頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

数Iが一番難しい(高校数学)

2024-09-05 10:02:53 | 日記
数学の入試問題で一番難しくなってしまうのは数Iではないだろうか、とずっと考えていた。定期試験や模試の成績を見ても、数III=数IIB>数Iではないかと思う。とくに幾何(図形の証明)や整数論は、気が付くかどうか、センスがないと解けない現代国語みたいなところがあるのではないか。その意味では、数III数IIBにその種の脅威を感じた記憶がない。共通一次レベルが完璧でも、記述の難問は青天井になりうると感じていた。しかし実際の対策時間を数I偏重にしていたわけではない。直前半年は数IIIの「大数」を必死にやってた痕跡があり、数IIBにもあまり時間をかけてなかった気がする。昨今、数学を先取り学習せよ、という言説が多すぎる気がする。先取りゼロの40年前はこうだった。行列が高校数学から消えたらしい。残った部分で問題が難化したっていうことなのか。大学の教養数学は、三行三列以上の行列と高次積分でスタート。演習をとればAが付くが、講義の試験はよくてB、演習とらないとCになる印象。入試がとても簡単に思えてしまった。行列に強ければ、陰解法の数値計算をバリバリやってたと思う。大学の計算機センターに、大規模行列で陰解法の計算をするアプリ(パッケージ)があったが、使いこなす勇気がなく、発散を我慢して無理やり陽解法に逃げていた。実際気象学で陰解法ばかりが使われているわけではないけど。
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