思わぬことに、私、妹、父、母の家族4人で大阪へ旅行することになりました。
全ての始まりは昨年10月。
家族LINEに突如投下されたのは「ユニバーサル・スタジオのペアチケットが当たった!」という母からのメッセージ。
スーパーで2000円ぶん買い物するともらえる応募券を何枚か送っていたそうで、見事当選!となったようです。
チケットは2枚しかありませんが、どうせなら家族4人で大阪へ行こう!という話に。
期間は2泊3日。関東民の妹とは大阪で落ち合い、1日目、3日目は4人で観光。
ユニバチケットは2日目に母と妹が使用し、それほど興味の無い私と父は男2人で別行動という修学旅行プランを作成しました。
父、母が定年退職し、妹が関東へと上京した現在、いつか本州に家族旅行したいね~と話題には上がっていたのですが、まさかその舞台が大阪になるとは。
何だかんだ言って私は大阪3回目、妹も友人らとユニバに通っているようで何度か訪れているようですが、父と母は初訪問。
そもそも本州自体およそ20年ぶり?(※母は昨年久々の関東訪問済み)との事で、旅行慣れしている私たちが引率・護衛しなければなりませんね。責任重大です。
2023年6月2日 ~豪雨の大阪へ~
緊張からかずいぶん早くに目が覚めてしまい、午前6時の始発のバスで苫小牧から新千歳空港へやってきました。札幌から向かっている父と母は当然まだ到着していません。
とりあえず搭乗券を発券し待機します。
心配なのは、西日本へ台風が近づいている関係で、関西エリアは災害級の大雨との予報が出ていること。
飛行機の運行状況を注視していますが、先ほど発った神戸空港行きは「視界不良で引き返す可能性」の案内が出ていました。
我々の便は今のところ定刻運行予定のようですが……。
札幌市内が朝ラッシュで混んでいたようで、父、母が到着したのは搭乗手続き終了の数分前でした。
慌ただしくゲートをくぐります。
9時25分発 ピーチ102便
慣れない飛行機で離陸は大丈夫かな?と2人を心配したのですが、どうやら大丈夫だったよう。
空の景色を見てもらいたかったのですが、悪天候で雲しか見えません。残念(^_^;)
窓側の席の父と話していると、ずいぶんと父の眼鏡が傷ついている事に気づきました。
定年まで測量関係の仕事をしており、機器を覗き込む際にレンズが当たってボロボロになってしまったのだそう。
退職から2年以上経ちますが、そんな眼鏡を未だに使っていたのか。これはいけない。
ちょうど誕生日も近いので、父には新しい眼鏡をプレゼントすると約束しました。
そんなこんなで関西上空へ入ると、やはり天気が荒れているためか揺れが激しくなってきました。
「着陸をやり直す場合があります」というアナウンスに不安になりましたが、何とか一発で空港へと着陸してくれました。
午前11時半、関西空港へ到着!
雨は中々の本降り。
なんとも最悪なことに、降り立った途端にあちこちのケータイからJアラートが鳴り出しています。
どうやら関西圏に大雨・土砂災害警報が出ている模様。
妹は関東から新幹線で向かっており、これからJRの大阪駅で待ち合わせの予定ですが「ものすごい雨」で遅れているらしいです。
さて、我々も大阪駅へ移動すべく、すぐさま駅へ。
海外の観光客で溢れかえるなか、乗り換えなしで大阪駅へ行けるJRの切符を買い、ホームにいた快速電車へ乗り込んだものの……。
行先を確認するのに夢中でしばらく気付かなかったのですが、全く動きません……。
なぜか中国語と韓国語の自動アナウンスしか流してくれないのでイマイチ状況が分からなかったのですが、どうやら倒木が発生している路線もあるとのことで、空港線も含め運行見合わせ中となってしまっているようです……。
う~ん、これは最悪な状況……。待っていたら動いてくれるか?
