グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

GNRHS Ref. Sheet No.349 Bridge 125

2008年07月31日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会会報に同封されてきたレファレンスシートNo.349は、カリスペル・ディビジョンにある第125橋梁についてです。著者は、Martin Evoy III氏です。
 1902年に設計されたこの橋について、その歴史や設計の詳細が、図面・写真も豊富に開設されています。場所は、モンタナ州エセックスの西、約10マイルです。上の写真は、1979年7月に撮影されたものです。
 下の写真は、1902年7月に書かれた図面を、著者が1988年に再度引きなおした図面とのことです。

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GNRHS Modeller’s Pages No.43

2008年07月30日 | グレートノーザン歴史協会
グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年72歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、昨年の総会でGNRHSの会長にも選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 モデリング・プロジェクトでは、Walthersのエンパイアビルダー客車のドームカーをNPに改造する記事が掲載されていました
 Q&Aでは、いつも通り大量の質問に答えられています。
 裏表紙のFavorite Modelでは、天賞堂のブラスS-2(HO)をスーパーデティール化したモデル(写真上)が紹介されています。
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GNRHS会報 2008年6月号

2008年07月29日 | グレートノーザン歴史協会
グレートノーザン鉄道歴史協会の会報「Great Northern GOAT」は、年4回発行されます。2008年6月号がカンボジアまで到着しましたので、ご紹介します。
 まず、表紙は、オレゴン州Inland Gatewayで1940年代終盤に撮影された蒸気機関車の重連です。しかも、Q-1(2-10-2)No.2115と関節式のN-3(2-8-8-0)No.2013という超重量級の重連です。模型でも実現したいものです(写真上)。
 さて、内容ですが、まずは鉄道一家「Blankenship家」のおじいさん(1970年退職)とお父さん(1995年退職)の記録を姪御さんが書かれています。また、ちょっと珍しい記事は、グレートノーザン鉄道の石油開発関係のパンフとタンク列車の写真です(写真下)。裏表紙裏には、ヘビーウェイト客車時代の古い写真が載せられていました。前号で、スカイコミッシュ歴史協会が発見した、詳細不明の事故現場の写真が掲載され、情報提供が求められていましたが、その詳細も判明したとの記事もありました。
 先般もお知らせしましたが、グレートノーザン歴史協会の2010年記念総会(グレーシャー国立公園)は、既にホテルの予約がいっぱいだそうで、更に他のホテルも加えるようです。
 なお、裏表紙には、1968年に、除雪車X1641が除雪に邁進する写真(脱線しているところもあり)が満載です。

長大なタンクカーの列車を引くFディーゼル。右側はパンフレット。


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エンパイアビルダー塗装は続くよ、どこまでも

2008年07月27日 | 実物・車両
 Great Northern Archiveのページに、新しいページ「Long live the orange and green!」が加わりました。人気のあったエンパイアビルダー塗装を、引き継いだ他の鉄道の機関車や、一度は他のスキームに塗り替えられた車両で再度エンパイアビルダー塗装にリストアされたもの等のリストと写真です。著者によると、ページはまだ製作途中とのことですが、相当にそろっていますので、是非ご覧ください。
http://homepage.mac.com/jon_snyder/gn/orangeandgreens.html
 上の写真は、ワシントン州スポーカンのヒルヤードに鎮座するダヴェンポートのGM5T 「クリッター」です。出自は不明のようです。
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ビッグ・スカイ・ブルーのゴート

2008年07月23日 | 実物・歴史
 1967年5月11日に、グレートノーザン鉄道総裁が、ビッグ・スカイ・ブルーの新塗装とブルーのゴート(白ひげヤギ)のロゴを発表しています。当時の新聞記事がgngoatに掲載されましたので、ちょっと長い英文ですが転載します。やっぱり、ゴートのロゴは捨てがたかったようです。

Daily Inter Lake
1967, 11 May: New Version Of "Rocky" Announced

The Rocky Mountain goat that went to work for Great Northern in the railway's trademark 46 years ago is about to make his "mod" debut.

