ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

札幌市のレトロなメトロ 東西線6000形

2016-07-10 22:53:32 | 好きです札幌
(写真:2008年撮影 記事:2012年のものに加筆・修正/ホームページ過去記事を復刻しました。)

2008年8月引退。あなたはこの車両を覚えているか??



 かつて地下鉄東西線開業当時(1976年)より、32年のあいだ主力車両として活躍していた6000形車両。写真を見て懐かしさを感じる人、結構いるのではないだろうか。僕が小さい頃、この車両は飽きるほど走っており、東西線に乗る機会があるたびに「新型車両に乗れないかな~」と密かに願っていたものである。しかし、6000形無き現在、こうして写真を見てみると、何とも言い難い魅力を感じるのはなぜだろうか。
 6000形の特徴は、なんといってもそのデザイン。デコボコした顔や、オデコについている北海道の飾り、クリーム色に黄緑色の横線という見たこともないカラーリングなど、シンプルな現在の主力車両(8000形)とは対照的に、独創的なイメージだ。最も優れたデザインの列車に贈られる「ローレル賞」を受賞したこともあるとか。実際にその凝ったデザイン故か、札幌市営地下鉄ファンの間では、現在でも最も人気の高い車両ともいわれる。
 6000形が引退したのは2008年の夏である。運行最終日には、「6000形さよならセレモニー」なるイベントが実施されたのだが、不運にも塾の模試と重なってしまい、参加することが出来なかった。回答用紙を涙でビショビショにしながら問題を解いたのを覚えている(←ウソ)。写真は引退の半年ほど前に撮影したものであり、当時自分はまだ中学生であった。そのため写真の下手さが目立つ。
 我々に強烈な印象を残して消えていった6000形。引退してからしばらく経つが、「地下鉄東西線」と聞いて、今でもこの車両が真っ先に頭に浮かんでくるのは僕だけではないはずである。


車内も独特なデザインで、札幌の観光名所である時計台・大通公園・道庁の絵が壁全体(ドアや天井も含む)にちりばめられていた。観光客にウケそうだ。



白が基調の車内であるため、結構明るいイメージ。使い古された感のある赤い座席がイイ感じ。そういえばホーム柵のない東西線の駅の写真というのも今となっては貴重である。

~買える!!6000形の部品~
札幌市営交通が毎年開催している2つの祭典、「交通資料館まつり」と「市電フェスティバル」。乗り物好きの男の子や家族連れに大人気の行事だが、会場の端っこには、市営交通大好きマニアが行列を作る異彩を放つコーナーがある。バス、市電など廃車になった市営交通車両の部品を販売するチャリティーバザーである。商品はバス部品が大半を占めているが、当然ながら地下鉄車両の部品も販売されており、非常に魅力的な商品も存在する。ここでは、会場で売られていた地下鉄6000形のステキな部品(ごく一部)を紹介したい。(撮影許可取得済み)

・商品No.01 北海道マーク

御覧の通り、6000形のオデコに付いていた北海道マークである(かなりデカイ)。6000形部品の中でもかなりの人気商品で、すぐに売れてしまうので、入手難易度はMaxである。これは僕もかなり欲しいのだが、8000円という高価格に加わり、デカすぎて持ち帰れないので、いまだに購入していない。
ちなみにこの商品、市内の某鉄道部品ショップで15万円(!!)で売られていたのには驚いた。

・商品No.02 時計台イラスト部分

これは個人的にかなりツボだった商品。6000形のカベの一部である。2008年交通資料館まつりでおばさんが購入しているのを見て猛烈に欲しくなったのだが、その時には既に売り切れ。そこで、約1カ月後の市電フェスティバルにてリベンジ、無事購入することができた(嬉)。そこそこの大きさがある割には値段が500円と、お得感がある。部屋に飾ればいい感じのオブジェとなる。

・商品No.03 車体番号プレート

6000形車内に貼られていた車体番号のプレート(アクリル製)である。こちらも市電フェスティバルにて300円で購入。4ケタの数字は、「6」が6000形を意味し、、「3」が3両目、「07」は7番目に作られた編成、という事をあらわしている。
ちなみに調べてみたところ、6307号車は1976年製造、2006年に廃車になったとのこと。合掌。

・商品No.04 ライト枠

こちらは2011年交通資料館まつりで初めて見た商品。一見するとどこの部品かわからないし、3000円もするので、「こんなの買う人いるのか~?」と思ったが、数分後に見てみると「売約済み」となっていた。

