光と風の世界3

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BFJO松田組ラストコンサート

2008-09-07 | BFJO2008

2008.9.6(sat) : 岡山市ルネスホールにて行われた第33回ワンビル・ジャズ・ブランチの感想など。写真をクリックすると4倍の拡大写真が出ます。

トップバッター京山中学の吹奏楽の音の柔らかさ、重厚さ、一生懸命な瞳に目を見張らされました。春に聴いた時も良くまとまってる印象でしたが、今回はリハーサルの時の音ならしで聴こえてきた、単に音階を吹くだけのことでも、音のハーモニーが素晴らしくて、陶然とした心地でした。

京山中の音出し

大編成の音の重なりは少人数のJazz Bandでは得がたい魅力ですね。

P9067822tm オープニングのご挨拶はEMANON MUSICの藤原さんと高砂高校ジャズバンド部顧問の米田先生が務められました。

2番目の曲は「夏の思い出」そう、あの水芭蕉で思い出される尾瀬の歌です。若かりし頃山の上でも歌った歌で、私にも色々思い出がありますが、懐かしい曲でした。

 

 

P9067827tm ステージ上手には沢山のバラの花などが飾られて、ステージに色を添えてました。

そして、その最後の演奏が「TAKUMI」(匠の意味)という曲で、私はその曲が使われてるテレビ番組「Before-After」は好きで見てたので確かにいい曲だと思ってましたが、演奏されたものはテレビから流れる演奏よりも何倍も素晴らしく感じます。テレビの音声もステレオにつないで聴くと相当いい音なんですが、そこまでして鑑賞してる人はまだ少数派でしょうか。いい演奏聴いて気持ちよくなりました。

P9067841tm 2番手の岡大Swing Society Jazz Orchestraの演奏時にはBFJOの出番が迫って、落ち着いて聞けなかったので、何だか感想を感じる前に終わってしまいました。でも私の好きなFancy PantsやIn a Mellow Toneをやってくれたので花マルをあげましょう(^^) Session Sambaという曲も、楽しい曲で客先からの手拍子が湧き上がりました。

休憩を挟んで3番手に登場したBFJO松田組が本日のメインバンドでした。

P9067846tm その休憩時の飲食物の豊富さがルネスホールでの楽しみでもあるんですが、今日は行列ができてたので、その楽しみを味わい損ねました。(^^;

受付脇には集合写真を花で飾ってあり、こういう細やかなセンスが私にはないものですから、感激して一枚撮らせて貰いました。ルネスホールには素晴らしいスタッフさんが集まってくるようですね。P9067792m

 

 

 

 

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ゲストのなかやすさんは新婚三日目だとかで、終始にこやかでした。BFJOメンバーと客席からのおめでとうコール・拍手に応えるなかやすさん

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P9067857rm ・松田組の演奏ですが、今日は最高でした。まとまりのいい音でした。ノリも良く、笑顔での演奏が見れていいところが沢山で、特に色々言われて(言ってた一人かも)ましたSaxのまとまりが良くて、これまで私が聴いた引退演奏の中でも最高の出来でしたよ。

 

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オーストラリア土産話で盛り上がる。

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途中、部長挨拶などやその後の最終曲前後のMCさんの涙で聴いてる側も感情をこらえるのが大変でした。アンコール二つの終わった後にも拍手が鳴り止まず、スタンディングで拍手する人もチラホラ出て、結局3つ目のアンコールまで演奏してくれました。

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最後にやったのが桜咲く春のルネスホールでオープニングに演奏した"High School Cadets"でした。

P9067903tm_2 半年も経ってないのに懐かしさを感じるのはなぜ・・・。(^^)

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P9067935tm P9067937tm P9067943m P9067949tm P9067950tm P9067953tm P9067958m P9067963tmIn The Stone (Maurice White)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・の曲もそれぞれに積み重ねてきた練習と調和と慣れと恐らくメンバーたちの気持ちがこもった、円熟味も感じるような演奏でした。

・曲は、こうやって改めて並べてみますと、くせのある曲も見事にものにされてます。良くここまで短期間に出来たものです。

 

1・ 1MC 

2・   I Mean You (Thelounious Monk)

3・  Pennsylvania 6-5000 (Jerry Grey)

   3MC

4・  For Lena And Lennie (Quincy Jones)

   4MC

5・  Softly As In a Morning Sunrise (Sigmmund Romberg)

  5MC

6・  Tickle Toe (Lester Young)

7・  Fables of Faubus (Charles Mingus)

  7MC

8・  What's Going On (Marvin Gaye)

8MC

   組長挨拶 活動を振り返って色んな思いが込み上げた感動のスピーチ

9・  The Jazz Police (Gordon Goodwin)

   9MC So very hard to goのリズムに乗ってMCが泣きます。泣かせます。想定外でした。(^^;

10・ So Very Hard To Go この曲は実にしんみり聴こえます。

   これ以後はアンコール演奏

11・ Rout 66 ゲストのなかやすさん、岡大SSJOの方も一緒に

12・ In The Mood & September mixed

13・ High School Cadets 1分以上も拍手が続いたのでもう終わりと思って片付けだしたらアンコールに応えてくれました。

お開き・・・ホールの外でIn The Moodなどでのお見送り演奏がされましたが、外はもう薄暗く人の顔も見えなくなる頃でしたが、このまま帰り難いのか足を止めて聞き入る人、踊りだす人ありで2重3重の人垣が出来ていました。

4曲目のFor Lena and Lennieのスローなバラードにはなかやすさんが参加されTbソロが入ってますが、ストレートとプランジャーのミュートを二つ組み合わせての甘い切ない(新婚の味?)演奏は味わい深いものでした。

番外編

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録音に関して、MICはRODE NT5, 録音機はKORG MR-1です。音量調整のみで、音質その他の調整は加えてません。マイクは客席後方の右よりに高さ2m越えの位置に立てたので、拍手の音は普段より小さくできました。マイクのLR音量バランスをいじってないので、左が弱く聴こえるようです。その辺もしっかりあわせないとダメですね。(反省~)

P9067813tm そのホールで聞こえた音を再現するのは、片手間の小さな録音機では限界を感じました。

会場の音の響きの豊かさに支えられた音の周波数のバランス・色艶と言えるかもしれませんが、そういうものは私のマイクや録音機のシステムでは再現できてません。会場で再生チェックしてみていやになるほどです。

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無論、これをイコライザーで周波数バランスを整えて(中音域を膨らませる?)やるとか再生機でイコライジングして特性の合ったスピーカーシステムを使えば増しになるかもしれませんが・・・ホントの音はその場で消えていってしまうんですね。そこにいないと味わえない音・・・それを強く感じた今回の演奏でした。ダイナミックレンジも足りないんでしょうか。少しでも良くしようとすると、イコライザーが欲しくなりますね。マイクの大きいものも(^^)・・・いずれにせよ片手間では出来ない相談で、結論言えば無理なんですが。いい演奏聞くと、もっといい音で残してあげられないかとついつい思うのです。

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P9067956tm なお、マイクは客席最後尾でしたが、ステージに対する立体感が物足りなくなりました。もっとステージに近い客席中央にマイクが立てられると一番いい音になるんでしょうね。それもできない相談ですが。

おまけとしてリハーサルの時の客席中央での録音がこちらです。⇒ ROUT66

ノイズが時々入ってるのはご愛嬌で

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