グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

ディーゼルRS-2 No.213

2005年11月30日 | 模型・車両
 ディーゼル機関車RS-2は、1949年9月アルコ製の入替機/支線用機関車です。実物のNo.213は、ワシントン州のワナッチィ~オロビル間の支線で活躍していた写真が残っています。BNでは生き残っていません。
 模型は、KATOのプラスティック製品です。秋葉原のタムタムで突然この模型と目が合ってしまい衝動買いしてしまいました。製品は、さすがにKATO製品らしく、走行振り、塗装等すばらしいできばえです。ただ、細かいハンドレール類を自分でつけなければならない点がめんどくさがり屋で不器用な小生には、ちょっと不満な点でした。 しかし、ハンドレールの一部(ステップに立ったときにつかむところ)を実機同様白く塗ってみたところ、表情が引き締まった感じがして好ましく、自画自賛しています。当社では、小貨物列車の先頭に立たせて支線業務らしく走らせております。

ディーゼル U-33-C 2538

2005年11月27日 | 模型・車両
 プロトタイプは、1968年5~7月にGEから購入された15両のディーゼル機関車です。モデルについている2538は、実在したU-33-CのNoですが、なぜか前回紹介したモデルのSDP-45にも同じNoがついていました。実車は、BNになっても、15両とも5700-5714号機として生き残っています。これらのUシリーズは、細長い車体のイメージからか、俗称「Uボート」と呼ばれていました。
 モデルは、アサーン製品で、1967年に導入されたビッグスカイブルー塗装となっています。昔のプラスチック製品ですので、デティールは期待しないで下さい。なお、手すりは自分でつけなくてはいけないのですが、GNでは、乗員がステップに乗るときにつかむ部分だけ白く塗装しているのが普通ですので、そこだけモデルでも手を入れました。表情が引き締まったような気がします。このモデルは、ダミーで動力はついていません。

ディーゼルSDP-45 2538

2005年11月24日 | 模型・車両
 プロトタイプは、1967年6~8月にEMDから旅客用として購入された8両の3,600馬力のディーゼル機関車です。実車のNoは、本当は326号機から333号機となっており、モデルについている2538は、次に紹介するU-33-CのNoです。なお、SDP-45は、BNになっても、8両とも9856-9863号機として生き残っています。
 モデルは、アサーン製品で、1967年に導入されたビッグスカイブルー塗装となっています。角ばった顔にこの塗装は似合っていると思っています。昔のプラスチック製品ですので、デティールは期待しないで下さい。なお、手すりは自分でつけなくてはいけないのですが、GNでは、乗員がステップに乗るときにつかむ部分だけ白く塗装しているのが普通ですので、そこだけモデルでも手を入れました。表情が引き締まったような気がします。走りは、結構やかましい「ゴォー」という音をたてながら走っています。牽引力は十分で、ホッパー車の20両くらい軽く牽いています。

ディーゼル F7 365C

2005年11月19日 | 模型・車両
 F7の3台目は、旅客用の365Cです。プロトタイプは、EMDが1950年10月に製造したもので、BNになっても276A号機として生き残っています。
 模型は、アサーンジェネシスシリーズの旅客用F7です。塗装は、エンパイアビルダー塗装(シンプリファイされる前の、オレンジとグリーンの間にゴールドの細い帯が入ったタイプ)です。プラスチックモデルとしては、満足のいくできで、写真でも見られるように側面のフィルターも出色のできです。なお、旅客用は、貨物用と違って、ヘッドライトが二つで、後進時には、テールライトとして赤く光ります。また、屋根上は、SG用の四角いカバーつきのファンが付いています。走りも、音も小さく、牽引力も十分で、当社では、A+B+Cの編成でエンパイアビルダー色の旅客列車の先頭に立たせています。(あれっ、貨物列車じゃなかったっけ?と思われた、あなた、鋭いです。財政難の当社では、貨物列車のときは、先頭を452A貨物用として、452A+452B+365Cの順に並べていますが、旅客用に使うときは、逆向きに365Cを先頭にして、C+B+Aの順に並べています。見逃してください・・・。)

