グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

蒸気機関車S-2販売間近

2008年04月30日 | 一般
 グレートノーザン鉄道の蒸気機関車S-2(4-8-4)のHOスケールのプラスティックモデルは、Broadway Limited International / Precision Craft Modelsにより、2年前からその販売が予告されていましたが、ようやく販売される方向のようで、アメリカの模型屋さんでは、予約が始まっているそうです。Gngoatでは、Factry Direct ModelsとTony’s Train Exchangeが紹介されています。定価より割引されています。
 上の写真は、Havreに保存されているS-2 No.2584です(2003年撮影)。

BLI/PCM (現在のページの写真は、ブラスモデルのものですのでご留意ください)
http://www.broadway-limited.com/catalog/PCM_GN_S2_4_8_4_HO-1758-1.html

Factry Direct Models
http://www.factorydirecttrains.com/search.aspx?find=gn

Tony’s Train Exchange
http://www.tonystrains.com/locomotive/pcm.htm

大事故

2008年04月28日 | 実物・歴史
 Gngoatからの写真です。1945年10月5日ノースダコタ州ミシガンでの事故の写真です。エンパイアビルダーの展望車に蒸気機関車2588が追突し25名以上が犠牲となりました。

 なお、写真の事故の詳細については、以下のページをご覧ください。
http://www3.gendisasters.com/north-dakota/4038/michigan,-nd-rear-end-railroad-collision,-aug-1945

 福知山線の事故から3年がたちましたが、鉄道事故は本当に怖いものだと思っています。心からご冥福をお祈りします。


新しいタコナイト輸送方式「RailMate」

2008年04月27日 | 実物・車両
 Orerailからの情報です。新しいタコナイトの輸送方式であるRailMateの試運転列車とのことです。これは、道路を走る30tトラック1台ごとに1軸連接台車をはかせて、線路を走らせるものです。これまでは、ボギー(4軸)で100~120tを運んでいましたので、軸重30tでも大丈夫だとのことです。トラック1台ごとにお友達(Mate)の台車をはかせるので、RailMateと名付けられたようです。

写真のコメントを転載します。
Test run of a new RailMate system from Minneapolis to Superior. The trucks will be taken by road to United Taconite for loading of course tailings. Shown empty at CP's Stinson Yard in Superior on 4/22/08.

http://www.flickr.com/photos/18171644@N03/2433794189/

天然氷 その2

2008年04月26日 | 実物・歴史
 このブログの3月28日版で取り上げた天然氷の件ですが、gngoatに写真が無いか聞いておりましたところ、1957年の写真を投稿して頂けましたので紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/d95999028dfa5cd22faeeae16a4188b4

 写真は、1957年2月3日、ホワイトフィッシュの西にあるタマラック湖での、天然氷の切り出し作業です。

Feb. 3, 1957:
Ice crews working at Tamarack Lake west of Whitefish have harvested approximately one-half of the quota of ice for the Great Northern Railway this year. Ice cut operations, under local contract, are under way at Tamarack Lake because Whitefish Lake, usual site for the ice harvest, failed to freeze deep enough by harvest time. The contractors hope to have the job completed in about 10 days. The harvest started Jan. 22. The ice is cut and loaded on trucks at Tamarack Lake and trucked to the huge Great Northern ice houses for storage.

アサーンから新製品 ディーゼル機関車SD45

2008年04月25日 | 模型・車両
 アサーンニュースによりますと、ディーゼル機関車SD45(HOスケール)が発売になります。おなじみのグリーンとオレンジの塗装ですが、注目すべきは、グレートノーザン歴史協会で動態保存している400号機「Hustle Muscle」塗装機が登場することです。お値段は、定価99.98ドルです。
http://www.athearn.com/Newsletter/042208/05_SD45_042208.jpg

グレートノーザン鉄道歴史協会で動態保存している実機については以下のページをご覧ください。
http://www.gnrhs.org/hustle_muscle.htm

ディーゼル機FTシリーズのサイドナンバーボード

2008年04月24日 | 実物・車両
 グレートノーザン鉄道に、1941年、1945年に納入されたディーゼル機関車FTAには、写真のような大きなサイドナンバーボードがついていました。これは、Aユニットのみで、Bユニットにはついていなかったとのことです。また、1950年代初頭のリノーベーション時にこのサイドボードは取り外され、F7系と同様の先頭部分のナンバーだけに切り替えられていったとのことです。

カスケードトンネルの線形

2008年04月22日 | 実物・歴史
 Gngoatで、新カスケードトンネルの線形は、一直線かどうかが話題になりました。大変な盛り上がりを見せましたが、要約すると、新カスケードトンネルの延長は12.5キロもありますが、線形はおおむね一直線で、西ポータルから条件がよければ東ポータルのあかりが見えるということです(実際に見た方々のお話です)。なお、トンネルは西から東に向かって登り勾配となっていますが、東ポータルを出る直前だけ、勾配が少しだけゆるくなっているとのことです。

トンネル付近の図面
http://www.vanc.igs.net/~roughley/graphics/rail/cascade_tnl_lrg.gif

西ポータルの様子(2006年)。最近、更に道路等ができて少し様子が変わったとの報告もありました。
http://highwaysandrailways.com/newwestportal01.htm

掘削当時の様子は、このブログの2005年7月16日~30日に掲載したWood’s Book翻訳「カスケードを越えて」をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/b9d4266f23f1aa1f929fba0bcdca17c6

ウィキペディア
http://en.wikipedia.org/wiki/Cascade_Tunnel


GNRHS Ref. Sheet No.348 I remember 1962-1970

2008年04月21日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会会報に同封されてきたレファレンスシートNo.348は、グレートノーザン鉄道にエンジニアとして勤務されたRon Erickson氏の書かれた回想録で、1962年3月から1970年3月までのセントポール、デールストリートディーゼル機関区の記録です。
 扱われてきたDLに加え、当時のパスや名刺の写真(写真下)も載っており、貴重な記録です。Gngoatでも、高く評価されていました。



