







四国88箇所霊場、第36番札所の青龍寺の寺伝によれば弘仁年間(810年~824年)に空海(弘法大師)に寄って開基されたとされる。入唐求法の遣唐使として中国の青龍寺の高僧・恵果和尚より真言密教の奥義を伝授された空海が帰国の折、有縁の地に至るように祈願して独鈷杵を東方に向かって投げた。空海は其の独鈷杵が此の山中の松の木に在ると感得し、嵯峨天皇に奏上。弘仁6年(815年)に恵果和尚を偲び、唐の青龍寺と同じ名の寺院を建立したという。此の寺の御本尊の「波切不動」は、空海が乗った遣唐使船が入唐時に暴風雨に遭った際に、不動明王が現れて剣で波を切って救ったといわれ、空海が其の時の姿を刻んだ物であると伝えられて居る。
私達が高知県内の札所を廻った11月18日は第35番札所までは天候の方は何途か時々の小雨状態で持ったが此の青龍寺辺りからは確りとした雨降り模様と成り写真の方は可也撮って来たが如何もハッキリとしない写真と成って仕舞って居る。