隣のホームに停車している南海電車も完全ストップしているかと思いきや、しばらくするとホームから出て行きました。
JRの車内から注視していると、その後も入れ替わりで発着が行われているので、ダイヤは乱れていますが運行されているようです。
15分ほど待った後、母と「南海で移動しよう」と話し合い、急いで切符を払い戻して南海のなんば行き急行へ飛び乗りました。やれやれ……。
本降りの雨の中、南海は所々徐行しつつも進んでくれました。やはり私鉄はすげぇな。
途中、いくつか大きめの河川を渡ったのですがかなり増水しているようで、近くにいたおじさんが「うわぁ……」と声を上げていたのが印象的でした。
大丈夫かね~、この旅。
新幹線で新大阪へ到着した妹へ、とりあえず南海でなんばを目指している旨伝えたところ、あちらも難波駅へ来てくれるとのこと。
という事で待ち合わせ場所は難波に決定です。
午後1時50分、南海なんば駅へ到着!
どうにか大阪中心部へ到着できて良かったです(^_^;)。
妹は地下鉄御堂筋線の改札口で待っているとのことで、私を先頭に父、母と喧騒に揉まれながら地下街を彷徨います。
所々迷いながら、ようやく御堂筋線の中央改札へと辿り着くと……。いました、妹が!\(^o^)/
私は昨年7月のケヤフェスから10か月ぶり、父、母とは前回の帰省以来約1年ぶりの再会です。
すかさず妹へハグする母。穏やかな笑顔でそれを見つめる父。
大阪のド真ん中で、久々に家族4人が揃いました。
鉄道ダイヤの乱れで昼食も食べられていないので、まずはひと息つきましょう……と難波駅地下の喫茶店に入りました。
金髪の若い女性店員さんが素晴らしい関西訛りで嬉しい。
すっかり小食になってしまった両親、ずっと小食の妹、旅行の時に小食になる私と、とにかく食べない我が家なのでハンバーグセットやサンドイッチを皆で分けました。
久々に息子と娘が揃ったためか、父と母のおもてなしがすごい。
自分のぶんのハンバーグやご飯を次々に我々の方に渡してくれ、勢い余って私のグラスにご飯の塊が落水し爆笑。
これぞ我が家です。やはり一家が揃うと楽しいですね。
さて、日本橋にある宿を予約しているのですが、チェックインは午後5時。
雨で遅れたもののまだ時間があるので、当初の予定通り、大阪一発目の観光として通天閣へ行こうという事になりました。
しばらく近況報告を楽しんだのち、移動します。
地下鉄御堂筋線に乗車し「動物園前」駅で下車。
大阪に来た事を実感できる、列車の接近メロディや警笛にワクワクしますね。
全ての始まりは昨年10月。
家族LINEに突如投下されたのは「ユニバーサル・スタジオのペアチケットが当たった!」という母からのメッセージ。
スーパーで2000円ぶん買い物するともらえる応募券を何枚か送っていたそうで、見事当選!となったようです。
チケットは2枚しかありませんが、どうせなら家族4人で大阪へ行こう!という話に。
期間は2泊3日。関東民の妹とは大阪で落ち合い、1日目、3日目は4人で観光。
ユニバチケットは2日目に母と妹が使用し、それほど興味の無い私と父は男2人で別行動という修学旅行プランを作成しました。
父、母が定年退職し、妹が関東へと上京した現在、いつか本州に家族旅行したいね~と話題には上がっていたのですが、まさかその舞台が大阪になるとは。
何だかんだ言って私は大阪3回目、妹も友人らとユニバに通っているようで何度か訪れているようですが、父と母は初訪問。
そもそも本州自体およそ20年ぶり?(※母は昨年久々の関東訪問済み)との事で、旅行慣れしている私たちが引率・護衛しなければなりませんね。責任重大です。
2023年6月2日 ~豪雨の大阪へ~
緊張からかずいぶん早くに目が覚めてしまい、午前6時の始発のバスで苫小牧から新千歳空港へやってきました。札幌から向かっている父と母は当然まだ到着していません。
とりあえず搭乗券を発券し待機します。
心配なのは、西日本へ台風が近づいている関係で、関西エリアは災害級の大雨との予報が出ていること。
飛行機の運行状況を注視していますが、先ほど発った神戸空港行きは「視界不良で引き返す可能性」の案内が出ていました。
我々の便は今のところ定刻運行予定のようですが……。
札幌市内が朝ラッシュで混んでいたようで、父、母が到着したのは搭乗手続き終了の数分前でした。
慌ただしくゲートをくぐります。
9時25分発 ピーチ102便
慣れない飛行機で離陸は大丈夫かな?と2人を心配したのですが、どうやら大丈夫だったよう。
空の景色を見てもらいたかったのですが、悪天候で雲しか見えません。残念(^_^;)
窓側の席の父と話していると、ずいぶんと父の眼鏡が傷ついている事に気づきました。
定年まで測量関係の仕事をしており、機器を覗き込む際にレンズが当たってボロボロになってしまったのだそう。
退職から2年以上経ちますが、そんな眼鏡を未だに使っていたのか。これはいけない。
ちょうど誕生日も近いので、父には新しい眼鏡をプレゼントすると約束しました。
そんなこんなで関西上空へ入ると、やはり天気が荒れているためか揺れが激しくなってきました。
「着陸をやり直す場合があります」というアナウンスに不安になりましたが、何とか一発で空港へと着陸してくれました。
午前11時半、関西空港へ到着!
