2冊続けて読まないといけないということで気合入れて読みました。お疲れさまでした。
最後のオチは予想外で、かなり斜め上からのものだったな~
やっぱり、海堂モノは医療モノが面白いのであって、次回作は是非そっちをお願いしたい。
2冊続けて読まないといけないということで気合入れて読みました。お疲れさまでした。
最後のオチは予想外で、かなり斜め上からのものだったな~
やっぱり、海堂モノは医療モノが面白いのであって、次回作は是非そっちをお願いしたい。
これも去年の年末のことですが、、
連休中に読書したいと思って手に取ったのがこれ。連作なので2冊読まないといけないと覚悟を決めて読み初めまして、無事に終わった次第。
不思議な物語だったけど、登場人物がオールスターキャストでね。
読んでる途中で思ったのが、自分の面倒くさい理屈っぽい性格の一部は白鳥のせい、いや、海堂のせいだと確信。
海堂本を読むと理屈っぽくなるわ~。 好きだけど。
ようやく文庫化されて速攻で予約購入した1冊。でも、届いてから大抵は何か月も本棚でお休みになることが多い。
この1冊もそういう運命だったけど少しづつ読み進めてみた。最初は難解で何度も何度もくじけそうになったけど、途中からようやく馴染めてきて、ほぼ毎日少しづつね。ある日はお風呂に浸かりながらとかもあったな。
ようやく終わったという印象だけど、最後まで難解さは解消されず、かといってもう一度読み返してみたいと今は思えない心境。
海堂としては、この間に起きた数々の政府の右往左往っぷりを記録しておきたかったんだろう。
前作はその流れが強くてこっちも面喰っちゃっけど、2作を通して読み終えて、この2年間が「正に、目を背けたい状況だった」ということに改めて気づいて、惨憺たる思いになった。
そして本作はオリンピックの直前で終わってしまったけど、物語というか現実は続いているわけで、是非とも続編を出して欲しい。ま、こちらはリアル体験している部分があるけど、新しい首相の誕生や、22年になって1日で20万人の陽性者が発生した状況、そして何と言っても安倍さんの事件、、これらをどう扱うのかは難しいところだろうな。扱わないわけにはいかないだろうに。
なお本作では、前回は影の薄かった太郎ちゃんが登場して、白鳥の口車に乗ってもろもろ動く姿には苦笑しかなかったけど、登場人物のなかでは「大悪者」として描かれてなかったので少しだけホッとしたよ。それでも、メチャクチャに描かれてるけど。
この本でスカッとしたのは、政府専用機でアメリカに乗り込んで別動隊が大活躍するくだり。あのように動ける官僚なりがいて欲しいと、無いものねだりかしら。
基本的な姿勢は、こうやって悪政は絶対に忘れないように記憶して、反省を次に活かすということでしょうが、自分らの落ち度は絶対に認めないんだろうから期待は出来ないのかなと、またイヤな気分になって来たわ。スカッといかない1冊でした。
コロナについてはとても興味深く読んだが、同時進行の安倍さんの話がね。海堂の悪いとこ出たな、、、政治嫌いというか、すっきりという読み終わりではなかった。安倍さんがああなっちゃったこともあるけど、ちょっとね。言い過ぎというか、、でも、確かに海堂が言いたいこともね分かる部分がある・・だから、もちょっと別の方向で書いて欲しかったんだよ。
この1冊の後続も買ってあるんだけど、次はスッキリさせてくれるんだろうね。