部では公知の事実だったのだ。

 とりあえず加納氏の検事長就任は見送られたが、告発を受理した高松高検は捜査を始める気配を見せなかった。そこで同年5月11日には、加納氏が神戸地検検事正だった当時の裏ガネ作りについても最高検に告発した。こんどは最高検から大阪高検にまわされた。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(告白を決意した理由)は、

2016/11/17(木)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


11月15日(火)のつぶやき

2016-11-16 02:28:21 | つぶやき