ディーゼル F7 452B

2005年11月18日 | 模型・車両
 当社のディーゼル機関車、2台目は、F7 452Bです。
 F7は、Wood’s Bookでも「どこにでもころがっている機関車」と書かれるほどに、GNにとってどこにでもいる機関車でした。プロトタイプは、EMDが1950年3月に製造したもので、BNでは生き残っていません。
 模型は、アサーンジェネシスシリーズの貨物用F7です。塗装は、エンパイアビルダー塗装(シンプリファイされる前の、オレンジとグリーンの間にゴールドの細い帯が入ったタイプ)です。プラスチックモデルとしては、満足のいくできで、側面のフィルター等も出色のできです。今回の写真は屋根上のファンです。シースルーになっており、内側のファンも表現されていて好ましい出来となっています。このF7Bもモーターを搭載しており、走りも、音も小さく、牽引力も十分です。当社では、A+B+Cの編成で長大貨物列車の先頭に立たせています。

ディーゼル F7 452A

2005年11月16日 | 模型・車両
 当社のディーゼル機関車、最初の1台は、F7 452Aです。
 F7は、Wood’s Bookでも「どこにでもころがっている機関車」と書かれるほどに、GNにとってどこにでもいる機関車でした。プロトタイプは、EMDが1950年3月に製造したもので、BNになっても664号機として生き残っています。
 模型は、アサーンジェネシスシリーズの貨物用F7です。塗装は、エンパイアビルダー塗装(シンプリファイされる前の、オレンジとグリーンの間にゴールドの細い帯が入ったタイプ)です。プラスチックモデルとしては、満足のいくできで、側面のフィルター等も出色のできです。特に先頭部は良いできで。運転席やワイパー、滑り止め塗装等がリアルに再現されています。なお、貨物用は、旅客用と違って、ヘッドライトがひとつで、旅客用のもうひとつのヘッドライト部分には「452」の数字がGNのヘラルドの上に灰色で描かれています。また、屋根上は、SG用のファンが付いていません。走りも、音も小さく、牽引力も十分で、当社では、A+B+Cの編成で長大貨物列車の先頭に立たせています。

湖の底に眠る機関車

2005年11月12日 | 実物・歴史
 最近のgngoutの話題です。湖の底に眠る機関車のお話です。
 場所は、Beltonの西にあるLake Five。話を総合すると、第二次大戦中に事故を起こしたO-8(またはO-4)が、戦争中であったために引き上げる余裕が無くそのまま放置されたと言うことです。1978年には、スキューバダイビングを趣味にしているGN職員が潜って、ベルを回収しようとしたらしいのですが、発見できなかったとのことです。Lake Fiveの水温が低いため、機関車は原型を保っているとのことですが・・・ロマンですねぇ。

「Hustle Muscle」維持保存基金:募金中!

2005年11月05日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン鉄道歴史協会が、その「旗艦(フラッグシップ)」として保有するディーゼル機関車が、EMD製SD45 No.400、愛称「Hustle Muscle」です。
 この機関車は、1966年に納車され、GNにより「Hustle Muscle」の愛称をつけられ、その愛称を機関車側面に大きく掲げていました。1970年にBNのNo.6430となりましたが、ファンからの強い要望により「Hustle Muscle」の愛称は引き継がれることとなりました。しかし、1973年にはBNグリーンに塗り替えられてしまいました。1986年に現役を引退したこの機関車は、GNRHSに寄贈され、Lake Superior Museum of Transportation(ミネソタ州ダルース)で動態保存されています。今年のGNRHS総会でも元気な姿を見せていたようです。
 この機関車の維持保存のための基金が設立されました。まずは、機関車の再塗装のために13,500ドル(約150万円)を集めることとしています。すでに半分以上集まっているようですが引き続き募金中です。(募金に協力いただける方は、GNRHSのTreasurerの James Knollmiler氏までコンタクトしてください。アメリカにお住まいの方は、募金した分節税にもなります。E-mail: jknollmiller@aboutestateplanning.com)

