今回の旅は、「中国・貴州省の少数民族を訪ねる旅」です。
貴州省は「天に三日の晴れなく、地に三里の平地なく、人に三銭の金なし」
と言われています。棚田があるかな?

ここは貴州省・黎平県・肇興郷です。
肇興郷は全人口の約90%がトン族で、郷内には5つ鼓楼もあり、
中国一のトン族の村と言われています。
鼓楼とは物見櫓で、外敵が襲って来た時に、鼓楼の上部に常設していた太鼓を叩いて村人や、近隣の集落に非常事態を報せたと言われております。

普段は村人の憩いの場の様で、雨の日や農閑期などに農民や隠居した老人、
子供達が集まった憩いの場です。
又、村の公民館として、村人の集会所としての役割も果たしています。

瓦屋根と木材で造られた伝統的な建造物で、
ほとんどの部分で釘やボルトを使用していません。
日本人から見ても、どこか懐かしい感じのする建物です。

手前は消火用のため池
木造の家々がびっしり立ち並んでいるので、
木造の家々がびっしり立ち並んでいるので、
村々には至る所に小さな溜め池がありました。