今回の旅は、「初冬の奥信濃路を訪れる」です。
ここは飯綱町・東柏原・奈良本です。
「藁ボッチ」です。
稲藁を「藁ボッチ」にして田んぼの横に積んで保管したのだ。
「藁ボッチ」は茅葺き屋根と同じ原理で藁を上手に重ねる事により
雨を防ぎ、藁を屋外で長期保存する事が出来る。
そして必要な分だけ、「藁ボッチ」から藁を引き抜いて様々な用途に利用した。
藁は田畑の肥料やマルチとなり、草履、みの、しめ縄、俵、ロープ、
畳、土壁の材料等々、衣食住と日常生活のありとあらゆる場面で活用された。
私たちが子供の頃は稲刈りが終わった田んぼは 遊び場でした。
晩秋のでも最近は藁ぼっちも少なくなったと地元の人は言う。
むかし、お正月のしめ縄作りなどは、農家でしていました。
いまでは、プラスティックや紙の代用品が多くなっています。