St. Nicholas Mountain 2006年カレンダー

2005年11月04日 | 一般
 実物のGNの展望車「St. Nicholas Mountain」を保存しているグループからも、2006年カレンダーが出されました。現存するGNの車両を中心とするフルカラー版です。価格は17.99ドルです。詳細は、http://www.stnicholasmountain.com/Calendar.htm をご覧下さい。なお、写真の内容は以下の通りです。
Cover: St. Nicholas Mountain color graphic.
January: recently restored GN 1292 Going-to-the-Sun Mountain, at Kansas City.
February: restored GN Big Sky Blue boxcar 138660 at Osceola, Wisconsin.
March: Doyle McCormack's pristine GN F7A 274B at Portland, Oregon.
April: gorgeous GN slant-caboose X-21 at Oklahoma City, Oklahoma.
May: GNRHS owned GN SD45 400 Hustle Muscle at Fargo, North Dakota.
June: GN P-2 Class 4-8-2 2507 before it moved under shelter at Wishram, Wash.
July: GN 'shorty' wood caboose X-494 at the Mission depot in Cashmere, Wash.
August: GN NW3 181 on display near the former GN depot in Whitefish, Montana.
September: GN wide-vision caboose X-111 on display at Breckenridge, Minnesota
October: private varnish GN observation 1196 Port of Vancouver at Spokane, Wash.
November: spectacular run-by of GN 400 Hustle Muscle at Barnesville, Minnesota.
December: mighty GN S-2 Class 4-8-4 2584 on display at Havre, Montana.

GNRHS 2006年カレンダー

2005年11月03日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン歴史協会では、毎年カレンダーを出していますが、このカレンダーの写真をいつも楽しみにしています。会員には毎年送られてきてますが、一部7ドルで販売されてもいます。
今回の写真は、以下の通りです。
1月:St. Cloud駅(1906年撮影)
2月:Alco FA-2 No.277
3月:Spokane駅の空撮(1961年撮影)
4月:蒸機H-7 (4-6-2) No.1377(ワシントン大学コレクション写真)
5月:蒸機L-1 (2-6-6-2)非常に珍しい新造・運搬中の写真(1906年)
6月:カスケード峠のBerne駅での電機Y-1 No.5016
7月:Latah Creek鉄橋を渡る蒸機Q-1 No.2124
8月:フルオープンのSight-Seeing Car No.903
9月:EMD FT No.422 A+B+C+D
10月:珍車!トラックインスペクション車 X5
11月:Express Reefer No.2021
12月:カスケード峠のTye駅(1910年の雪崩の前)
2007年1月:カスケード峠のWellington駅の俯瞰写真

GNRHS Modeler’s Pages No.32

2005年11月01日 | グレートノーザン歴史協会
 グレートノーザン歴史協会(GNRHS)の会報に同封されてくるモデラー向けの別冊です。今年70歳になられるDuane Buck氏が編集者を勤められています。(同氏は、今年の総会でGNRHSの会長に選任されています)
 内容は、「モデリング・コメント」、「新製品紹介」、「模型用写真」、「モデリング・プロジェクト」、「Q&A」等です。
 今号で注目すべき記事は、まず、Duane Buck氏がWalthersから、今後のGN模型の製造に関するアイデアをメールで受け取ったとのことです。1955年バージョンのエンパイアビルダー、NW5、NW3、X-1~X-30カブース等が候補となっているとのことです。
次は、今年の総会での模型コンテストに出品されたさまざまな模型の写真です。Best of Show賞を取ったのは、William Wetmore氏の作成されたカブースX-582の巨大模型(長さ1メートルくらいありそう)です。室内まで作りこまれた車両は、屋根が取り外し式となっており、室内もしっかり見ることができます。このほか目に付くのは、Rick Boger氏のスケールテストカー等でした。
  Q&Aからは1つ。GNの蒸機のテンダーの側面に描かれたGoatの顔の向きです。普通は、両側面とも同じロゴですので、片側は前を、もう片側は後ろを向いているはずですが、両側面とも前を向いている例もあるとのことでした。