ikkei blog

電子工作やパズルのブログです。主にLEDを使った電子工作をやっています。

ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardを改造してみた

2013年08月28日 02時07分56秒 | Arduino
ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardを「ちっちゃいーの」に
してみましたが、LEDに余計な物が表示されます。
この、インベーダーの左側のところ。左から3列目です。


これは、OnBoardのD13に付いている抵抗とLEDに流れる電流が影響しています。
このLEDは本家Arduinoにも付いているものですから、残しておきたいところ。

とりあえず、電流を減らせば良いので、LEDを高輝度なものに置き換えて
抵抗値を大きくするというのも手ですが、違う手を思いついたので、
ちょっとやってみました。

左が改造前、右が改造後です。

どうです?きれいに無くなりました。

もう一つ。

はい、改造したのは、右の丸の中。チップTrを1つ追加しました。

そうです。エミッタフォロアで、LED側に流れる電流を減らしたと言うわけです。

回路図はこんな感じ。

D13の隣のピンがちょうどVCCだったので、パターンカットしたところに
チップTrを貼り付けました。

パターンカットする必要がありますが、これ、本家Arduinoにも使えますね。

なお、この回路はエミッタフォロア(コレクタ接地)なので、ベース抵抗は要りません。
どうも、トランジスタを見たらベースに抵抗を入れないと気が済まない人が居るようですので、
念のために書いておきます。

(高周波回路で、エミッタフォロアなのに発振する場合が有ります。そう言う場合には
ベース抵抗を入れる場合があります)


追記:
本家Arduinoの UNO Rev3にはオペアンプが入っているので、この改造は不要です。
それ以前のUNO Rev2や初代UNO、Duemilanoveなどには有効です。
また、3V動作できるのがOnBoardの特長でもあるのですが、この改造では2.8V以下になると
点灯しなくなります。ただこのD13のLEDは動作確認程度のものですし、低電圧動作
させる場合は電池だと思うので、その場合はむしろ点灯しない方が好都合かも知れません。