雨は中々の本降り。
なんとも最悪なことに、降り立った途端にあちこちのケータイからJアラートが鳴り出しています。
どうやら関西圏に大雨・土砂災害警報が出ている模様。
妹は関東から新幹線で向かっており、これからJRの大阪駅で待ち合わせの予定ですが「ものすごい雨」で遅れているらしいです。
さて、我々も大阪駅へ移動すべく、すぐさま駅へ。
海外の観光客で溢れかえるなか、乗り換えなしで大阪駅へ行けるJRの切符を買い、ホームにいた快速電車へ乗り込んだものの……。
行先を確認するのに夢中でしばらく気付かなかったのですが、全く動きません……。
なぜか中国語と韓国語の自動アナウンスしか流してくれないのでイマイチ状況が分からなかったのですが、どうやら倒木が発生している路線もあるとのことで、空港線も含め運行見合わせ中となってしまっているようです……。
う~ん、これは最悪な状況……。待っていたら動いてくれるか?
隣のホームに停車している南海電車も完全ストップしているかと思いきや、しばらくするとホームから出て行きました。
JRの車内から注視していると、その後も入れ替わりで発着が行われているので、ダイヤは乱れていますが運行されているようです。
15分ほど待った後、母と「南海で移動しよう」と話し合い、急いで切符を払い戻して南海のなんば行き急行へ飛び乗りました。やれやれ……。
本降りの雨の中、南海は所々徐行しつつも進んでくれました。やはり私鉄はすげぇな。
途中、いくつか大きめの河川を渡ったのですがかなり増水しているようで、近くにいたおじさんが「うわぁ……」と声を上げていたのが印象的でした。
大丈夫かね~、この旅。
新幹線で新大阪へ到着した妹へ、とりあえず南海でなんばを目指している旨伝えたところ、あちらも難波駅へ来てくれるとのこと。
という事で待ち合わせ場所は難波に決定です。
午後1時50分、南海なんば駅へ到着!
どうにか大阪中心部へ到着できて良かったです(^_^;)。
妹は地下鉄御堂筋線の改札口で待っているとのことで、私を先頭に父、母と喧騒に揉まれながら地下街を彷徨います。
所々迷いながら、ようやく御堂筋線の中央改札へと辿り着くと……。いました、妹が!\(^o^)/
私は昨年7月のケヤフェスから10か月ぶり、父、母とは前回の帰省以来約1年ぶりの再会です。
すかさず妹へハグする母。穏やかな笑顔でそれを見つめる父。
大阪のド真ん中で、久々に家族4人が揃いました。
鉄道ダイヤの乱れで昼食も食べられていないので、まずはひと息つきましょう……と難波駅地下の喫茶店に入りました。
金髪の若い女性店員さんが素晴らしい関西訛りで嬉しい。
すっかり小食になってしまった両親、ずっと小食の妹、旅行の時に小食になる私と、とにかく食べない我が家なのでハンバーグセットやサンドイッチを皆で分けました。
久々に息子と娘が揃ったためか、父と母のおもてなしがすごい。
自分のぶんのハンバーグやご飯を次々に我々の方に渡してくれ、勢い余って私のグラスにご飯の塊が落水し爆笑。
これぞ我が家です。やはり一家が揃うと楽しいですね。
さて、日本橋にある宿を予約しているのですが、チェックインは午後5時。
雨で遅れたもののまだ時間があるので、当初の予定通り、大阪一発目の観光として通天閣へ行こうという事になりました。
しばらく近況報告を楽しんだのち、移動します。
地下鉄御堂筋線に乗車し「動物園前」駅で下車。
大阪に来た事を実感できる、列車の接近メロディや警笛にワクワクしますね。
地上へ出て、新世界へ向かうガード下をくぐった途端に漂う男性のポマードの臭い……。
あぁ~、下町に来たねぇ。
そしてそのままアーケード街へ。
今回の旅のプランを考えたのは私なのですが、こだわったのは北海道→大阪への場面転換ともいうべきか。
初体験の父と母には、いきなりコッテコテのTHE大阪名所にブッ混んで「大阪に来た!」と一瞬で実感してもらいたかったのです。
結果的に、新世界アーケード街~通天閣へのルートを最初に選んだのは大正解でした。
この辺りを歩いたのは私も初めてだったのですが、狭いアーケードにひしめくように並んでいたのは居酒屋や射的の店、昭和感漂うゲームセンター。
雰囲気満点の囲碁・将棋会所、ガラス戸の向こうは年配の方々で満員でした。
北海道では夏祭りの時しか感じられない空気が、ここでは日常なのか。
アーケードを出ると、建物の向こうに通天閣の頭が見えてきました!
