「世界中の大人たちが、白亜にパンツ脱いでほしいと思っているのである」汐留白亜は天才である。
彼女のひらめきが生み出す論文や数式が、企業の技術革新を促し、世界経済を動かしているといって過言ではない。
しかし、今日の白亜はパンツを脱がない。
計算に夢中になると、いつの間にか素っ裸になってしまう白亜だが、公人たちが一泊旅行の遠足で庶民ランドに出かけて不在になって以来……。
もう、白亜を主人公にしてしまえば良いと思うよ。メインヒロインでも可。
前巻ほどのインパクトはないけれど、面白かったです。ただ、無理やりっぽい26話構成の章立てがイラっときました。超短編は好きだけれど、この26話に意味ないですよね（既に断片がこぼれ落ちているし……）。これくらい細かくしないと読み切れないくらい、読者層の平均的な読書レベルが落ちているとは思いたくないですが。
むしろシチュエーションが固まり、キャラクターが確立した今こそ、ルーチンな学校の話の枠を逸脱して、あれこれやってみて欲しいものです。
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