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キューブ型ACアダプタの性能比較をしたら、こんな結果が

2013年08月27日 01時31分43秒 | その他
ツイッターで話題になっていたアマゾンのACアダプタですが、
カスタマーレビューではかなり酷い品物の様です。
そう言えば、似たようなACアダプタを最近ダイソーで見かけて買っていたので、
純正品と比べてどのくらい性能に違いがあるのか検証してみました。

比較したのは、この3つです。

左がiPhone5に付いてきたApple純正品、中央がダイソーで105円の品物、
右が一昔前に数百円で買ったノーブランド品です。
ダイソーのはタブレットには使えないと書いてあります。

プラグ側がこれです。

Apple純正とダイソーには5V 1Aの表記があります。
Apple純正にはULやPSEなどのマークもあります。ダイソーにも一応PSEマークがあります。
ノーブランド品には全く何も表記が有りません。

2Ωの抵抗を10本ほど用意して、測定してみました。


電圧電流特性がこれです。

やはりノーブランド品は一昔前の製品なのでUSBの規格通り
500mAしか出せない様です。
Apple純正とダイソーは表記通り1Aをクリアしています。ダイソーなかなかやるじゃん!
それでも電圧の正確さと、電流の余裕度でAppleが勝っています。
いや、ケーブルの電圧降下や充電の事を考えると、少し高めの方が良いかも。

さらに、リップルを測定すると、性能差が歴然です。

さすが、Apple純正は1A流してもリップルは18mVpp程度しか有りません。
でも、逆に言えば、105円の品物でも0.6Vpp程度のリップルで収まっています。
充電だけが目的ならば、この程度でも十分ではないでしょうか?

結局、安物はやはりそれなりの性能だという、当たり前の結論となりましたが、
ダイソーの製品は105円としては、そこそこの性能が出ていることも分かりました。
アマゾンのより安いのに、少しはマシのようです。