※2017年1月訪問。再度アップします!

1人の男の私財で掘削!圧巻の地下信仰空間!
(群馬県高崎市石原2857)
1月24日(火)。

1月22、23日にかけて、友人らと東京を満喫したホルマリン。
みんなとお別れし、本日ひとりでどこへ来ているのかと申しますと……。
群馬県です。
ホルマリン、群馬初上陸です!!
通勤電車に永遠揺られ、高崎駅に降り立ちました。
なんで高崎なの?と申しますと、実はこの町に中学生の時から行きたいと思っていたスポットがあるのです。
その場所の名は「高崎洞窟観音」。
呉服商で財をなした山田徳三という人物が、大正7(1918)年から約50年の歳月をかけて造り上げた壮大な地下信仰空間である。
全長400メートルにもおよぶ洞窟内に、数十体の観音像が祀られているというだけでもワクワクしてしまいますが、なんと洞窟そのものが山田氏の全財産を投じてすべて手掘りで掘り抜かれたというから凄い。
間違いなく群馬県随一のパワースポットである…と言いたいところですが、高崎の町を見下ろす白衣大観音の影に隠れてしまっている模様。
さっそく駅前でタクシーを捕まえ「洞窟観音まで…」と緊張しながら告げます。
さすがは観音様のお膝元、住宅街を抜けて観音山の麓に近付いてくると、もう一帯がパワースポット。
「『羽衣通り』なんてイイ名前の道だな~」などとボンヤリ考えていると、タクシーは対向車とすれ違うのもやっとの狭い道に突入し、急な坂道をグングン登って行きます。

山の中腹の小さな駐車場に停めてもらい、あっという間に到着です。
ここですよ!夢にまで見た洞窟観音!

ここら辺一帯は山田徳三氏ゆかりの地となっており、かつての自宅を改築した「山徳記念館」と、「徳明園」と呼ばれる広大な日本庭園が広がっています。
はやる気持ちを抑えながら、まずは庭園を散策してみましょうか。


この「徳明園」は洞窟観音と同時に造成が進められ、「北関東髄一の日本庭園」とも言われていたそうです。
徳三氏の石に対するコダワリは相当のものであったようで、当時は「山徳に石を持っていけば全部買ってくれる」と噂になり、売りに来る人が数多く居たようです(笑)。
こちらの赤い石は徳明園の造園当初に設置されたもので、徳三氏が特にその佇まいと「気」を気に入り、工事の安全と洞窟観音の繁栄を祈願した石との事です。

園内の石は「群馬県鬼石市三波川から下仁田にかけて産出された三波石」をふんだんに使用。
いたるところに鶴や亀などの立派な石像が置かれており、見ごたえがあります。
小さなトンネルを抜けると「笑い閻魔と笑い鬼」が。


「沢山の人々の力を結集して洞窟観音は完成しました。閻魔と鬼の笑顔に徳三の願いが込められているのでしょう」。
…なるほど。何とも味のある笑顔ですね。そして否がうえにも洞窟観音への期待が高まる。
いよいよ洞窟観音へ

こちらが全長400メートルにも及ぶ洞窟の入り口である。やや地味めな印象といったところでしょうか(^_^;)。
平日でお客さんも少ないのか、暇そう~にしていた受付のおばちゃんに入場料800円を払い、内部へ。
天井には天女のタイル絵が。


その奥にはいきなり金ピカに塗られたゴツゴツの岩壁が。
まずは洞窟観音のいきさつと徳三氏の苦労話が解説されているので必読です。
恐ろしいほど静かな洞窟内部

洞窟内には誰も居ないのでしょうか?静寂に包まれています。
まずはご覧の通り、コンクリートに固められた無機質な空間が続いています。通路の左右に一定の間隔で観音像が配置されており、お客さんは歩みを進めながらその一体一体と対峙することになります。
この辺は定山渓温泉の「岩戸観音堂」とも似た雰囲気ですね。


像の前には金網が張られており少々見づらいのが残念ですが、いずれの空間も浅間山の溶岩をふんだんに使用しているそうで、思わず見入ってしまいます。
そして観音像は上質の御影石を使用し、名工・高橋楽山の手によって掘られたものだそうです。


通路は緩やかにカーブしながら続いていきます。
天井が何故かどんどん高くなっており、2メートルは越えているかといった高さで圧倒されてしまいました。
そして「最後までこんな感じの通路なのかな?」と思いながら進んで行くと、コンクリートの壁が途切れ、雰囲気が変わってきました。
通路から別の空間への入り口があったので入ってみると、驚きました。

突如、ドーム状の手掘りの空間が現れました。
無機質な通路からの突然の場面転換に酔いしれてしまう。
…これは徳三氏の狙い通りの仕掛けなのか。
そう、高崎洞窟の真骨頂はここからなのです。
続く。

1人の男の私財で掘削!圧巻の地下信仰空間!
(群馬県高崎市石原2857)
1月24日(火)。

1月22、23日にかけて、友人らと東京を満喫したホルマリン。
みんなとお別れし、本日ひとりでどこへ来ているのかと申しますと……。
群馬県です。
ホルマリン、群馬初上陸です!!
通勤電車に永遠揺られ、高崎駅に降り立ちました。
なんで高崎なの?と申しますと、実はこの町に中学生の時から行きたいと思っていたスポットがあるのです。
その場所の名は「高崎洞窟観音」。
呉服商で財をなした山田徳三という人物が、大正7(1918)年から約50年の歳月をかけて造り上げた壮大な地下信仰空間である。
全長400メートルにもおよぶ洞窟内に、数十体の観音像が祀られているというだけでもワクワクしてしまいますが、なんと洞窟そのものが山田氏の全財産を投じてすべて手掘りで掘り抜かれたというから凄い。
間違いなく群馬県随一のパワースポットである…と言いたいところですが、高崎の町を見下ろす白衣大観音の影に隠れてしまっている模様。
さっそく駅前でタクシーを捕まえ「洞窟観音まで…」と緊張しながら告げます。
さすがは観音様のお膝元、住宅街を抜けて観音山の麓に近付いてくると、もう一帯がパワースポット。
「『羽衣通り』なんてイイ名前の道だな~」などとボンヤリ考えていると、タクシーは対向車とすれ違うのもやっとの狭い道に突入し、急な坂道をグングン登って行きます。

