原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

東電、電気料金に上乗せ 保養所維持管理費 高利子の財形貯蓄

2011-12-20 12:53:42 | 未分類

東電、電気料金に上乗せ 保養所維持管理費 高利子の財形貯蓄

 

東京電力が、保養所や接待施設の維持管理費、年8・5%もの利子が付く財形貯蓄などさまざまな社員優遇に必要な費用を、電気料金を決める際の原価に算入し、電気料金で回収していたことが本紙の調査で分かった。こうした事実を東電も認めている。東電の手厚い福利厚生は、電力会社を選ぶことができない消費者の負担によって維持されてきたことになる。

(略)

発電とは無関係のものが費用計上されていると新たに判明したのは、ハード面では静岡県熱海市など各地にある保養所や社員専用の飲食施設、PR施設などの維持管理費。

 ソフト面では、財形貯蓄の高金利、社内のサークル活動費、一般企業より大幅に高い自社株を買う社員への補助、健康保険料の会社負担など。

 福島第一原発事故を受け、東電の電力料金引き上げが検討される中、経産省の有識者会議は、手厚い福利厚生費用を電力料金に転嫁することを問題視している。燃料費などに比べれば金額は小さいが、不透明な部分はなくすため、原価から除外させる方向で議論を進める見通しだ。東電自身も保養所の廃止や福利厚生の縮小などを決めている。

 東電は原価に計上してきた事実を認めた上で、「(電気料金を決める)経産省の省令に基づいて、福利厚生の費用は過去の実績や社内計画に基づき適切に原価に算入してきた」とコメントしている。

(東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011122090070717.html


セシウム、米ぬかは8倍に上昇 玄米に比べ

2011-12-20 12:52:32 | 未分類

セシウム、米ぬかは8倍に上昇 玄米に比べ

農林水産省は19日、精米後に出る米ぬかの放射性セシウム濃度が、精米前の玄米に比べて8倍に上昇するとの推計結果を発表した。1キログラム当たり20ベクレルの玄米を精米した場合、米ぬかのセシウムは8倍の同160ベクレルになるという。

 米ぬかの暫定基準値は食品に使う場合は500ベクレル以下のため、玄米段階で62・5ベクレル以上検出されると食品として使えなくなる計算だ。

 農水省は同日付で食品関連の業界団体や都道府県に通知。米ぬかを使った食品や肥料、飼料の濃度が政府の暫定基準値を超えないよう業者に管理の徹底を求める。

(東京新聞 2011年12月19日)