グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

グレートノーザン歴史協会2006年総会(速報)

2006年07月31日 | グレートノーザン歴史協会
 モンタナ州カリスペルで7月16日から19日に行われたグレートノーザン歴史協会2006年年次総会の内容が、Lindsay Korst氏のホームページにアップされました。非常に長い英文なので、まだ読めていないのですが、とりあえずお知らせします。
http://www.gnrhs.org/2006_kalispell.htm
 写真は、エセックス駅にそろえられたGN→BNSFの除雪車たちです。

エンパイアビルダーの編成内容

2006年07月30日 | 実物・歴史
 Ben Ringnalda氏のホームページ「Great Northern Empire」が更新されました。最も大きな追加は、1955年に導入されたフルドーム車両を含む「Incomparable Great Dome Empire Builder」の1955年夏シーズンから1969年(~70年)冬シーズンまでの編成内容一覧です。内容は詳細を極めており、筆者も多数の資料を参考にしてようやく出来上がったものと述べていますし、すべての編成表に著作権マークを付しているところからも苦労がしのばれます。
 グレートノーザンファンにとっては、ちょうどwalthers社のHOスケールのエンパイアビルダーが発売されるところですので、非常にタイムリーに役に立つ資料です。

クリスマス in July

2006年07月25日 | 一般
時々、使っているアメリカのInternet Hobbiesから、写真のようなセールスプロモーションがメールで届きました。毎年やっている「クリスマス in July」だそうです。
 あまり、割引率は高くないようですが、この蒸し暑い時期なので、ちょっと涼しげなところが気に入りました。
 http://www.internethobbies.com/chinjusaev.html

鉄鉱石ドック

2006年07月22日 | 一般
 Yahoo! Group Iron Ore Modelsに鉄鉱石ドックの巨大なモデルの写真が紹介されていました。Walthersが鉄鉱石ドックのプラスチックキットを出しているのですが、それを8キット分繋げて作った大作です。小生は、このドックが大好きで、こんなモデルをいつか作りたいと夢見ております。小生もこのキット(廃盤)は、ひとつだけ持っているのですが、完成のめどが立っておりません。

Izaak Walton InnのHP更新

2006年07月21日 | 一般
 グレートノーザン鉄道ファンのメッカ(グレートノーザン鉄道歴史協会の謳い文句です)であるIzaak Walton InnのHPが全面更新されました。オーナーが変わったためと思います。
 まずは、イントロダクションとして素敵な動画がアップされました。また、レストラン「Dinning Car」からの眺めも掲載されました。凄く渋いのに、ハイスピードワイアレスLANが使える「Flagstop Bar」の写真にもそそられます。
 また、泊まれるカブース(写真)の紹介も良いものがあります。お土産屋さんも「James J. Hill Gift Shop」とグレートノーザン鉄道の創始者の名前を付けられて、鉄道グッズも豊富なようです。もちろん、有名な食器シリーズは健在です。

蒸気機関車H-5のサウンド

2006年07月20日 | 実物・車両
 グレートノーザン鉄道の蒸気機関車H-5(4-6-2)のホイッスルとベルの音が、グレートノーザン歴史協会のHPにアップされました。
http://www.gnrhs.org/gn_1355.htm
 結構、軽い音ですね。
 この音は、Siouxland Historical Railroad Associationが保有するグレートノーザン鉄道の蒸気機関車(1955年から静態保存されています)のホイッスルを圧搾空気で鳴らしたものです(写真)。
http://www.siouxlandrail.org/index.html

(ちょっと脱線) 11年前の写真:ロムニー鉄道

2006年07月18日 | ちょっと脱線
 娘が写真を整理していて見つけてきた写真です。1995年6月にイギリスのRomney, Hythe & Dymchurch Railwayをたずねたときの写真です。写っている子供は小生の娘と息子ですが、その後ろに写っているのが、Northern Chief号です。6月だというのにドーバー海峡に近いこの鉄道は冷たい雨が降っており、ご覧のような冬のような格好をさせていました。
この鉄道は、ご存知の通り、世界最小の公共鉄道として運営されている「模型鉄道」です。軌間は15インチ(380mm)、延長23kmです。
スキャナーを持っていないので、デジカメでカラープリントを撮影したものですが、それなりに写るようです。

(ちょっと脱線)マニラの鉄道

2006年07月17日 | ちょっと脱線
 フィリピンの首都、マニラにも軌道系交通網が整備されてきました。流行のLRT(軽量鉄道)が2本と、MRTが1本です。LRTは、軽量鉄道なのに、路面ではなく、高架上を走っています。MRTは日本の政府開発援助(ODA)で建設されました。LRT1号線、MRT2号線、LRT3号線と乗り継いで、マニラを一周することができます。どれも、清潔で、エアコンもついており、快適です。LRT1号線には、女性専用車も取り入れられていました。
MRT2号線(写真)は、日本のODAで作られただけあって、自動券売機もあり、3本の中で一番良いできです。標準軌ですので、車内がJRよりも相当に広く感じます。

