2011年 J2第37節 湘南ベルマーレ 0-2 コンサドーレ札幌
屈辱の6連敗。
久しぶりのJ1昇格の可能性に賭けて、大勢の赤黒のサポータが押しかけた6G。 北海道から来たんですよね・・・スゴイことです。 それに比べ、最終戦だというのに、アジエルや反町監督の最後のホーム戦だというのに、非常に寂しい状況の7Gや8G。ピッチの外でも最初から勝負は見えていたのかも知れません。
それでも、ピッチの中では選手達が最後のプライドを振り絞ってファイトしてくれたと思います。 特に前半はパスワークが機能しているように見えました。 と同時に、ここで得点が入らないようでは、後半バテて、相手に押し込まれるんだろうな・・と予想していました。 で、その通りになってしまうんだもの・・・
選手もJ2の二桁順位をよしとは思っていないでしょうが、菅野前監督が訴えていた「勝利者のメンタリティ」が足りなかったと思います。 J1でボロボロにされた昨年からの流れが断ち切れず、心のどこかに「敗者のメンタリティ」が備わってしまっているかもしれません。 その結果として、2009年シーズンのように後半ロスタイムに負けていたとしても「まだ何とかなるよ」とワクワクしたようなことが今年は1度もなかった気がします。
ということで、写真のようなアジエルのプレーは(平塚では)これで見納め。
試合後のセレモニーでは、反町監督と選手会長の山口選手が挨拶。 (挨拶の途中で、赤黒のコールリーダがハンドマイクでごちゃごちゃとウルサイのがとっても気になりましたが・・・)
挨拶の出だしは反町監督らしくなく、言葉にも詰まっていましたが、最後には札幌にもエールを送り、「あ~余計だ。でもこれが反町だ」と思いました。
そして、今シーズンで退団するアジエル選手が最後に挨拶。 奥さんと娘さんがアジエルに花束贈呈。
アジエルについて思い返すと、フットサル仕込みで独特のリズムで刻むドリブル。 そこ見てたのか・・と相手を切り裂くラストパス。ど真ん中に蹴り、見ている我々にとって心臓が止まりそうになるPK。 誰よりも上手に浮き玉を自分のものにするトラップやパス。 来年は、彼のそんなプレーが平塚では見れなくなってしまうんだ。 (もっとも、まだまだプレーはできると思うから、J1やJ2の他チームからオファーが来るかもしれないのですが・・・おとなりとか、徳島あたりからオファー来てたりして・・・)
それはさておき、怪我で1年試合に出れなかった昨年を含めての6年間、本当にお疲れ様でした。本当にありがとう。
ほかの選手達の移籍動向も非常に気になりますが、その前に来週のヴェルディ戦と、天皇杯のフロンターレ戦では今度こそ本当に、反町ベルマーレの集大成を見せて欲しいものです。
今度こそ本当に。