山の中腹の小さな駐車場に停めてもらい、あっという間に到着です。
ここですよ!夢にまで見た洞窟観音!

ここら辺一帯は山田徳三氏ゆかりの地となっており、かつての自宅を改築した「山徳記念館」と、「徳明園」と呼ばれる広大な日本庭園が広がっています。
はやる気持ちを抑えながら、まずは庭園を散策してみましょうか。


この「徳明園」は洞窟観音と同時に造成が進められ、「北関東髄一の日本庭園」とも言われていたそうです。
徳三氏の石に対するコダワリは相当のものであったようで、当時は「山徳に石を持っていけば全部買ってくれる」と噂になり、売りに来る人が数多く居たようです(笑)。
こちらの赤い石は徳明園の造園当初に設置されたもので、徳三氏が特にその佇まいと「気」を気に入り、工事の安全と洞窟観音の繁栄を祈願した石との事です。

園内の石は「群馬県鬼石市三波川から下仁田にかけて産出された三波石」をふんだんに使用。
いたるところに鶴や亀などの立派な石像が置かれており、見ごたえがあります。
小さなトンネルを抜けると「笑い閻魔と笑い鬼」が。


「沢山の人々の力を結集して洞窟観音は完成しました。閻魔と鬼の笑顔に徳三の願いが込められているのでしょう」。
…なるほど。何とも味のある笑顔ですね。そして否がうえにも洞窟観音への期待が高まる。
いよいよ洞窟観音へ

こちらが全長400メートルにも及ぶ洞窟の入り口である。やや地味めな印象といったところでしょうか(^_^;)。
平日でお客さんも少ないのか、暇そう~にしていた受付のおばちゃんに入場料800円を払い、内部へ。
天井には天女のタイル絵が。


その奥にはいきなり金ピカに塗られたゴツゴツの岩壁が。
まずは洞窟観音のいきさつと徳三氏の苦労話が解説されているので必読です。
恐ろしいほど静かな洞窟内部

洞窟内には誰も居ないのでしょうか?静寂に包まれています。
まずはご覧の通り、コンクリートに固められた無機質な空間が続いています。通路の左右に一定の間隔で観音像が配置されており、お客さんは歩みを進めながらその一体一体と対峙することになります。
この辺は定山渓温泉の「岩戸観音堂」とも似た雰囲気ですね。


像の前には金網が張られており少々見づらいのが残念ですが、いずれの空間も浅間山の溶岩をふんだんに使用しているそうで、思わず見入ってしまいます。
そして観音像は上質の御影石を使用し、名工・高橋楽山の手によって掘られたものだそうです。


通路は緩やかにカーブしながら続いていきます。
天井が何故かどんどん高くなっており、2メートルは越えているかといった高さで圧倒されてしまいました。
そして「最後までこんな感じの通路なのかな?」と思いながら進んで行くと、コンクリートの壁が途切れ、雰囲気が変わってきました。
通路から別の空間への入り口があったので入ってみると、驚きました。

突如、ドーム状の手掘りの空間が現れました。
無機質な通路からの突然の場面転換に酔いしれてしまう。
…これは徳三氏の狙い通りの仕掛けなのか。
そう、高崎洞窟の真骨頂はここからなのです。
続く。
なにやら摩訶不思議な洞窟。そして仏像の数々・・。
ホルマリンさんが夢中になるのがわかる気がします。
お仕事が忙しい中の更新、無理せず?どんどん掲載
してください。待ってま〜す。(^^;)
群馬はミステリアスなところです。モーゼ伝説とか天の船伝説とかいろいろありますが、竹が気持ちいいです。マイナスイオンと地脈がいいので微生物もいいですね。
地味に、あちこち行っていて記事題材溜めてますね~。
次も楽しみです。
(激繁忙期&ストレスで全くブログに手が付けられておらず…。言い訳ですね(^_^;)
ここ、凄いところなんですよ~!後半はさらに凄い光景が。はるばる群馬まで行って本当によかったと思っています。
続編もう少々お待ち頂ければと存じますm(__)m
実は最近ネタが貯まりに溜まっているので、早くお見せしたいんですよ(^O^)
9月にようやく長期の夏休みが貰えそうで、大型の旅行をなども企画しているので、それまでになんとか全ネタ消化したいところです。
いつもコメント下さっているのに申し訳ないです。。。
知る人ぞ知る群馬の聖地ですね。
あら!防空壕を所有しているお友達が居るとは!ぜひお見せ頂きたいものです(笑)
今回訪問した高崎市も、町を見下ろすように巨大な観音様があったり、だるま(高崎市の特産品らしいです)が到る所に飾ってあったりと良い雰囲気の場所でした。
実はブログ書けていないのにも関わらず、ネタが次々溜まっていく状況で…。
なんとか更新頻度を増やして消化していきたいところです。。。