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しわ寄せ/「育児」で賃金カット JAL乗務員が勝訴

2007-04-01 00:23:46 | ニュース
弱り目に祟り目と言います。

昔流行った言葉で言えば

「天中殺」

ですか。










「育児」で賃金カット JAL乗務員が勝訴(抜粋)
3月27日 産経新聞

日本航空インターナショナル(JAL、東京)の

女性客室乗務員4人が

子育てのため深夜勤務の免除を申請したところ

「正当な理由なく月1~2回の搭乗勤務しか与えられなかった」

として

「同社に就労を拒否されなければ受け取れた賃金約3100万円の支払い」

を求めた訴訟の判決が26日

東京地裁であった。


<土田昭彦裁判官>
JALに約1500万円の支払いを命じた。

「JALの深夜業免除制度は『午後10時から午前5時までの間は働かせてはならない』と定めた育児介護休業法に基づくもので、原告は深夜に働く義務はない」

 →深夜勤務免除を申請した他の客室乗務員の平均と比較して、各原告の未払い賃金を算出


<判決など>

①JALは育児や介護を抱える乗務員を対象に深夜業免除制度を導入したが
②運用方針を変更
③申請者は月間1~2日程度しか勤務できなくなり、免除日は無給となったため
④原告の給与は3分の1から20分の1に激減


<日本航空インターナショナル広報部>
「会社の主張の一部が認められず残念。控訴するかは判決内容を見て判断する。」









「会社の主張の一部が認められず残念。」

どんな主張をしたんだろうか?



個人的な感想としては

「控訴しない方がいいんじゃない?」










<JAL>特別早期退職募集 地上職の部長級以上450人に(抜粋)
3月22日 毎日新聞

経営再建中の日本航空(JAL)は22日

主に地上職の部長級以上の社員450人を対象にした

「特別早期退職者」

を募集すると発表した。


<対象>

①満54歳以上(31日時点)で勤続15年以上の地上職・客室部門の部長級以上
②旧日本エアシステムを含むJALの出身者で
③グループ会社に転籍した社員も含んでいる

④整備・運航部門の社員は対象外
⑤4月2~13日に募集を受け付け、退職は6月30日付。
 

<中期計画>

①今後3年間に自然退職を含めグループ全体で4300人を削減する計画を打ち出している
②このうち、特別早期退職者は1300人(地上職700人、客室600人)を予定









もはや

会社としては

「勝ち組」

とはいえない。



しかも










メガバンクがJAL向け債権を破綻懸念先に格下げへ(抜粋)
2007年3月29日

日本航空(JAL)向け債権について

「メガバンクである三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行の2行」が

債務者区分を見直し

「破綻懸念先」

に引き下げる方向で

最終調整に入っていることが分かった。

年明けから行われていた

金融庁検査の指摘によるもの。

破綻懸念先になれば

「原則的に銀行からの新規融資は受けられなくなる」ため

2月にJALが発表したばかりの再建計画は

「早くも頓挫」。

今後

抜本的な計画見直しに向けた動きが

加速することになりそうだ。











「絶体絶命」

というコトバが浮かぶ。



しかし

再建には

「マンパワー」

も大切だ。



会社への不信感から

「内部分裂」

したりしていては

とても

再建なんかできない。



それに

「顧客への顔」も

当然、大切だ。



苦しいフトコロはよく分かるけど









イメージダウンも経営に影響すると思うよ。
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ビフォーアフター/<フジテレビ>「恐怖の食卓」内容に問題…HPで謝罪

2007-04-01 00:21:24 | ニュース
テレビ局の番組制作って、あるイミ「あおる」のがシゴトってトコあるからなあ。










<フジテレビ>「恐怖の食卓」内容に問題…HPで謝罪(抜粋)
3月31日 毎日新聞

フジテレビ系で

昨年9月28日に放送された

「恐怖の食卓」

の内容に問題があったとして

同局がホームページで謝罪していたことが

31日わかった。

偏った食事が

「ADHD(注意欠陥多動性障害)の一因」

などと放送。

関係者から

「誤解や偏見を生む」

として

訂正と謝罪を求められていた。


<番組>

○子供が高脂質・高たんぱくの食事を続けた場合

  →「脳に悪影響を与え、『AD』という病気を引き起こす」

 と脳神経科の医師が説明

  →ADHDが少年犯罪の一因と考えられていると画面上に表示


<フジテレビ>

ホームページでおわびを掲載
「ADHDと食事との因果関係は十分に解明されておりません」
「少年犯罪と関連するかのような表現を用いた点については、行き過ぎたもの」










「あるある」前



「あるある」後



同じようなものとしては

「ミツビシ」前



「ミツビシ」後の

クルマのリコール

とか。

(増えましたねえ、ものすごく)



他には

「雪印」前



「雪印」後

なんてのもありますが

「不二家」前



「不二家」後

に置き換えられてしまいました。



「薬害エイズ(旧ミドリ十字」前



「薬害エイズ(旧ミドリ十字」後

というのもありますが

「タミフル」前



「タミフル」後(まだ終わってないですね)

を見てると

オヤクショは

カンタンに変わらないのが

よく分かります。



「ダイモンダイ」

になってからじゃないと

動かない。



かなり横道にそれましたが

「捏造」

って、

テレビの性質上

「逃れられない」

ものなのかなあ、と。





この場合は

「捏造」

じゃなく

「不正確」とか

「誇張」

なんだろうけど

まちがってることには変わりない。



結局

「○○かもしれない」

じゃ誰も見ないから

「○○である」

と断言する。



でも、その根拠は?



番組のネタにする時点で

「○○である」

と言えるものだと思ってるんだろうけどね。



今回の場合は

おそらく

「○○である」

と言ってる人もいるけど

「事実として確定はしていない」

なんてことだろう。



そういうコトって

よくある。



こんなコト言い始めたら

「富士山大爆発」

なんていう怪しいテレビ番組は

「作れなくなる」。



この際

番組全部で

終了後に

「この番組はフィクションです」

って入れたら

どうだろう。



まあ

落としどころは

「博士の話」

かなんかの後に

下に小さくテロップ

「確実に起こるものではなく、個人差があります」

みたいなものを入れるか?



弱いなあ。



コナン君は

「真実は一つ」

って言うんだけど

ズルイ大人はよく知ってます。



解釈次第で

真実は








「何通りもある」ってことを。
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