宗谷本線 雄信内(おのっぷない)駅
…北海道天塩郡幌延町字興部

ずっと来てみたかった念願の駅舎。



格子窓が古めかしい。貼り合わされた木材の年季の入り具合も凄いですね…。
雪が酷くなってきたので、待合室へと入ってみます。

…素晴らしい。
広々とした待合室には立派な長椅子がひとつ。反対側には木の板で目張りされた切符売り場とおぼしき跡。かつては有人駅で、多くの利用客で振るわっていたのでしょう…。


現在、この駅に停まる列車は上り5本、下り5本。これでも宗谷本線の秘境駅の中では多い方だと思われます。1日の利用者はどのぐらいなのでしょうね…。
そして切符売り場だった台の上には、ローカル線の駅には定番の「駅ノート」が大切に置かれていました。駅を訪問した旅人たちが、このノートにそれぞれの想いを自由に綴るのです。
真ん中のノートは、いま人気のサイト『正々堂々と秘境駅に行ってきた』の管理人さんが置かれたものだと思います。字が綺麗で氏の人間性の良さが伺えました(^-^)。
…秘境駅で過ごす中での楽しみのひとつが「駅ノート」を読むひとときなのですが、これらは後でじっくり読ませていただきます。

…ノートをよけると感動しました。
まるで隠されていたかのように姿を現したのは「受け取り口」の溝。窓口はベニヤ板で塞がれてしまっていますが、これは窓口だった立派な証です。
駅員とお客さんは、この溝を介して小銭と切符のやりとりを行っていたのです。…恐らく、かなりの年月にわたって。
黒ずんだカウンター跡を見ていると、かつての利用者の姿が幻影となって浮かび上がってくるようです。
それはまさしく時間旅行と呼ぶにふさわしいもので、この駅に降りた者だけしか体験する事の出来ない贅沢な心地よさ。最高です。(*^_^*)
駅前に出てみます。


…これが見たかった。
あまりの風格に言葉を失う。こんなに年季の入った駅舎はそう見られるものではない。
建てられた時代は正式には分かっていないようですが、噂によると1953(昭和28)年ごろの建物だといいます。他の駅が次々と壊されていく中でよく残ったものです。
裸電球、ひびわれた壁、くすんだ木板…。最近は「白滝シリーズ」秘境駅の駅舎が注目されているようですが、僕はこの「雄信内駅」が最も雰囲気あると思います。
…なお、駅舎の横にある傾いた緑の小屋はトイレでした。
利用しようと中に入るとものすごい匂い(;一_一)。しかも便器にポッカリと巨大な穴が開いていて違和感が。まさか。
穴の中を恐る恐る覗きこんでみると……。
Oh…。
ボットン便所…!
え~、平成生まれのホルマリン、ボットン便所は初体験です…(^_^;)。なかなか凄い光景でカルチャーショックでした…(笑)。
いやー凄いね~雄信内駅。すべてにおいて時が止まっている。
駅前の光景。

唯一見える建物は廃墟です…。道の先に何かあるようには見えません。
相変わらずのひとけの無さですね…(^_^;)。
待合室で冷た~い弁当を食べ、しばらく雪がやむのを待ってから探索に出発です。



駅前通りを進むとすぐにT字路となりますが、道の先を見ても何も無し。家が2軒建っていると思ったら、やはりどちらも廃墟。左の1件は商店を営んでいたようですね。

T字路のもう片方の道路を進んでみても…この光景。車も全く通らないんですが…。
どうなってるの雄信内駅!?何て場所にあるんだ…。
農業用の施設?やっぱり廃墟。

…人はドコ?
次回!もう少しだけ雄信内駅。
周辺は完全にゴーストタウンと化していた!
続く。
…北海道天塩郡幌延町字興部

ずっと来てみたかった念願の駅舎。



格子窓が古めかしい。貼り合わされた木材の年季の入り具合も凄いですね…。
雪が酷くなってきたので、待合室へと入ってみます。

…素晴らしい。
広々とした待合室には立派な長椅子がひとつ。反対側には木の板で目張りされた切符売り場とおぼしき跡。かつては有人駅で、多くの利用客で振るわっていたのでしょう…。


現在、この駅に停まる列車は上り5本、下り5本。これでも宗谷本線の秘境駅の中では多い方だと思われます。1日の利用者はどのぐらいなのでしょうね…。
そして切符売り場だった台の上には、ローカル線の駅には定番の「駅ノート」が大切に置かれていました。駅を訪問した旅人たちが、このノートにそれぞれの想いを自由に綴るのです。
真ん中のノートは、いま人気のサイト『正々堂々と秘境駅に行ってきた』の管理人さんが置かれたものだと思います。字が綺麗で氏の人間性の良さが伺えました(^-^)。
…秘境駅で過ごす中での楽しみのひとつが「駅ノート」を読むひとときなのですが、これらは後でじっくり読ませていただきます。

…ノートをよけると感動しました。
まるで隠されていたかのように姿を現したのは「受け取り口」の溝。窓口はベニヤ板で塞がれてしまっていますが、これは窓口だった立派な証です。
駅員とお客さんは、この溝を介して小銭と切符のやりとりを行っていたのです。…恐らく、かなりの年月にわたって。
黒ずんだカウンター跡を見ていると、かつての利用者の姿が幻影となって浮かび上がってくるようです。
それはまさしく時間旅行と呼ぶにふさわしいもので、この駅に降りた者だけしか体験する事の出来ない贅沢な心地よさ。最高です。(*^_^*)
駅前に出てみます。


