警戒区域、最大値は139マイクロシーベルト 国の調査
国の原子力被災者生活支援チームは1日、東京電力福島第一原発事故による警戒区域と計画的避難区域にある約2700地点の放射線量を公表した。最も高かったのは原発から南西約1キロの大熊町夫沢で、毎時139マイクロシーベルトに達した。北西方向に高線量の地域が広がる傾向はこれまでと変わらなかった。
9市町村にまたがる原発から20キロ圏内の警戒区域と、その外側の計画的避難区域について、7月4日~8月20日に2696地点で放射線量を測定した。
警戒区域での地上1メートルの最高値は、原発から南西約1キロの大熊町夫沢の毎時139マイクロシーベルト。地上1センチでは、西約4キロにある双葉町松迫(まつざく)の毎時368マイクロシーベルトにのぼった。一方、原発から北側の海岸沿いでは2~3キロ離れた段階で、毎時1マイクロシーベルト以下になる傾向があった。
(asahi.com 2011年9月1日)
http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY201109010606.html?ref=recc