1年半ぶりのケーズデンキスタジアム。
0-2からの大逆転でJ1昇格を決めたよい思い出の残るスタジアム。
昨日はそんな特別なスタジアムに行ってきました。 よい天気で、そして暑かった・・・ しかし、ベルマーレのプレーにはわくわく感が少なく、こちらは寒かった・・
結果はスコアレスドロー。 しかも2試合連続の無得点。 う~ん・・
試合開始から20分くらいまでは明らかにベルマーレペースで、前節の反省を活かして立ち上がりは慎重にポゼッションして、華麗なパスワークや、昨年の試合では皆無だった精度よいサイドチェンジも見ることができ、今日は「少なくとも勝てるだろう」と期待の持てる内容だった。
ところが、前半の途中から徐々に水戸ペースになり決定的な場面も数多く作られる。
去年ならばそのまま失点しそうな場面だったが、今年は安定しているDF陣、特に真ん中の大井と航の二人がギリギリのところで跳ね返す。 GK西部も再三良いプレーを見せ、何とかゴールを割らせない。
後半に入りベルマーレも高山・ルーカス・岩尾と今期加入の新戦力を次々に投入し状況の打開を図り、高山の快速ドリブルや、岩尾の思いっきりのよいシュートも見られたが、残念ながらゴールに結びつかず、3分間のロスタイムもあっという間に過ぎ去ってタイムアップ・・・
試合後、各選手ともに神妙な面持ちです。
批判の矛先は4-2-3-1フォーメーションに向けられているようだが、現状ではスターティングメンバとして期待している何名か(田原、幸平など)が怪我で出場できない状況で、フォーメーションというよりは選手層の薄さを嘆きたい。 いずれにしても佐々木の1トップだと、クサビとしての役割が難しそうなのは分かってきたので、巻や田原が戻ってくるまでは佐々木に多くを求めすぎず、中盤の3人がこれまで以上に頑張りを見せる必要があるだろう。 幸いにも次戦はホームで迎えられるので、愛媛戦は何とか勝利を掴み取って欲しい。
それにしても今回は地震の傷跡がまだそこここに見られた。
このスタジアムも屋根の一部が破損してしまい、メイン席は全席が立ち入り禁止となっていた。 また、アウェイのゴール裏も地面が陥没していたし、立ち入り禁止エリアも設けられていた。 ただでさえ観客が入らないで有名なホーリーホックは興行的にもこれは痛いに違いない。 修復の費用捻出はもっと頭が痛いのではないだろうか・・・
被害はスタジアムだけではなかった。 道中の民家も屋根瓦にダメージを受けてしまったのだろうか、ブルーシートで屋根を覆う家が数多く見られた。 聞いてはいたが、現実を目の当たりにすると色々と考えさせられるものがあった。
何と言っても自分にとって茨城は、3年半も住んだことのある場所で未だに愛着もある。
サッカーのアウェイ観戦もそれほど行けないが、特に震災以後は「水戸戦だけは行かなくっちゃ」と思っていた。 で、試合の結果は残念なものだったが、やはり今回は来てみてよかったと思う。
写真は茨城交通のバスほぼ全車に貼り付けられてた「がんばっぺ!! 茨城」の貼り紙。
素朴だけど信念の強い茨城の人たちは必ず立ち上がってくれるはず。 自分も応援しています。