巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

花曇りの日曜日

2010年05月09日 22時57分23秒 | Weblog
 先週のフランスは春から冬に逆戻り。アルプスやピレネーの地方では5月の雪! パリとその近郊でも厚手のコートにマフラーが必要でした。
 で、今日になってやっとまた暖かになり、ほっとしているところ……。
*日本は5月9日は「母の日」ですね。ちなみにフランスの「フェット・デ・メール(母の日)」は5月30日です。

アニマル・セラピー

2010年05月07日 02時58分28秒 | Weblog
 ひとつ前のブログだけを読むと、フランスっていい国、楽しそう……、と思ってしまう方もいるかもしれませんが、まぁ、それはほんの一面。
 気位が高くて、主張が激しいフランス人たちに囲まれて暮らしていれば、辛いこともいっぱい。ルンルンの日より、ため息の出る日のほうがずっとずっと多いのですよ。
 で、どうして娘が馬好きになり、乗馬をはじめるようになったか? ですが、それは異邦人だからだと私は思うのです。
 コテコテの日本人家族なのに、親の勝手な都合で赤ちゃんのときからフランスで暮らすことになり、3歳でいきなり現地幼稚園に放り込まれた娘は当然パニックを起こしました。言葉は通じないし、フランスの子供達にはからかわれたり、いじめられたりでそりゃあ大泣きの日々……。で、それを救ってくれたのがパリのチュイルリー公園にいたビジュー(Bijou=宝石)という名の黒いポニーだったのです。「泣かないで、負けないで幼稚園に行けたら夕方にビジューに会いに行こう」ってことになり、娘はビジューの背中に乗りたい一心でがんばって通園していたのです。
 まぁ、傷ついた心を癒すホース・セラピーみたいなもんだったんじゃないかと思います。
 動物は愛情をもって接してくれる人を、決して裏切らないし、忠実ですからね。
 娘が異国でつぶされずに、ここまで成長してきたのは、馬たちのおかげ。そしてラブラドールのジュエルのおかげ。そう思ってます。
*写真は、今日の学校帰りに馬たちに挨拶するために乗馬クラブに立ち寄った図です。

もしも馬に乗れたなら……

2010年05月03日 03時09分23秒 | Weblog
 もしも馬に乗れたなら、もしも時が戻せたら、もしも子供の時からフランスにいたら、私もドーヴィルの海岸を馬と一緒に駆けてみたかった、と、この写真を見て思いましたね。
気持ちよさそうだもの……。(*4月25日のブログの写真と同じ背景なのに注目!)
 1週間のドーヴィル合宿から娘が戻りました。怪我もなく、ホッとしてます。ところで、出発前に日本の実家のおじいちゃんが「なんだ、まだ乗馬なんかやらせてるのかぁ? あれは社長令嬢がするものだぞ……」と。これはもう数年前から言われてることです。フランスでは乗馬は庶民のスポーツ!と何度説明しても理解できないみたいです。そもそも、大金がかかるようならとっくの昔にやめさせている。というか、はじめから乗馬クラブになど入れない。
 わが家は庶民の中でもかなり下の方で、日々節約生活していますが、それでも娘が乗馬を続けられるのはそれほどお金がかからないからです。
 今回も乗馬ブーツが小さくなったので買い換えましたが、スポーツ店でたったの12,9ユーロ(約1600円)。同じ店でレインシューズは19ユーロだったから、乗馬用のが安いのです。これは需要の差ですね。フランス人はあまり長靴ははかないから。でも乗馬を習ってる子供はすごく多いのでメーカーも店も乗馬用具を安く供給できるわけです。
 もし私たちが日本で暮らしていたら、どんなに娘が馬好きでも、乗馬を習うことを諦めてもらうしかなかったことでしょう。
 ドーヴィルで体験したことを、すっごく嬉しそうな顔で興奮気味に話す娘を見てて思いました、乗馬大国フランスに感謝しなくちゃ、と。