この他にも、運転台部分やドア開閉スイッチ、前面に付いている札幌市マーク、何処の物かよく分からない計器部分など、色々と売られていたのだが、ごく一部の紹介に留めておく。
なお、6000形部品が大量に売られていたピークは、同車両が次々と廃車された2008年頃で、最近は減少傾向にあるのが残念だ(おそらく殆ど放出してしまったのだろう)。近年では入手しづらくなっている物がほとんどである事をご承知いただきたい。

札幌市のレトロなメトロ 東豊線7000形

2016-07-09 16:03:07 | 好きです札幌
~さよなら7000形スペシャル~


1988年の札幌市営地下鉄東豊線開業以降、主力車両として27年のあいだ活躍してきた「7000形」車両。
同線内を走る唯一の車両であったため「東豊線といえばこの車両!!」というイメージが付いていた人も数多いと思われますが、2015年に新型車両9000形が導入されて以降は驚くほどのスピードで廃車が進んでいました。
マニアの間では「2015年度いっぱいで引退か…?」と噂されていましたが、ついに2016年6月に「完全引退」の発表がなされてしまいました。

私は南北線の沿線民であるため、幼い頃は東豊線なんて全く利用した事がありませんでした。
いつだったか、母に連れられて東豊線に乗る機会があった時、綺麗なホームに聞いたこともない駅名、そしてこのブルーが基調の見なれない車両にワクワクした記憶があります。
時は経ち、通学に東豊線を利用することになった時期があったのですが、南北線からの乗り換えが遠くて定期代も高額、最終的には「家からチャリで行った方が近いんじゃない?」ということで、すぐさま自転車通学に切り替えてしまいました(^_^;)。
そのため、正直言うと東豊線および7000形に対する思い入れはあまり、無い…。


とはいっても、黄ばんだ白(クリーム色?)のボディに水色のラインが入るボディデザインは好きでした(*^_^*)。
ヘッドライトにラインが回り込んでいるおかげで、どことなくパンダ顔?(笑)
何とも言えない可愛らしさが漂っているような気がします…。


そして内装。こちらも明るい水色が基調となっており、他路線の車両と比べるとかなり明るい印象となっています。車内に入った時の雰囲気もお気に入りでした(^O^)。
それにしても、この座面ゆったりのふかふかシートも消えてしまいましたね…。


壁には札幌市の木ライラック、札幌市の花スズラン、札幌市の鳥カッコウが描かれており、明るさに華を添える。
ひと足先にデビューした東西線6000形車両は壁じゅうに札幌の建物が描かれていましたが、さすがにやりすぎと感じたのか7000形では控えめです(笑)。
…ちなみに東豊線開業決定時、運行する車両は6000形の色を変えてそのまま使用する計画でしたが、編成や定員数の見直しがされることになり、新たに7000形が開発される事となったそうです。


ドア部分には豊平区と東区を結ぶ路線にふさわしく、両区のイメージにピッタリな農場のイラストが。
ヒツジが放牧されているのは羊ヶ丘っぽく、サイロや広大な敷地は丘珠あたりを彷彿とさせます。
…電車の壁に留めるにはもったいない程のデザインですね(^_^;)。


車両どうしを結ぶ貫通路は、札幌市営地下鉄の伝統である六角形を採用。
ちなみに他路線の車両と比べると短いため、ややスッキリした印象。


さて、7000形の後期型(1994年以降デビュー)はご覧の通りデザインが大きく異なります。
近年の新型車両でお馴染みのデザイン、真っ白なボディに水色のドア(こちらは日ハムラッピング車のため、やや異なる)
こちらのカラーは正直言うと、7000形には似合っていないような感じであまり好きではないです…(^_^;)。


前期型との違いはカラーリングだけではなく、先頭車の行き先表示(電光掲示)、シートの両端に「おさえ」を追加。車内の色合いは初期型と比べてやや薄く、緑がかった水色となっています(分かりますかね~??)
そしてドア上の部分には、もはや新型車両の標準装備となった電光掲示案内が装備。ドットが荒く、時代を感じてしまいますが(笑)。


(↑よく見ると「新」の字がバグっていますw)

往時は前期型、後期型ともにほど良いバランスで運行されており、両車両の遭遇率は「半々」といった感じでした。
なお、廃車時はなぜか後期型から運行離脱がなされる事となり、マニアを混乱させました。
旧型といえども、後期型車両は南北線5000形初期型(95年デビュー)とほぼ同じ車齢だというのに。
(※南北線5000形は今後10年は廃止される気配が無い…)
となると、実質20年ちょっとで廃車された事となり、札幌市交通局の判断には疑問が生ずる。


