黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 継続の大事さ

2015年12月14日 22時08分38秒 | その他

 今年の正月明けから始めた英会話の勉強のレベル1を何とかクリヤー出来たと自己判定した。海外との交信にはラバースタンプのQSOと言えども少しは英語力が必要で有る。私は20代の初め頃より「DX QSO」に興味を持ち遣り始めたが英語力が無いので海外と交信すると言っても最初の方では他の局との交信を確りと聞いて相手の名前やQTH等の情報を保々全て確認してから呼掛けて通り一辺倒の事を一方的に送り其れが終ればファイナルを送り即座に引っ込むパターンを繰り返していた。


 しかし此のパターンのQSOを何年も繰り返して居るとやがて行き詰まりを感じ20代の半ばにはリンガフォンと言う英語教材を買求め(当時6万近くした教材)勉強を始めたが元々学生時代から英語は苦手で嫌いな科目だったので1ヶ月もしない内に嫌気がして長続きせずに中断し、其の後に時々に思い立っては再開して又中断を繰り返していた。しかし何十年の間、DX通信を遣って居ると通り一辺のQSOでは物足りなく成り自分でCQを出して相手の方から呼掛けて貰う交信形態を段々と遣ってみたく成った。元々私をDX通信に引き込んだ師匠は何時も酒が入ると「DXを遣るのならヨーロッパやアメリカ方面の局は此方から呼掛ける相手では無く呼ばせる相手だ」が自論で有った。私は其の師匠が現役時代にバリバリと海外の局と交信しているのを聞いた事は余り無いのだが世間の噂では可也遣って居たらしく其れを神の如く信じていた。


 海外との交信と成るとSSBモードよりはCWモードの方が簡単な設備で交信出来る確率が高いので学生中に電信級の資格は取得したが私は如何もモールス信号には馴染めずSSBモードでの運用に終始していた。そしてDX通信の世界にのめり込めばのめり込む程に英語の語学力の必要性を痛切に感じ過去に何十回と無く英会話を勉強しようと試みたが毎回短期間の内に挫折して仕舞い長続きする事は無かった。しかし今年の正月明けに趣味でヘリコプターの操縦免許を取る為にアメリカに行った事のある従兄弟が使って居た英会話の教材を貰い受け少し聞いて居たら以前に使用して居た教材よりは解り易かったので久振りに英会話の勉強をせねばと強く思う様に成り毎日聞く様に成ったが?勉強等とかしこまって始めると以前は中々長続きしなかったので偶々、同時期に始めて居た健康の為の散歩の時間帯を旨く利用する事に気付き実行する事にした。毎日の散歩で歩く距離は5~6Km位で其の所要時間は1時間程度掛かる。其の間は何もする事が無く歩くだけの単調な時間、其処で教材をデジタル・メディア・プレイヤーに録音し此れを聞きながら歩く事を実行する事にした。


 此れは思った以上に旨く行き、英会話の勉強をすると言うより英会話教材をBGM替わりに聞く感じで気軽に抵抗感も無く取組む事が出来て「三日坊主」の性格の私でも間も無く保々1年間続けた事に成る。憶える速度や効率は悪かったが語学勉強は繰り返しの継続が一番重要な事を実感した。此の教材では普通の人で約3ヶ月位で一段落が標準の様に書いて有ったが私の場合は4倍近い日数を要したが此れは個人の能力や年齢的な問題も有るので一概に判断する事は出来ず継続出来た事が一番大事と言う面では良かったと思って居る。このレベル段階ではアマチュア無線の交信に大きく貢献するとは思えないが何と無くQSO中の怖さは無く成って来て「恥をかきながらも如何にか成るだろう?」と思えるように成って来た。レベル2の教材は可也前から購入していたが中々先に進めなかったが来年からは漸くレベル2の教材に挑戦しようと考えて居るし何より1年間継続出来た事により少し面白く感じ始めたので今後も段々とレベルアップをしたいと思って居る。しかし此の教材はレベル5まで有るので中々先は見えないが漸く英会話のスタート点に立てた様な気がする。