もしも馬に乗れたなら、もしも時が戻せたら、もしも子供の時からフランスにいたら、私もドーヴィルの海岸を馬と一緒に駆けてみたかった、と、この写真を見て思いましたね。
気持ちよさそうだもの……。(*4月25日のブログの写真と同じ背景なのに注目!)
1週間のドーヴィル合宿から娘が戻りました。怪我もなく、ホッとしてます。ところで、出発前に日本の実家のおじいちゃんが「なんだ、まだ乗馬なんかやらせてるのかぁ? あれは社長令嬢がするものだぞ……」と。これはもう数年前から言われてることです。フランスでは乗馬は庶民のスポーツ!と何度説明しても理解できないみたいです。そもそも、大金がかかるようならとっくの昔にやめさせている。というか、はじめから乗馬クラブになど入れない。
わが家は庶民の中でもかなり下の方で、日々節約生活していますが、それでも娘が乗馬を続けられるのはそれほどお金がかからないからです。
今回も乗馬ブーツが小さくなったので買い換えましたが、スポーツ店でたったの12,9ユーロ(約1600円)。同じ店でレインシューズは19ユーロだったから、乗馬用のが安いのです。これは需要の差ですね。フランス人はあまり長靴ははかないから。でも乗馬を習ってる子供はすごく多いのでメーカーも店も乗馬用具を安く供給できるわけです。
もし私たちが日本で暮らしていたら、どんなに娘が馬好きでも、乗馬を習うことを諦めてもらうしかなかったことでしょう。
ドーヴィルで体験したことを、すっごく嬉しそうな顔で興奮気味に話す娘を見てて思いました、乗馬大国フランスに感謝しなくちゃ、と。