グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

「Wood's Book」翻訳:第7章 ディーゼル (その1)

2005年10月10日 | Wood's Book翻訳
 GNは、ディーゼル運用における経済性とメリットを北西部の鉄道の中で最初に認識した鉄道である。その時代にはまだ十分に認識されていなかったが、ディーゼルの時代が始まったのは、1920年代初頭、ダコタからブリティッシュコロンビアへの支線で小さなガスエレクトリックカー「doodlebugs(訳注:アリジゴクの幼虫)」が動き出したときに確かに始まっていたのである。そこでは、多くの乗務員を必要とする、初期のアメリカン、テンホィーラー、モーガル等は、少ない乗客と少量のローカルな貨物を輸送する手段としてはコストがかさみすぎていた。初期のモデルは不安定で、ターミナルに引いて戻ってこられることも多かった。しかし、改善・改造が進むにつれて、新しい車両は蒸気機関車と同じように信頼できるものとなり、かつ、運用費用も大幅に安かった。後期のモデルになると、パワーも増し、自車を動かすだけでなく、1両の客車を牽いたり、1~2両の貨車を牽いたりできるようになっていた。
 1926年、GNは北西部で初めて、真のディーゼル「オイルエレクトリック機関車」、No.5100、Alco-GE-Ingersoll Rand製に投資した。この機関車は、セントポールとミネアポリスのツインシティターミナルで使用され、そこでディーゼル入替機関車は実用的で、蒸気入替機よりもコストが安いことを証明した。
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