台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 阿里山神社

2008-11-16 00:40:51 | 台南州
東北アジア最高峰の玉山(海抜3,952メートル)の支峰としての阿里山は海抜2,200メートル級に属する。嘉義から阿里山に向かうのは、時間があれば3時間半をかけて標高2,274メートルの阿里山・沼平駅までの走行距離約70kmのトロッコ電車をお薦めする。
阿里山神社は現在の香林中学校のすぐ傍の孫文を称える記念碑に変っている。光復以降、この場所には香林小学校が建てられたが、地震で校舎が崩壊したため、現在の受鎮宮の前に建て替えられた。香林中学校はその後に香林小学校の跡地に建てられた。
写真奥が孫文の記念碑であり神社本殿のあった場所である。左は千歳檜(日本統治時代は萬歳檜と呼ばれた)である。
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台南州 東石神社

2008-11-16 00:35:43 | 台南州
芸術公園前の大鳥居および本殿前の鳥居は当時の鳥居柱の上から改修処理されているため真新しくなっている。本殿跡には「神社遺跡」と書かれており、当時の尊厳さと優雅さを思わずにはいられない。石燈籠こそは残されていないが本殿前の一対の狛犬は完全な形で残っている。狛犬の石台には「昭和11年9月吉日 郡下聯合保甲」と刻まれている。
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台南州 北港神社

2008-11-16 00:28:45 | 台南州
現在の北港遊泳池に北港神社はあった。幸いにも遊泳池に向かう路の交差点には一見見過ごしてしまう様な日本統治時代の鳥居の遺跡が残っており、間違いなくこの場所に神社が建立されたことを証明する遊泳池の裏側には数本の杉の木が聳え立っており、これまた神社の名残を伝えるものである。
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