頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

足尾荒廃地UAV空撮

2022-11-01 16:55:58 | 旅行
営林署時代から日光線には何度もお世話になったが、東武動物公園から群馬方面へ向かうのは初めて。東武線車両の更新が進んではいないようだ。



あ、リバティ号は新しい。



むき出し



Ashio Devastated Zone Today.
30年以上前の小生の現場は今日こうなっている。




30年前の写真との対比から、担当していた現場施工地を特定できた感じです。1200m付近なので今回UAVでは届かなかったようです。でっぱりの崖(ジャンダルム)の手前の沢を上った緩斜面です。すでに成林しています。現場へのアクセスは伊勢沢(堰堤の入った谷)から登山。





日射が弱く、比較的低空でダム奥まで入った初日の仁田元の赤外動画が、大型動物の探索に使えそう。シカも鳴いていたし、久蔵よりは植生が若いので林床が見えやすい。

今回の通信途絶事故(7分間)の原因可能性を2つ考えました。
1)RTH(自動帰還)設定高度40mが低すぎて、山腹斜面衝突を避けようとホバリングに入った。
2)最長飛行距離設定の2500mが短すぎて、1250m飛んだ時点で帰還しようという判断が働いた。
機体高度は対地高度の意味ではなく、あくまで出発点との気圧差で決まる計算高度なので、傾斜の急な山間部では高度なスキルが必要。
また、RTHにおいては離陸点へまっすぐ戻るので、行きに迂回した山にはぶつかるしかなく、衝突回避でホバリングに入った可能性もある。
実際直前に松木では連続4km近く飛んでいるので、2500m制限は無効だったかもしれない。それとも離陸点からの最遠距離2500mという意味かも。

箸一膳出すのに何十分かかっとんねん
バイトクビ


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