GNRHS Ref. Sheet No.347 Dining and Cafe Cars

2008年04月20日 | 一般
 グレートノーザン鉄道歴史協会会報に同封されてきたレファレンスシートNo.347は、木造及びヘビーウェイトの食堂車・カフェカーの特集です。著者は、Kenneth R. Middleton氏です。
 1888年に、Barney & Smith社製の食堂車を導入したのが、初めてのこととなります。その後、1924年オリエンタルリミテッド、1929年エンパイアビルダー等のために多数のダブルルーフ食堂車、カフェカーが投入されました。
 上の写真は、1905年Eastern Railway Company製の食堂車No.719-722の内部です。下の写真は鋼製ヘビーウェイト食堂車の広告用写真です。また、その下は、7100系の木造食堂車の図面です。
 最後には、食堂車、カフェカーの一覧もついています。

ヘビーウェイト食堂車。繊細な豪華さが漂っています。


7100系の図面。アーチ窓が好ましい雰囲気です。

GNRHS Modeller’s Pages No.42

2008年04月17日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年72歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、昨年の総会でGNRHSの会長にも選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 モデリングコメントでは、Walthersのエンパイアビルダーの振るドーム客車のドーム部のガラスの色付けについて、タミヤのX-25 Clear Greenをエアブラシで吹くのが良いとアドバイスしています。
 モデリング・プロジェクトでは、HPでおなじみのBen Ringnalda氏が、Proto 2000のGP20をデティールアップし、初のターボチャージャー付ディーゼル機を再現されています(写真上)。
 Q&Aでは、いつも通り大量の質問に答えられています。
 裏表紙のFavorite Modelでは、細密なスノーシェッド(写真下)が紹介されています。



グレートノーザン鉄道歴史協会2008総会案内

2008年04月16日 | グレートノーザン歴史協会
 会報GOATの2008年3月号には、今年の総会の案内も同封されていました。今年の総会は、7月19日~23日に、ワシントン州ワナッチーで開催されます。
 ワナッチーは、カスケード越えのふもとに当たりますので、今年の総会では、カスケードの旧線跡を歩く「Iron Goat Trail」のハイキングやワナッチーバレーを訪ねる小旅行、近隣のレイアウトツアー等が企画されているようです。もちろん、模型コンテストや写真コンテストもあります。

GNRHS会報 2008年3月号

2008年04月15日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会の会報「Great Northern GOAT」は、年4回発行されます。2008年3月号がカンボジアまで到着しましたので、ご紹介します。
 まず、表紙は、カスケードトンネルの西ポータルから姿を現した電気機関車Z-1の重連で、ヘッドは5004号機です(写真上)。
 さて、内容ですが、まずは表紙裏に、新しい保存の企画が出ています。イリノイ鉄道博物館に保存されている、PS-3オープンホッパー車No.70104をリノベーションする企画です。必要資金は、1500ドル~2000ドルほどとのことです。完成すると、下の写真のようになる予定です。小生もホッパー車好きですが、アメリカの人たちはスケールが違います。
 先般もお知らせしましたが、グレートノーザン歴史協会の2010年記念総会(グレーシャー国立公園)は、既にホテルの予約がいっぱいだそうで、更に他のホテルも加えるようです。
 他にも、GNで働いていた方のレポートや、今年のカレンダーの写真にまつわるちょっといい話等が満載です。
 なお、裏表紙には、スカイコミッシュ歴史協会が発見した、詳細不明の事故現場の写真が掲載され(写真下)、情報提供が求められています。

保存予定のホッパー車(同型車)の新造時の姿


裏表紙に掲載された事故現場の写真


ニクソン・コレクション(その2) グレートノーザン鉄道の写真

2008年04月13日 | 実物・資料
 ニクソン・コレクションの2万枚の写真のうち497枚がグレートノーザン鉄道に分類されています。とりあえず、これを見てみました。興味深い写真がたくさんありますが、そのうち、いくつかをご紹介します。


 また、鈴木光太郎さん、コメントありがとうございました。勝手ながら、ここに転載させていただきます。
「ものすごい量の写真ですね。
とり合えず、↓サンタフェがカッコ良かったです。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN04700

 以下、グレートノーザン鉄道から、いくつかご紹介します。

1.サドルタンク機 No.6927
このブログの2008年1月11日版でご紹介したサドルタンクです。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN03392

2.Mr.ニクソン
1934年にマイノットで撮影されたものです。お隣の女性は、マイノット駅の電信オペレーターですが、それだけではないような感じが出ています。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN05644

3.スポケーンの鉄橋(1937年)
スポケーンの鉄橋を走るP-2に牽かれた列車#2です。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN03474

4.大きなスノープローをつけた機関車(1938年)
大きなスノープローをつけた蒸気機関車O-5です。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN03441

5.重連(1940年)
列車#2を牽く重連です。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN10343

6.ストリームライン・エンパイアビルダー展示会(1947年)
おなじみのオレンジとグリーンのエンパイアビルダーは、1947年に走りはじめましたが、その直前に各地を回り、展示会をしています。この写真の前後に各地の様子の写真多数です。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN12563

7.電気機関車からの写真(1947年)
カスケードの電気機関車が牽くエンパイアビルダーです。どう見ても電気機関車のキャブから撮影しています。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN12658

8.カラー写真(1962年)
最後の何枚かはカラーです。これは、カラフルな好ましい雰囲気の小列車です。
http://muse.museum.montana.edu/rvndb/rvnjpeg_img_rec.php?objno=RVN26048