スペリオール湖鉄道博物館

2006年07月15日 | 一般
 gngoatにスペリオール湖鉄道博物館のイベント企画が発表されています。9月に行われるもので、メインはSOO Lineのファンの方々です。グレートノーザン鉄道ファンにとって興味深いのは、9月9日(土)に予定されるダルース~トゥハーバー間で運行される混合列車です。GNカラーのNW5(No.192:写真)が牽くボックスカー、カブース等の編成です。
 なお、この催しも、ファンの募金でまかなわれるとのことで、一口125ドルで、30人以上の募金を待っているとのことです。アメリカの大金持ちたちの巨額の寄付が話題になっていますが、こんな催しのための寄付も日常的に行われるのを見て本当にうらやましく思います。

スペリオール湖鉄道(運輸)博物館のアドレスです。
http://66.116.202.72/Home/Home.asp

 以下全文を転載します。

Great Northern Fans,

After much discussion, approval has been given to run a Railfan Weekend out
of Duluth this September as a fundraiser for the Lake Superior Railroad
Museum. As you may know, the weekend after Labor Day this year is the same
weekend as the Soo Line convention in Duluth. This complicated things since
the museum staff is very busy with that group.

Here's what we have lined up, which I think GN fans will find interesting:
Friday, September 8, 2006
In conjunction with the Soo Line group, we will hold a night photo session
in Superior at the Soo Line passenger depot with either Soo GP30 700 or FP7
2500, or possibly both. As you may know, the large neon Soo Line dollar sign
emblem was recently restored on the depot, and of course we will work that
into the shot.

Saturday, September 9, 2006
We will operate a simulated Great Northern "mixed" train from Duluth to Two
Harbors and return. Consist will be NW5 192 in GN colors, a GN wood boxcar,
DM&IR combine W-24 redone with GN lettering, and possibly the museum's GN
caboose. As always, your ticket will include a box lunch and beverages.
Everyone also gets a cab ride too. If you've ridden with us in the past you
know we do several run-bys all properly lighted. Expect to depart at 830 am
and return about 7 pm. We MAY have another engine to also work one direction
if I can work it out, but I can't promise this (yet).

Sunday, September 10, 2006
As has been our tradition, we will pull out several diesels and possibly a
steam engine or two for photography at the depot during the morning hours.
The Soo Line group will also use the FP7 to run up to Marbles, close to Two
Harbors. The only problem with this is they plan to use one of the two
bi-level commuter coaches in the consist! There are a couple of places where
you can cut out the cars, such as at Tischer Creek in Duluth's east end, so
you may want to shoot this train, which I believe will leave around 9 am.
We will finish up around noon, but if some of you from out of town want to
get a "steam fix" Milwaukee 261 will be running out of Wayzata, MN on
September 10, so you could always cut and run to go and see it if you wish.

The cost of this year's event will be $125, a little less than in year's
past. The "catch" here is we need 30 people to attend to make this event
happen. I will hold your checks until we get enough people, if we don't get
enough attendees then the event will be cancelled and I will return your
check. I'd like to make the final "go/no go" decision by mid-August so
people will have time to purchase air fares and such.

Feel free to e-mail me if you think you are coming, but the only way to hold
your spot with certainty is to send me a check at the following address:
Steve Glischinski
180 Dennison Avenue
Shoreview, MN 55126

If you have questions you can always e-mail me back at srg180@... or
give me a call at 651-481-9919.

Thanks, and we hope to see you in September!

Steve Glischinski

GNRHS Reference Sheet No.335 オリエンタル・リミテッド

2006年07月14日 | グレートノーザン歴史協会
 GNRHS会報に同封されてきたReference Sheet No.335は、グレートノーザン鉄道の有名な特急列車「オリエンタル・リミテッド」についての特集です(Theodore F. Doyle著) 。総計56ページとレファレンスシートとしては、格別の厚さであり、一冊の本と呼べる大変濃い内容となっています。
 1905年11月19日にオリエンタル・リミテッドは運行を開始しています。このときのヘラルドは、日の丸をモチーフにしたものでした(四角い白地に赤い丸、上下にオリエンタル、リミテッド)。車両は、木造ダブルルーフで、窓の上にはアーチ型の飾り窓がついており、小生が最も好きなタイプの客車です。
 1909年、太平洋・ユーコン・アラスカ博覧会が開催され、これに合わせて、オリエンタル・リミテッドもバージョンアップされました。
 第一次世界大戦期をはさんで、1922年には、更に鋼製客車に格上げされていますが、アーチ型の飾り窓はなくなっています。このあと、1929年にエンパイアビルダーに取って代わられるまで、オリエンタル・リミテッドは活躍しました。
 このレファレンスシートでは、各時代の機関車、客車について、写真、図面も豊富に解説しています。また、1905年列車については、西行き列車のトリップを再現し、1909年列車については、東行きトリップを再現しています。

