2021年 Jリーグディヴィジョン1 第29節 湘南ベルマーレ 1-1 アビスパ福岡
30分 0-1 福岡 ファンマ・デルガド(PK)
90+7分 1-1 湘南 大橋 祐紀
最後の最後で本当によく追いついた。 判定で勝負がつくのであれば、大差で勝利したと思うが、それでも前半に不運なPKを与えてしまい、試合時間が刻一刻と少なくなっていき、もうダメかと観念しそうになったその瞬間に同点ゴールが決まってくれた。
福岡は5年サイクルで昇格即降格を繰り返していることもありシーズン前には降格候補の1チームに入っていたと思うが、気合の入った補強をして、資金のないベルマーレからすれば垂涎の選手層だし、本当に粘り強く勝ち点を積み重ねてJ1で一桁順位をキープしてんだな。 すげー。 しかし残り10試合になり、降格ラインぎりぎりの順位だし、ましてや、この試合のスタメンにはシーズン途中に異例の完全移籍を許してしまった中村選手もいて、絶対に負けられんという試合だった。台風が来ていたこともあり、試合中も物凄い大雨が降っていて、コンディションは最悪の条件でしたね。
そんな試合でベルマーレはフレッシュな選手を入れて、いま出来ることは全てやるぜと意気込みは伝わってきたね。 調子の上がらない選手を使うよりは、意図的に新しい選手を使って、最後まで総合力で戦っていこうということで、そっちの方が悔いが残らなくてよいと思うんだ。山口監督になってそういう大胆さが目立ちますね。
前半にはいままで見られなかったような中央でのワンツーからのシュート・・・など、サイドからのクロス一辺倒の攻撃からはプレーの幅が広がったように思えるし、これまでならボールをしっかりと収めてから動き直すようなプレーが多かったが、少し体制が崩れていてもボールをつなぎ、ゴールまで短い時間で到達するようなプレーが増えてきたと思うの。
これが、堅いディフェンスラインを持つ大分や福岡相手の試合だからできることなのか、これから対戦する川崎やマリノスなどのチームにも通用するのか分からないけど、いずれにしてもよい兆候。
ファンマのPKは不運。レフェリーによってはPKをとられなかったと思うし、大岩は意識的に左手をたたんだと思うけど、至近距離過ぎて間に合わなかっただけ。
それにしても、最後によく追いついた(何度目?) というか、福岡があれほどベタ引きするとは思わなかったので、それにも救われたのは間違いないし、後半の途中からウェリントンが出てくると本当に心強いね。相手は本当にイヤだと思うわ。
次節は、イエローの累積で大岩が出れないのと、ももを痛めたタリクも出れない可能性があるから、ディフェンスには館が復活するか、大野にするか、はたまた岡本を3バックで使うか楽しみ。 タリクの役割は直輝か町野が務めるかな・・
天皇杯のガンバ戦は捨ててもよいから、リーグ戦のフロンターレ戦を目指してしっかりと準備してください。