レトロスペース坂会館(2015年10月 再訪問)
(左)地味に看板が新調されている…。2階にズラリと並んでいたマネキンは片付けられてしまったようだ。(右)入口周辺。何やら劇画調のものすごい絵が…。(下)これが名物の「緊縛リカちゃん」だ!!壁一面に展開されたその光景には圧倒される。目隠しされていたり貼りつけにされていたり、あらゆるプレイ内容を楽しめる…(笑)。
札幌に長らく住んでいる方にはお馴染みの「坂ビスケット」というブランドがある。「しおA字フライ」「ラインサンド」など、味はもちろんのこと、その昭和感漂うパッケージまでもが魅力的な商品を道内に提供し続けており、札幌人ならば一度は食べた事があるだろう。
坂ビスケットの本社は札幌市西区にある。甘い匂いの漂う工場と、そこで生産された商品をじかに購入することができる直売所も併設しているのだが、それだけではない。建物の一角は、坂ビスケットの経営者・坂一敬氏が趣味で集めたコレクションを展示している怪しげな博物館「レトロスペース坂会館」となっているのだ。館長の独特なセンスで展開された膨大な量の展示物により、北海道を代表する「珍スポット」として全国のマニアにも知名度が高い。
2009年以来の久しぶりの訪問であったのだが、今回はお友達の佐藤さんに連れてきてもらいました。
佐藤さんの超絶クールな愛車(外国車)で南区まで迎えに来て頂き、そのままレトロスペースへ…。本当にありがとうございました(^-^)♪
展示物でビッシリな館内は迷路のような状態。独特な明かりに照らされ、何の説明もなしに並べられる館長のコレクションたち。注射器などの医療器具、ビーカーにフラスコ、歯の模型、昔の薬たくさん、将棋の駒、シビン、アダルトビデオ(SM系)、マネキンの頭たくさん、ビン入りのスズメバチの巣、ネックレス、手袋、日本刀……う~む、何でもありますな。
食器、湯たんぽ、軍靴、まくら、ガスマスク、消しゴム、竹ぼうき、エロい形の置物、春画が描かれた湯のみに徳利…。たくぎんグッズは今や貴重だ。展示物のあまりの量に圧倒され、どれを見ていいのか分からなくなる…これが坂ワールドだ。
ズラリと並ぶ大量のこけしに日本人形、どれも見るからに年代物だ。館長は全国を回り、取り壊される家から不要な品々を貰って来たのだそうだ。また近年は展示物を寄贈してくれる人もいるらしい。
戦争関連、学生運動関係の品も多い。昔の女性向け週刊誌やSM系の雑誌も充実。その周りにはハッピ、消防服、制服、軍服、甲冑、ミニカー、牛乳パック、香水のビン、値札シール、造花。たばこ、マッチ、ライターのコレクションは綺麗に並べて飾られており、古い銘柄や絶版品もたくさん。壁には昔のヌード写真や日本酒ラベルのコレクションが大事に飾られていた。
この部屋では展示替えをして企画展をよく行っているようで、この時は「生ける骨展」というのをやっており、動物の骨がたくさん…(汗)。
スピーカー、おもちゃのトラック、古銭、古紙幣、ポケットティッシュ、鉄道記念グッズ、切符、駅名表、電車のヘッドマーク、テレホンカード。ズラリと並んだフィルムケースにカメラ、看板、万博記念グッズ、新聞の切り抜き、エロい日めくりカレンダーにトランプ。
最近は心無い見学者による展示物の盗難に悩まされているという。この時も、ガラスケース内の古紙幣がゴッソリ無くなっていて、館長による被害届のメモが貼られていた…。
あまりの見ごたえにそろそろ頭が痛くなってきたが、展示コーナーはまだまだ続く。まち針たくさん、ビクター犬の置物、少女雑誌の付録、山口百恵のポスター、仏像、スプレー画、三味線、ヤシの実、黒電話、石器、薬箱、弁当箱、昆虫標本。外から見える展示スペースには床屋さんのイスに薬局の看板、店頭に立っていた昭和アイドルの等身大パネルなど…。
文房具たくさん、短くなった鉛筆、大量のガラス製コップ、ぬいぐるみ、マネキンの手、戦争遺跡の写真、なめねこカード、観光地のキーホルダー、ガラス細工、ミシン、灰皿、巨大な大皿、マグカップ、シルクハット、石けん箱、箸、牛乳瓶、中身が中途半端に入った洗剤の入れ物まで。隣には未開封の調味料や、コーンやカレー粉などの缶詰各種、味の素、使いきったハミガキ粉。なんでこんな物まで…(^_^;)。
館内の隅にある小さなスペースがスゴい。あらゆる女性下着のコレクションだ。いやらしく光るマネキンに装着されたものから、ピンで留めて額縁の中で大切に保管されたものも…(笑)。なかなか過激なデザインの物も多い(^_^;)
展示室から繋がっている直売所。商品のデザインもそれぞれ味わい深い…見学の後は購入をお忘れなく。なお、こちらにも到る所に鉱石や化石が飾られており、なんとも独特……さすが坂ビスケットだ。
郷土人形とシルバニアが並ぶ幸せ…。
残念ながら今回も館長には会えなかったが、充実した時間を過ごさせて頂いた。
つい最近「建物に車が突っ込んで閉館した」というデマ情報が流れたものの、無事に続けられているようで安心である。
ただ、館内で読んだ情報によると、現社長はレトロスペースを閉館させたい考えなのだそうだ。
この先もぜひ残ってほしい札幌の珍名所であるが、その存続は危ぶまれているのが現状だ…。
レトロスペース坂会館…西区二十四軒3条7丁目2の22(地下鉄東西線二十四軒駅より徒歩約10分)