GNRHS Reference Sheet No.334 蒸気機関車キャブ側面のデータ

2006年07月13日 | グレートノーザン歴史協会
 GNRHS会報に同封されてきたReference Sheet No.334は、グレートノーザン鉄道の蒸気機関車のキャブ側面のナンバーの下に書かれているデータについての特集です(Kennel R. Middleton著) 。このデータ収集には5年以上かかっているとのことであり、労作です。
 写真ですと、F1. S. 55. 120. 22/26. 89. と機関車番号「511」の下に、小さな白い文字で記入されています。その意味は、
F1:機関車の形式(この場合は、2-8-0 F1)
S: Superheated(過熱式)
55:動輪直径(インチ)
120:動輪上重量(千ポンド)
22/26:シリンダー直径/ストローク(インチ)
89:常圧比(%) Mean Effective Pressure(MEP)
とのことです。
 このレファレンスシートでは、A7クラスからZ6クラスまで、多くの機関車の写真から、実機になんと書かれていたかを検証し、データ集として記載されています。

P.S.常圧比(Per Cent Working Pressure)とMean Effective Pressure(MEP)の意味が良く分かりません。お分かりの方、コメントをいただければ幸甚です。


GNRHS Modelers’ Page No.35

2006年07月12日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年71歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、昨年の総会でGNRHSの会長に選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 今号で注目すべき記事は、まずは、カリスペル総会模型部門への参加招待です。昨年は72モデルが応募したとのことです。今年も良い作品が集まることが期待されます。また、モデリング・コメントでは、WAlthersの1955年バージョンのエンパイビルダー(HO)、この列車用のF7(PROTO2000)、同じくPROTO2000のGP20にグレートノーザン鉄道歴史協会として資料提供等の協力をしたことが述べられています。これらの模型は、GNのプロトタイプに忠実な模型となることが期待されます。Oゲージの模型についても、MTH社が企画中の蒸気機関車S-2とF-8に協力しているとのことです。
 モデリング・プロジェクトでは、南カラマスフォールの機関庫が紹介されています。内部まで作り上げられた好ましいモデルです。
Q&Aでは、いつも通り大量の質問に答えられています。
 また、Favorite Modelsと題して、模型の写真が掲載されています。今号では、ディーゼル機関車NW3の1-1/2インチゲージの巨大な模型(写真)が目を引きます。本物のガソリンエンジン駆動だそうです。写真には、平面クロスも写っておりますので、鈴木光太郎さんにも喜んでもらえると思います。
 

GNRHS会報 2006年6月号

2006年07月10日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会の会報「Great Northern GOAT」は、年4回発行されます。2006年6月号が到着しましたので、ご紹介します。
 まず、表紙は、1955年2月11日に起きた脱線事故で、クレーン車Big Hook(X-1741)に引き上げられているディーゼル機関車F7No.350Bです。この脱線事故については、本文にもカラー写真入りで詳報されています。死者は出なかったものの、80名以上が負傷する大事故でした。
 さて、内容は、まずは、1952年、大統領選挙遊説のための特別列車の記事です(写真)。当時のトルーマン大統領が、展望車のテラスから演説を行っています。また、このブログ(5月16日)でも紹介しましたが、今年で100周年を迎えたシアトルのキングストリート駅についてもカラー写真入りで報告されています。
http://blog.goo.ne.jp/jackojichan/e/fa5b2d5b36466cb1ae8f477fc5690244
昨年来、募金を続けていたディーゼル機関車No.400(Hustle Muscle)ですが、実際の塗り替え作業は、工場への搬送がうまく行かずスケジュールより遅れているとのことです。GNRHSの役員の方々が奮闘されているようです。
今号も、裏表紙にも写真満載で、エンパイアビルダー塗装のE8、F7が登場したときに、GN職員に配布されたという絵葉書のカラー写真と、GNアーカイブから選ばれた、蒸気機関車P-2のバルブギア周りの迫力あるモノクロ写真が掲載されています。
この他、別冊の「モデラーズページNo.35」、「レファレンスシートNo.334 Great Northern Steam Locomotive Cab Side Data」「レファレンスシートNo.335 Oriental Limited」が同封されていました。

(ちょっと脱線)しばわんこの和のこころ

2006年07月09日 | ちょっと脱線
 最近、ちょっと話題になっている絵本です(川浦良枝著。白泉社)。絵本といっても、どう見ても読者は40代より上の女性と思います。しばわんこ(和のこころを持った柴犬)が、お茶を入れてくれたり、はねつきをしたり、お花見の準備をしたりしている絵を見ると、おじさんでも、じわーっと幸せになれる感じです。
 わ(和)、とは、
一、 穏やかなこと
二、 仲良くすること
三、 ほど良く整うこと
四、 調子を合わせること
五、 数個の数を加えた値
六、 日本
ということだそうです。
なお、NHKで、人知れず、アニメにもなっているそうです。

Walthers Empire Builder

2006年07月08日 | 模型・車両
6月25日版でもお知らせしましたが、Walthersのエンパイアビルダーが本格化してきました。
http://www.walthers.com/exec/page/empire_builder
今回は、Proto 2000のF7も掲載されています!(発売は来年7月ですが)
グレートノーザン鉄道歴史協会でも話題となっており、プロトタイプにかなり忠実ということです。協会長兼模型部会長のBuck氏によれば、機関車F7、客車ともにグレートノーザン鉄道歴史協会が全面協力しているとのことです。