
真実はどうであれ、周囲がどう見るかで個人の出処進退まで決まってしまうとアレクシア・マコンの言葉。
気の狂ったゴーストがもたらした女王暗殺計画の情報。
その信憑性は確認できないまま、最悪の事態に備えてアレクシアは捜査を進めるのだが、それはアレクシアの父親の過去、ウールジー人狼団の過去の醜聞をも暴き出すものとなり……。
臨月の貴族の奥方が、メイドのコスプレをして、万能パラソルを片手に殺人ヤマアラシや巨大怪獣相手に戦うヴィクトリアン活劇の第4弾。
あれだけ手当たり次第にシッチャカメッチャカかき回しておいて、最後はちゃんと各勢力のバランスをとりつつ合意がとれるラインに調整してしまうなんて、さすが陰の議長、素晴らしいネゴシエイターぶりです。
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