Rocky, the only animal now appearing in the symbol of a major United States railway, soon will be seen up and down the land in his new look on G. N. passenger and freight cars, locomotives, stationery, advertising, signs - wherever the company uses its trademark.

The 1967 version of Rocky will be introduced with a new G. N. corporate color, named Big Sky Blue by John M. Budd, president of the railway. Mr. Budd said the company began last fall the development of a new corporate identification system, and employed Lippincott and Margulies, Inc., New York communications and design consultants, for the project.

"We felt," said Mr. Budd, "that Great Northern's development and progress as a modern transportation system should be projected in a fresh, modern image. In asking our consultants to propose a new identification system for the railway , we told them there were absolutely no sacred cows - or goats – to consider. It would have been painful, of course, not surprising had the experts recommended banishing Rocky from our trademark for they are wholly unsentimental about existing symbols and other identity elements when researching for a corporate identifications project.

"However, the Lippincott & Margulies team determines through extensive sampling of public opinion that the goat is more widely associated by people with Great Northern's name than ever we thought."

G. N.'s consultants recommended keeping Rocky in the symbol, but prescribed vitamins and exercise to make him a more vigorous, dynamic character. They also said the goat no longer should be required to look at the world through the encircling words, Great Northern Railway, as in the old trademark. In addition, they proposed stylized lettering for the company name, and a special blue paint for system wide application. G. N.'s previous official color is known as Omaha orange.

Mr. Budd said that the proposed identification system was approved in early March, and added that "we are especially pleased with the new color, which we immediately named Big Sky blue because it is typical of the Big Sky country of Minnesota, the Dakotas, Montana, Idaho, Washington and Oregon, where Great Northern runs."

G. N. just is beginning application of the new color Rocky trademark and lettering to locomotives, passenger and freight cars - an enormous job, considering that the company owns more than 50,000 units of equipment. The first freight cars to wear G. N.'s new look now are being built in Car & Foundry company, and delivery of the 300-car order will begin about May 15. The new identification system has been applied to a few passenger cars, and the eight new diesel locomotives now being built by Electro-Motive Corporation for mid-Summer delivery will go to work in Big Sky Blue.

"However," said Mr. Budd, "we will not undertake a crash painting program. Application of the new identification system to our rolling stock and engines will be progressed gradually, and will require a substantial period of time to complete. Meanwhile, our modernized trademark and new color are being applied to G. N.'s stationery, advertising, literature and the scores of paper forms used by the company, and this transition will be accomplished within a comparatively short time.
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展望車No.1196 City of Spokene

2008年07月22日 | 実物・車両
 グレートノーザン鉄道の展望車No.1196 City of Spokene(旧名Port of Vancouver)の写真が届きました。2002年の写真と比べると、ライト周りが更新されていますし、塗装もぴかぴかです。どこかで全検修理して、アムトラックの「エンパイアビルダー」(西行き)の最後尾に連結されて、ワシントン州スポーカンに帰ってくる途中のようです。誰か乗客が写っていますが、うらやましいことです・・・。
http://www.weedengraphics.com/pics/railroad/gn_obs_mke_7-19-08-1.jpg

ライト周りが更新されています。
http://www.weedengraphics.com/pics/railroad/gn_obs_mke_7-19-08-1.jpg


2002年の姿です。
http://www.greatnorthernempire.net/images/pass_cars/GN1196ObservationEnd.JPG

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Tangent Scale Modelsのホッパー PS-2CD 4000(HO)

2008年07月21日 | 模型・車両
 ワークスKさんのページでも話題になっていますが、NMRAナショナル・トレイン・ショーについてのGN関係の話題は、Tangent Scale Modelsのホッパー PS-2CD 4000(HO)です。写真で見る限り、素晴らしいデティールです。でも、12両セットで469.99ドルというお値段では、なかなか手が出そうにありません・・・。
http://www.tangentscalemodels.com/index.asp?PageAction=Custom&ID=12
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ディーゼル機関車F9の生き残り