…ちなみに、札幌市交通局が最近各種キャンペーンで配布しているクリアファイル。
前々から気付いていましたが、このファイルに写っている7000形車両、なんか変だ。

間違いは自分で探してみてね!★


~7000形ラストラン ドキュメント!~

7000形の最終運行日となったのは、2016年6月25日でした。
そろそろかな?とは思っていたものの、交通局からの発表があったのは引退の1週間ほど前。あまりにも突然でした(汗)。
4年前の南北線3000形引退同様、今回もお別れイベントがあるとのことで、午前10時半ごろに栄町駅を訪れました。


…とはいっても、引退セレモニーは数分前に終わっていたようで、ホームは静かでした…。
7000形の最終運行便は先ほど栄町を発車し(さっきすれ違った)、11時に福住で折り返し、再びここ栄町に到着して役目を終えるようです。ウロウロしてる報道陣は最期の雄姿を押さえるための場所取りかな?

…出遅れてセレモニーに間に合わなかったのは少々残念ですが、まぁ後で追いかけて福住発の最終便に乗れれば満足ですよ(^O^)/
わざわざ栄町駅に来た目的は、実はセレモニーじゃなかったんです。


7000形ペーパークラフト♪♪
引退セレモニーに合わせて限定配布されるという情報をゲットしていたんですね(*^_^*)。
開始時は結構な行列が出来ていたようですが、なんとか入手できてひと安心♪

交通局の公認グッズにしては少し色が変なのが残念なところでしょうか。しかしコピーすればいい感じに色が薄くなるのでは…。
このまま制作するのはもったいないので、厚紙にコピーしてじっくりと…、ついでに下周りを立体化してリアルに…ぐふふふふ…(←キモい)


…え~、ペーパークラフト入手という最大ミッションをクリアできたので、7000形最終運行便を追いかけます。
新車の匂いがプンプンする最新型9000形車両に乗って、福住方面へ。
折り返し時間を計算し、福住から数駅手前の某駅で下車して最終便を待ち構える事に。
奇しくも、私が東豊線にお世話になっていた時に利用していた駅でした…(^_^;)。

ちょうどよく列車接近のアナウンスがあり、駅員さんが「臨時列車であること」、「混雑しているので一般利用者は後続列車がオススメ」といったことを案内していました(笑)。
臨時扱いなのか…。

そして…、力強い警笛とともに…。
7000形登場~!!

めっちゃ混んでます…(^_^;)。
写真撮影もそこそこに、一番後ろのドアからヒョイと乗りこみました。


案の定、車内は8割くらいが鉄道好きの方々。皆さんアナウンスを録音したり車窓動画を撮影したりと忙しそう。
私も遠慮なく写真撮影が出来るのでイイですね!♪

大通駅では駅員さんが一列で見守る中、発車前に長めの警笛サービス。
残念ながら座席には座れず、あのフカフカシートを最後に味わう事はできませんでした(;O;)。
各駅ではアナウンスがなされているのか、結構な一般利用客の注目も浴びており、スマホで撮影する若者や主婦の方が見受けられました(*^_^*)。

そして終点、栄町駅へ。
車掌さんからアナウンスがありました。

7000形車両は、本日の運行をもちまして廃車となりますが、使える部品は再利用して、また新車両の一部として、****を走り続けます。7000形車両は無くなってしまいますが、この車両が生きて(?)いた記憶は、無なることはございません。
7000形を愛し****皆さまと一緒に、ラストランを迎える事ができましたことを、心よりお礼申し上げます。

まもなく7000形車両の最後の停車駅、栄町駅に到着いたします。

(注:動画から拾ったため、一部不明瞭です)


午前11時半、栄町駅に到着―。


撮影でごった返すかな?と思いきや意外と混雑しておらず、札幌市章とSTマークを掲げたお顔を収める事が出来ました(*^_^*)。皆さん先頭車両の方に行ってるのかな?
車両側面には「ありがとう7000形」の文字…。


すべての任務を果たし、駅員の発車合図を静かに待つその姿…。
あまりにもかっこいい。

そして数多くの利用者と駅員が見守る中、7000形最終運行便は静かに駅を発つ。


さようなら7000形!!

あまりにも突然だった7000形とのお別れ。
最後に乗車した時も古さはほとんど感じさせず、今回が最終運行だという事が信じられないくらいでした。
交通局さん、もうちょっと使えたのでは??