はやる気持ちを抑えながら強くなる雨の中、私イチオシのポイントへと引率。
ここは2014年の関西旅行の際、特に感動した光景の一つです。
残念ながら、名物だったフグの巨大看板が撤去されてしまい少々残念ですが、それでも大阪を象徴する風景ですよね。
家族で写真を撮り合いました。
通天閣の展望台へと登ります。
何やら外装が工事中のようで、足場に覆われていたのがやや残念でしたが展望台は通常営業。ビリケンさんとも再会できました(*^_^*)。係員さんに頼んで4人で記念撮影もしてもらいましたよ。
あべのハルカス・天王寺動物園方面
低い雨雲であべのハルカスが霞んでいますね……(^_^;)。
父が街並みを見下ろしながら「来たんだねぇ大阪……」と感慨深げでした。
ずっと通天閣を見てみたかったみたいですので、来られて良かったです。
難波・大阪駅方面
「鉄コン筋クリート」の宝町のような景色は健在でした。
個人的に西成あいりん地区の様子を見たかったのですが、いまいち場所が分からず……。
後で知りましたがJRの天王寺駅から南側、通天閣からは「スパワールド」の後ろに広がる場所のようですね……。
次回!道頓堀で夕食!
続く。
あぁ~、下町に来たねぇ。
そしてそのままアーケード街へ。
今回の旅のプランを考えたのは私なのですが、こだわったのは北海道→大阪への場面転換ともいうべきか。
初体験の父と母には、いきなりコッテコテのTHE大阪名所にブッ混んで「大阪に来た!」と一瞬で実感してもらいたかったのです。
結果的に、新世界アーケード街~通天閣へのルートを最初に選んだのは大正解でした。
この辺りを歩いたのは私も初めてだったのですが、狭いアーケードにひしめくように並んでいたのは居酒屋や射的の店、昭和感漂うゲームセンター。
雰囲気満点の囲碁・将棋会所、ガラス戸の向こうは年配の方々で満員でした。
北海道では夏祭りの時しか感じられない空気が、ここでは日常なのか。
アーケードを出ると、建物の向こうに通天閣の頭が見えてきました!
はやる気持ちを抑えながら強くなる雨の中、私イチオシのポイントへと引率。
ここは2014年の関西旅行の際、特に感動した光景の一つです。
残念ながら、名物だったフグの巨大看板が撤去されてしまい少々残念ですが、それでも大阪を象徴する風景ですよね。
家族で写真を撮り合いました。
通天閣の展望台へと登ります。
何やら外装が工事中のようで、足場に覆われていたのがやや残念でしたが展望台は通常営業。ビリケンさんとも再会できました(*^_^*)。係員さんに頼んで4人で記念撮影もしてもらいましたよ。
あべのハルカス・天王寺動物園方面
低い雨雲であべのハルカスが霞んでいますね……(^_^;)。
父が街並みを見下ろしながら「来たんだねぇ大阪……」と感慨深げでした。
ずっと通天閣を見てみたかったみたいですので、来られて良かったです。
難波・大阪駅方面
「鉄コン筋クリート」の宝町のような景色は健在でした。
個人的に西成あいりん地区の様子を見たかったのですが、いまいち場所が分からず……。
後で知りましたがJRの天王寺駅から南側、通天閣からは「スパワールド」の後ろに広がる場所のようですね……。
次回!道頓堀で夕食!
続く。