日曜祝日休み。入館料無料です。
(左)地味に看板が新調されている…。2階にズラリと並んでいたマネキンは片付けられてしまったようだ。(右)入口周辺。何やら劇画調のものすごい絵が…。(下)これが名物の「緊縛リカちゃん」だ!!壁一面に展開されたその光景には圧倒される。目隠しされていたり貼りつけにされていたり、あらゆるプレイ内容を楽しめる…(笑)。
札幌に長らく住んでいる方にはお馴染みの「坂ビスケット」というブランドがある。「しおA字フライ」「ラインサンド」など、味はもちろんのこと、その昭和感漂うパッケージまでもが魅力的な商品を道内に提供し続けており、札幌人ならば一度は食べた事があるだろう。
坂ビスケットの本社は札幌市西区にある。甘い匂いの漂う工場と、そこで生産された商品をじかに購入することができる直売所も併設しているのだが、それだけではない。建物の一角は、坂ビスケットの経営者・坂一敬氏が趣味で集めたコレクションを展示している怪しげな博物館「レトロスペース坂会館」となっているのだ。館長の独特なセンスで展開された膨大な量の展示物により、北海道を代表する「珍スポット」として全国のマニアにも知名度が高い。
2009年以来の久しぶりの訪問であったのだが、今回はお友達の佐藤さんに連れてきてもらいました。
佐藤さんの超絶クールな愛車(外国車)で南区まで迎えに来て頂き、そのままレトロスペースへ…。本当にありがとうございました(^-^)♪
展示物でビッシリな館内は迷路のような状態。独特な明かりに照らされ、何の説明もなしに並べられる館長のコレクションたち。注射器などの医療器具、ビーカーにフラスコ、歯の模型、昔の薬たくさん、将棋の駒、シビン、アダルトビデオ(SM系)、マネキンの頭たくさん、ビン入りのスズメバチの巣、ネックレス、手袋、日本刀……う~む、何でもありますな。
食器、湯たんぽ、軍靴、まくら、ガスマスク、消しゴム、竹ぼうき、エロい形の置物、春画が描かれた湯のみに徳利…。たくぎんグッズは今や貴重だ。展示物のあまりの量に圧倒され、どれを見ていいのか分からなくなる…これが坂ワールドだ。
ズラリと並ぶ大量のこけしに日本人形、どれも見るからに年代物だ。館長は全国を回り、取り壊される家から不要な品々を貰って来たのだそうだ。また近年は展示物を寄贈してくれる人もいるらしい。
戦争関連、学生運動関係の品も多い。昔の女性向け週刊誌やSM系の雑誌も充実。その周りにはハッピ、消防服、制服、軍服、甲冑、ミニカー、牛乳パック、香水のビン、値札シール、造花。たばこ、マッチ、ライターのコレクションは綺麗に並べて飾られており、古い銘柄や絶版品もたくさん。壁には昔のヌード写真や日本酒ラベルのコレクションが大事に飾られていた。
この部屋では展示替えをして企画展をよく行っているようで、この時は「生ける骨展」というのをやっており、動物の骨がたくさん…(汗)。
スピーカー、おもちゃのトラック、古銭、古紙幣、ポケットティッシュ、鉄道記念グッズ、切符、駅名表、電車のヘッドマーク、テレホンカード。ズラリと並んだフィルムケースにカメラ、看板、万博記念グッズ、新聞の切り抜き、エロい日めくりカレンダーにトランプ。
最近は心無い見学者による展示物の盗難に悩まされているという。この時も、ガラスケース内の古紙幣がゴッソリ無くなっていて、館長による被害届のメモが貼られていた…。
あまりの見ごたえにそろそろ頭が痛くなってきたが、展示コーナーはまだまだ続く。まち針たくさん、ビクター犬の置物、少女雑誌の付録、山口百恵のポスター、仏像、スプレー画、三味線、ヤシの実、黒電話、石器、薬箱、弁当箱、昆虫標本。外から見える展示スペースには床屋さんのイスに薬局の看板、店頭に立っていた昭和アイドルの等身大パネルなど…。
文房具たくさん、短くなった鉛筆、大量のガラス製コップ、ぬいぐるみ、マネキンの手、戦争遺跡の写真、なめねこカード、観光地のキーホルダー、ガラス細工、ミシン、灰皿、巨大な大皿、マグカップ、シルクハット、石けん箱、箸、牛乳瓶、中身が中途半端に入った洗剤の入れ物まで。隣には未開封の調味料や、コーンやカレー粉などの缶詰各種、味の素、使いきったハミガキ粉。なんでこんな物まで…(^_^;)。
館内の隅にある小さなスペースがスゴい。あらゆる女性下着のコレクションだ。いやらしく光るマネキンに装着されたものから、ピンで留めて額縁の中で大切に保管されたものも…(笑)。なかなか過激なデザインの物も多い(^_^;)
展示室から繋がっている直売所。商品のデザインもそれぞれ味わい深い…見学の後は購入をお忘れなく。なお、こちらにも到る所に鉱石や化石が飾られており、なんとも独特……さすが坂ビスケットだ。
郷土人形とシルバニアが並ぶ幸せ…。
残念ながら今回も館長には会えなかったが、充実した時間を過ごさせて頂いた。
つい最近「建物に車が突っ込んで閉館した」というデマ情報が流れたものの、無事に続けられているようで安心である。
ただ、館内で読んだ情報によると、現社長はレトロスペースを閉館させたい考えなのだそうだ。
この先もぜひ残ってほしい札幌の珍名所であるが、その存続は危ぶまれているのが現状だ…。
レトロスペース坂会館…西区二十四軒3条7丁目2の22(地下鉄東西線二十四軒駅より徒歩約10分)
日曜祝日休み。入館料無料です。