…これが見たかった。
あまりの風格に言葉を失う。こんなに年季の入った駅舎はそう見られるものではない。
建てられた時代は正式には分かっていないようですが、噂によると1953(昭和28)年ごろの建物だといいます。他の駅が次々と壊されていく中でよく残ったものです。
裸電球、ひびわれた壁、くすんだ木板…。最近は「白滝シリーズ」秘境駅の駅舎が注目されているようですが、僕はこの「雄信内駅」が最も雰囲気あると思います。
…なお、駅舎の横にある傾いた緑の小屋はトイレでした。
利用しようと中に入るとものすごい匂い(;一_一)。しかも便器にポッカリと巨大な穴が開いていて違和感が。まさか。
穴の中を恐る恐る覗きこんでみると……。
Oh…。
ボットン便所…!
え~、平成生まれのホルマリン、ボットン便所は初体験です…(^_^;)。なかなか凄い光景でカルチャーショックでした…(笑)。
いやー凄いね~雄信内駅。すべてにおいて時が止まっている。
駅前の光景。

唯一見える建物は廃墟です…。道の先に何かあるようには見えません。
相変わらずのひとけの無さですね…(^_^;)。
待合室で冷た~い弁当を食べ、しばらく雪がやむのを待ってから探索に出発です。



駅前通りを進むとすぐにT字路となりますが、道の先を見ても何も無し。家が2軒建っていると思ったら、やはりどちらも廃墟。左の1件は商店を営んでいたようですね。

T字路のもう片方の道路を進んでみても…この光景。車も全く通らないんですが…。
どうなってるの雄信内駅!?何て場所にあるんだ…。
農業用の施設?やっぱり廃墟。

…人はドコ?
次回!もう少しだけ雄信内駅。
周辺は完全にゴーストタウンと化していた!
続く。
冬は凍るから臭くないでしょうね?寒かったでしよう?こころは温かい人がおおいけど。
大学卒業前の人がまきこまれた軽井沢のバス事故は痛ましかったですね。あり得ない事故といえるよね。プロが運転してると思っているから
ああ!昭和の面影が、時空を超えて漂う雄信内駅舎。雪に
埋もれても、なにクソと必死に耐えてこらえる木造の駅...。
昭和の意地が感じ取れますね。そしてガラス戸に幼き頃の
自宅を想い出します。(^^)
望来の海岸線にも同じような廃墟が数軒見られます。その
昔は繁栄を誇っていた漁場。木造造りの家は、その歴史の
重さを我々に伝えようと頑張っているのかもしれませんね。
一度、自宅からそれほど遠くない場所にバキュームカーが止まっているのを見たのですが、あの辺ではまだ汲み取り式なのかもしれません…。
トイレは糞尿の臭いというより、簡易型バイオトイレの臭いを相当強くしたような臭いがしました…(^_^;)
軽井沢の事故は旅行中に知りました。自分と同い年、同じような状況の人がほとんどで、ちょうど自分も同時期に旅行していたということもあり本当に痛ましい事故でした。
調査が進むにつれて、どうやら運転手の未熟さにより起こってしまった事故のようですね。峠道で不慣れな大型を運転せざるを得なかった運転手さんも可哀想です。
幼いころのご自宅を想う旅烏さんも時空旅行の旅人ですね!(^_^)
海沿いの廃墟は潮風をくらっているからなのか、年季と荒廃具合が凄いですよね…。かつてのニシン漁の時代を想わずにはいられなくなり、なにやら大切に保存された建造物を見るよりもずっと感動するものがあります。
凍ってても臭かったのですね。昔は肥料に使ってたみたいですから農業には欠かせないものだったのでしょう。
名前いれわすれました。
何年か前にも親日国と言われるトルコで卒業旅行で事件がありましたから事件、事故にはご注意して下さい。
何がいいって言葉では表せないんですが、なんかこう、いいですよね!!きっとわかってくれると思いますが!!(笑)
なんだかノスタルジックというか、不思議な気持ちになりますねー(*´-`)
ボットンのトイレは過去に一度だけ遭遇しましたが使用は遠慮しました、、、(笑)
あれ使うの勇気要りますよね。
昭和に産まれたかったと常々思っていますが、トイレだけは科学の進歩に感謝です。。(笑)
確かに大正時代の駅舎だと記載されているものもありますね!(^-^)秘境駅訪問・第一人者の牛山隆信氏も文献で述べていました。
最初は半信半疑でしたが、この年季の入り具合を見ると…それも完全には否定できませんね。
ありがとうございます。卒業旅行は友人の都合もあり、おとなしく国内の予定ですのでご心配なさらず(^-^)
やはり海外はまだ怖いですしね。
こんなに国鉄時代を感じられる駅も他に無いですよね。
われわれ平成民にとっては水洗があたりまえになってしまっているので、汲み取り式はどうしても一歩引いてしまいますよね…(^_^;)
人生の先輩方に「なんて贅沢な事を!」と怒られそうですが(笑)。