あの「プシューーーッ!」という堂々としたドア開閉音がもう聞けなくなるのかと考えると、寂しいものがありますね…。

完。
※せっかくなので、これから数回「札幌市のレトロなメトロ」シリーズをやりたいと思います。

愛車解剖 スズキエリオ

2016-07-04 01:15:26 | 車、プラモ、ミニカー
みなさんこんばんは。
ホルマリン、ちょっといま大役を終えてホッとしている所であります。

先日、勤務先のセンター内で幹部会があったのですが、なぜか私が新入社員代表に選ばれてしまい、壇上に出て喋らなくてはならなかったんですよね…(^_^;)。
私を推薦したのは課長らしいのですが、なぜこんな私を…?(笑)
ホルマリンは家に引きこもってアイドルをひっそり応援しているような男であって、舞台に上がってみんなの注目を集めるような男ではない(笑)。

本社から偉い方々がたくさん来ているので、唱和する経営理念を一言一句でも間違ってはいけません。
尋常じゃないプレッシャーのなか、なんとか役割を果たしてヘトヘト状態で帰宅…。

久米宏似の上司やロバート馬場似の先輩に褒めてもらったので良しとしましょう…(^_^;)笑。
パーティー中はいきものがかり水野さん似の上司と共に挨拶回りをしていたので、本当に最後まで緊張しっぱなしでした。
今日は一日じゅう家に引きこもって体力回復(笑)。


さて、本題ですね。
前回の投稿で、ついに念願のマイカーを購入した事を報告しました。
運命の巡り合わせで私の愛車となってくれたのは、平成18年型のスズキ エリオという車です。


え~、写真を見てもいまいちピンとこない方がほとんどかもしれませんね…(^_^;)。私もそうでした。
車好きにも関わらず、この車の存在は高校生の時まで知らなかったです。
こんなにイカした車なのに、なぜかマイナー車というか珍車のカテゴリーから抜け出せず、わずか5年ほどでひっそり消えてしまった車種なのです。

街中でごく稀に個性的なリアスタイルの車を見かけるのは薄々気づいていました。
私はなぜかトヨタの車だと思い込んでいたのですが、なにしろ遭遇率が低いのでその正体は謎のままでした。

そんな中、高校1年か2年の通学途中、とある駐車場にあの個性的なリアの車があるのを発見。
どうしても気になったので近づいて見ると、まさかの「SUZUKI」エンブレム。そして「AERIO」の文字。
その時アタマに浮かんだ言葉は今でも忘れません。

「…あえりお?」


…しかし、それと同時に、私の頭の中である音楽が流れ始めました。

♪エ~リ~オ★
♪エ~リオがみんなを乗せてゆく~♪
♪エ~リ~オ★
エ~リオが街をゆく~♪♪


沢田研二の『TOKIO』をモジッた浮かれた替え歌(笑)。
一時期テレビのCMでアホみたいに流れていたので、頭のどこかにこびりついていたんですね。(^_^;)笑
歌のインパクトが強すぎて肝心の車の姿は全く覚えていなかったのですが、
お前がエリオか!!!!

…これが、私とスズキエリオの初めての出会いでした。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=a4wORyGiB8Q
当時CM。よく見るとグレード1.8の最終型と、私が購入したものと同じですね(*^_^*))




スズキエリオは2001年、カルタス(←いい名前!)の後継モデルとして登場。プラットフォームは新規に専用開発されるなど中々の意欲作だったようで、セダンタイプは一時期鈴木修会長が専用車として使用していた事もあるそう。
どちらかというと海外戦略に重きを置いたモデルだったようで、ヨーロッパでは「リアナ」の名前で販売され、『トップギア』の「有名人レース」のアタック車として酷使されていました(笑)。
セダンとミニバンとステーションワゴンのイイとこ取りを狙ったという贅沢なコンセプトの車でしたが、悪く言えば中途半端。
ライバル車は?と聞かれてもイマイチ答えづらく、「初代ホンダフィット」と答える人もいれば「ホンダシビック」「トヨタカローラランクス」と答える人もいる。
私が購入したのは標準よりも一つ上の1800ccモデルなのですが、こちらは側面にモールが追加されるおかげで5ナンバー枠から2センチはみ出るらしく、何となくコンパクトカーとは言いづらい仕様となっています…(^_^;)。

やはり「中途半端」感が否めないですね(笑)。


横から見ると車高の割にタイヤが小さく、しかもやけに中央寄り(オーバーハング)のためやや不格好に思えてしまう(それが愛らしいのだが)
エリオのオーナーが必ず挙げる欠点といえば、このオーバーハングが長いという点。実際、この個体もバンパーが補修された経歴があります。
段差に気を使いますね…。

