黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

パソコンの修理依頼

2014年02月17日 15時13分58秒 | その他


 先日、私の知人を通じてパソコンの修理を頼まれた。私自身は何かと後々トラブルの有るパソコン修理には気が向かなかったが親しい人を通じての頼み事、後々の責任は持て無い事を条件に引き受けた。

 
 持ち込まれたパソコンはNECの可也以前のパソコン、多分何処かの店に修理に持ち込んだのだろうが?多分、買い替えか?修理部品の供給不可で修理不能で断られたのかは?容易に想像出来た。故障症状は[電源が入らず」で電源スイッチを押してもウンともスンとも言わず電源が入らない状態で私はケースを外して調べたら電源ユニットの故障は直ぐに解った。預かった段階で「新品の部品を手に入れる事は無理で中古の部品なら手に入れる事は可能かも解らないが責任は持てない」事を説明したが相手の方は「如何しても此のパソコンでないと都合が悪い問題が有るので是非御願いしたい」旨の連絡が返って来た。


 其のパソコンは形式は少し古かったが当時のNECのパソコンとしては代表的な型番、早速インターネットのオークションで電源ユニットを探すと共用出来る電源は沢山見付かったが出来る事なら純正の中古が良いと思い探したら2個程、同じ型番の電源ユニットを見付けて(流石に天下のNEC)安い方を1000円で購入した。


 届いた電源は異音も無く程度も良かったので安心し交換したらパソコンは正常に起動して息を吹返した。此の様な事を言うと叱られるがOSや処理能力は3世代前の物、今更の感は有るものの其の価値観は人其々・・・・私がメーカーのリペア・サービスマンに成った当時、諸先輩から「預かった修理品には其々の購入した人々の思いや価値観が有るので修理をするか?しないか?に関し現状を踏まえたアドバイスは良いが決して自分の価値観で結論をくれぐれも強要しない」様に教育された。


 部品代だけを戴き知人に渡したら後日、修理を依頼された御本人から御礼の電話が有り感謝されたが私の様な隠居の身でも幾許かの御役に立てた事が嬉しかった。私の以前の職業を知る知人は「暇でブラブラしているのなら?修理屋でもして小遣い稼ぎでもしたら?」とよく言われるが私には全く其の気は無い。何故なら家電メーカーの看板を背負った40年間も修理畑に身を置くと色々なトラブルに遭遇し其の解決や折衝事に明け暮れた日々を思い返すと此の歳に成って同じ苦労をする事や金銭関係のトラブル(修理完了後の修理代が高い云々の問題)など考えたくも無い。近しい人からの頼み事を聞いて喜ばれる程度が私には分相応と考えている。