2008年07月18日 | 実物・車両
 Orerailからの情報です。Cliffs Erie鉄道のF9 (A+B+B+B)です。Orerailでは、大変な盛り上がりで、全部は読めないほどです。良い写真が届きましたので、転載します。なお、詳細は、以下のアドレスをご覧ください(未完成のようですが)
http://www.christophersmuller.com/erie.html

写真はこちらです。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?road_number=CE%204210


http://www.railpictures.net/viewphoto.php?id=242883
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ラウンドハウスのプルマンパレス(HO)が再生産に!

2008年07月17日 | 模型・車両
 ラウンドハウスのHO模型は、昔のアメリカ風で大好きなのですが、その中でも、このプルマンパレスは、大好きです。グレートノーザン鉄道の昔の四角いロゴ(Goat以前のもの)入りです。アサーンニュースによりますと、この模型が久しぶりに再生産・販売されます。
http://www.athearn.com/Newsletter/071508/15_RND_Palace_061708.jpg 

 この模型が好きな理由は、もうひとつ、機芸出版社の「陸蒸気からひかりまで」に出ていた「或る列車」にそっくりだったからということも大きな理由です。九州鉄道によってアメリカに発注されたこの列車は、アーチ型の飾り窓に金色の飾りを持つ豪華な木造ダブルルーフ客車でした。しかし、日本に到着したときには、私鉄民営化のために発注者の九州鉄道は存在せず、はかない運命に終わったとのことです。この「陸蒸気からひかりまで」の説明文にある「わずかに、この紙上で、この名列車は走る。飾り窓のガラスは緑色、ペン画に色はないけれども、その緑が目にしみるようだ。」との名文が忘れられずにおりました。モデルでは、ダブルルーフの明かり窓がきれいな緑色となっています。KATOの室内灯をつけましたので、「その緑が目にしみる」ようになっております。

当社保有の模型については、このブログの2005年9月(以下参照)をご覧ください。

2005年9月6日 木造客車(その1 展望車)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/7015f71f2ea99037c3a7248b2fe4fb08


2005年9月5日 木造客車(その2 プルマン寝台車)(写真上)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/9fa799346a07a925c1665bcff512f215

2005年9月6日 木造客車(その3 食堂車)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/c/0bbe1e05d1cac047431d71818749f383/6


2005年9月7日 木造客車(その4 合造車)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/7e44daad06399bd2a619e00cdfedbeeb

コメント (2)
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Monitorの大カーブ

2008年07月15日 | 実物・歴史
 ワナッチーの西7マイルのMonitorは、ワナッチー川に沿った大カーブで、グレートノーザン鉄道の広告用写真でも有名な場所です。
 このカーブのすぐそばに、ご先祖の家があったというリチャードソン氏が、多数の写真付のページを作られたとのお知らせがgngoatにありました。
 上の写真は、1902年ごろの絵葉書ですが、一番左の家が、1888年にリチャードソン氏の曽祖父が建てられた家だそうです。その家は現在は、Wills Carey Museumで保存・公開されています(写真下)。なお、絵葉書で隣に建っているのは、1902年に新築した家とのことです。
 有名な広告用写真も掲載されています(写真下)。また、現在の様子や、1989年に蒸気機関車SP4449が牽くドームカー列車の写真も掲載されています。
http://highwaysandrailways.com/gnmonitor01.htm

現在Wills Carey Museumで保存・公開されている1888年建築のログハウス


1960年代初頭に撮影されたグレートノーザン鉄道の広告用写真


追記(7月17日)
リンゼイ・コースト氏の2006年、りんごの花の咲く季節の写真です。
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人気のあるエンパイアビルダー塗装

2008年07月11日 | 実物・車両
 アメリカでは、エンパイアビルダー塗装の人気は高いようで、時々「Fake」(にせもの?)が現れます。今回Gngoatで紹介されたのは、ケープコッド鉄道のF3ディーゼルです、1996年撮影です。キャプションを転載します。
A long way from the Rockies. Cape Cod Railroad was one in a series of tourist train operators on Cape Cod between Hyannis and Buzzards Bay. They adopted this Great Northern inspired scheme for their locomotives. FP10 # 1114 is former MBTA #1114 which was rebuilt from GM&O F3A #811A by ICG at Paducah Shops.