ちなみに末期の1.8モデルは不人気のテコ入れとしてエアロパーツ標準装備
これがやけに似合っており、「おばさんの足グルマ」っぽさが漂っていた初期の1.5グレードとは全く違う車に仕上がっています(*^_^*)。
最終手段とばかりに破格の値段で販売されていましたが、その努力もむなしく2007年に生産終了…。後継をSX4に譲って車名ごとひっそり消えてしまいました…(;O;)。



さて、概要はこれくらいにして、みなさん気になる車のコンディション。
この個体、なかなか変わった経歴を持っています。
前の持ち主はなぜか東北の人。新車時の登録も東北の某県でされており、流れ流れて札幌市郊外の中古車店で売られる事になったようです。
北海道とは違って「サビ方が全然違う」(車屋さん曰く)らしく、下回りに目立ったサビは見受けられません(*^_^*)。


購入時の走行距離は6万2千キロちょっと。ギアレバーはいかにも「街乗り車」という雰囲気のシンプルなもの。
1.8モデルなのでシートヒーターが標準装備。


車に入ってた「点検ブック」に前の持ち主の名前が残っており(←しかも住所まで。いいのか!?)、それによると前オーナーはSさんという男性の方。
この車はそれなりに使いこんでいたようですが、かなり大切にしていたようです。シートは破れ一つなく、内装も年式の割に新しいです(なぜかトランク部分だけ貼り替えられているのが不気味だがw)
ボディも日光等で傷んだ箇所は全くなく、ほとんど新車同然。定期的にお手入れをされていたのか、もしくは車庫保管だったのか。

なお、パールホワイトのボディは調べてみるとオプションカラー。車に対するコダワリは持たれる方だったようですね。
若い人だろうか…などと色々な妄想が楽しめますね(笑)。


ダッシュボードには後付けのパイオニア製FH-777MDRが装備。CDもしっかり聴けるのだが、粗めのデジタル画面にいささか時代を感じてしまう…。
ボタンがやや黄ばんでおり、前の持ち主が愛用していた痕跡を感じられる(笑)。



ドアは至ってシンプル。幾度の開閉によりグリップ部分がグラグラになっているのは中古車ゆえのご愛敬か(^_^;)。
キはー軽く安っぽいプラスチック製でオモチャっぽいのが残念なところ。
そしてこれも前オーナーのコダワリだったのか、雪国生息車らしくエンジンスターターのオマケ付き。ボタンを押すと安っぽい携帯ゲーム機みたいな音とともにエンジンが始動します。
前オーナー、キーは肌身離さずポケットに入れていたようで、カドの塗装が結構ハゲていて使用感満載だ。



最後に。
え~…、この車が納車になって2週間ほど経ちますが、何度か乗っているうちにキレイな外装からは感じられなかった古さが見えてきました(^_^;)
まず、ハンドルを最大角度に切ると下周りから「フィフィフィフィフィフィン!」という異音がします(笑)。ステアリング機能に異常があるのでしょうか。
そして発進時、ごくたまに「ガガガガガ」というイヤ~な音が(汗)。
原因は変速機?タイミングベルト?

来年の春に車検を控えているのですが、どうなりますかね…(^_^;)。


しかし、そういう些細な点を除けば、車体価格30数万円とは思えぬほどの快適なドライブを楽しんでいますよ♪
前回のコメント欄で「加速がやや鈍い~」などと述べてしまったんですが、撤回しようかな。
発進時こそ重さは感じるものの、加速時は1800ccエンジンの恩恵でアクセル踏んだ分だけ応えてくれるように感じています(*^_^*)。

父もこの車に関しては全く知らなかったようで、こんな得体の知れない車の購入に反対するかな?と思っていたんですが、助手席に乗せた時は「フォレスターより乗り心地いいんじゃない?」とかなり満足げでした。
この車、実はオーナーの評価が相当高いんですよ!
皆さんこの車の使い勝手が良すぎて、次の車の乗り換えに至らないほどだそうです。


一つ言えるのは、この車はひとりで乗るにはもったいなすぎる車だという事です。
何と言っても「♪エ~リオがみんなを乗せてゆく~♪」ですからね(笑)。
あのCMのように、アコーディオン持った陽気なヤツラと乗るのが最もふさわしい「みんな乗れよ!」的なテンションの車なのです。

購入以降、さっそく家族の送り迎えに活躍してくれているエリオ君なのですが、何人かの友達とも既にどこかへ行こうという約束をしています。
この車のおかげで、社会人生活は更に充実した日々を送れそうです…♪

完。