先日、九州の安養子さんから電話があり、近日中に北海道に向けて出発する旨の話があった。今回は奥様同行の旅らしく今までの様なアクティブな運用は出来ない旨の話をされていたが?其れにしても電波が聞こえないな?と思っていたら今日の15時頃に北海道の神恵内からの運用が有った様でJクラスターに書き込まれていた。
多分、宗谷岬に向かって時計回りで北上中と思われるが今後が楽しみである。私は秋の北海道は行った事は無いが季節的には四国や九州の秋、真只中の気候と思われるが羨ましい限りである。最近の国内コンディションも朝方のオープンが段々と遅くなり其の反面、正午前後1~2時間のコンディションの低下が無くなりつつある。移動運用には季節的にもコンディション的にも最良で大いに楽しめるのではないだろうか?
全国に向いての旅行は矢張り秋が最良だと言う事は重々解ってはいるのだが、私の場合はこの時期に出掛ける事は出来ない。如何しても此の時期、四国は台風の襲来を受けやすいので長期の旅で家を空ける事が出来ない。家が古びたボロ屋と大きいアンテナが上がって居るので台風の事を考えると如何しても気に成って出掛ける事が出来ない。
もう20数年前に成るが九州の福岡に上陸して日本海に抜けた台風19号で徳島でも瞬間最大風速53m/sの大風が吹き18MHz帯と24MHzのデァルバンドの八木の第一導波器のエレメントの半分が抜けて何処かに吹っ飛び行方不明に成る事があった。アンテナ仕様はジョイント部が貫通ネジで無く、片方からのビスネジの為、ぶす抜けて飛んで行ってしまったのだ。台風が過ぎ去った後、3mに及ぶエレメントを1週間くらい近辺を探し回ったが遂に見付ける事は出来なかった。考えられる可能性は50m位先にある那賀川の中に飛んだとしか考えられない状態・・・・
近所の家や自動車に当たらずに胸を撫で下ろしたが台風の風の威力の強大さは私にとって「トラウマ状態」に成り、それ以後のアンテナ設置の考えに大きな影響を与えた。其れ以後のアンテナ・エレメントの接続部はメーカー組み立て指示に関係無く総て貫通ネジとビスネジのダブルにして絶対アンテナエレメント・パイプの『すっぽ抜け』が起こらない様に対策し7MHzの八木は太いパイプの第二関節までエレメントを全て二重管にしブームは上下ダブル構成にするなど配慮して設営した。結果的にオリジナルのアンテナ重量は37Kg以下であったが対応したアンテナは実に70Kgを超えてしまったが後々のリスクを考えると必要不可欠に思えた。
台風の強風でアンテナが壊れるのは止むを得ないがアンテナの一部が敷地内から飛び出し、近所の敷地内に飛んだり、最悪、建物や自動車等に被害を与えると今後のアマチュア無線を楽しむ事さえ出来なくなる事を考えると 其の事だけは確り避けなければ成らない。従って台風の襲来する可能性の有る此の時期の8~11月の間は家を空ける事は出来ない。
安養子さんとの話の中で台風対策の事も話題に出たが安養子さんの所はクランク・アップ・タワーなので下げると安心出切ると言う事で、この時期に出発された様子、羨ましい限りである。今回の北海道滞在中に奇麗な紅葉も見られるのではないだろうか?暫くは早朝の時間帯に7MHzを聞く楽しみが増えた。私は秋は出掛けられないので来年の初夏に家内と一緒に北海道に行こうと考え、計画している。其の為には軍資金が必要なのでアルバイトにも精を出して居るところ、3回目は無線を離れてじっくり旅を楽しもうと考えている。