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?railroad=Cape%20Cod%20Railroad





現在(2008年4月1日)の写真です。
http://rrpicturearchives.net/locoPicture.aspx?id=98998&Page=1

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ビッグ・スカイ・ブルー塗装の広告

2008年07月10日 | 実物・資料
 Gngoatでは、ビッグ・スカイ・ブルー塗装の話題が引き続き盛り上がっています。ちなみに、ビッグ・スカイ・ブルー塗装の英文略称は、BSBです(エンパイアビルダー塗装はEB)。その中で、BSB導入のころの、グレートノーザン鉄道による広告の話題がありました。上の写真は、1968年1月の雑誌広告です。衰退しつつあったアメリカの鉄道会社の最後の努力が感じられます。
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不人気に終わったアルコ社のディーゼル

2008年07月09日 | 実物・車両
 グレートノーザン鉄道では、アルコ社のディーゼル機関車FAシリーズは不人気のまま終わり、旅客用のPAシリーズは導入されませんでした。潤滑系の問題やターボラグの問題等だったようですが、gngoatでは「いつも蒸気機関車のように煙を吐いていた」との話も出ていました。特に、GE系(FTやF)と組み合わせたときに、動き出しが遅く、苦労させられたようです。FAシリーズは1948年から49年にかけて導入されましたが、1950年には、その一部が早くも子会社のSP&Sに売却される運命となりました(440ABCD, 442ABCD)。
 ただ、グレートノーザン鉄道が導入した貨物用FAの一部(FA2:277A+B, 278A+B, 279A+B)には、ボイラーが装備されていたため、旅客用としても使用されていたとの情報です。なお、278A+Bと279A+Bは、元々はアルコ社のデモンストレーションモデルです。写真上は、278Bです。
 詳細は、グレートノーザンエンパイアのページをご覧ください。
http://www.greatnorthernempire.net/GNEGNDieselRosters_Alco.htm
 
 模型の世界では、グレートノーザン鉄道のエンパイアビルダー塗装は人気があるためか、NゲージではKato、Concorが、What ifモデル(実は無かったけれどありそうなモデル)として、エンパイアビルダー塗装のPAシリーズを発売しています。

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スカイコミッシュ駅舎の移動

2008年07月08日 | 実物・歴史
 先般、昔のポータブル駅舎の話を書きましたが、スカイコミッシュの駅舎が、周辺の環境美化事業のために、トラックで(!)移動させられました(写真上)。アメリカはやることが大きいです。

写真はこちらをご覧ください。
http://www.flickr.com/photos/skykomish

昔のポータブル駅舎(このブログの2008年6月15日版)
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/9595fca879c49c115fa5c756b847242d

スカイコミッシュの環境美化事業(Skykomish Clean Up)駅舎移動の写真もあります。
http://www.skykomishcleanup.com/
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有名写真の現場

2008年07月07日 | 実物・資料
 上の写真は、1956年8月にエンパイアビルダーの一番有名な写真(下)が撮影された場所(Bison、マイルポストMP1144近く)の今年の状況です。
 このあたりの路線は、1966年の線路移設により変更となり、今はもうあの有名写真の線路はなくなっています。また、撮影場所の国道2号線も、この線路移設時と時を同じくして、線形改良されて、低くなってしまっているとのことです。と言うわけで、下の写真の風景は永遠に過去のものとなってしまったことになります。
 なお、グレートノーザン鉄道の広告用写真の1枚(下)も、こことほぼ同じ場所で撮影されたとのことです。




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