ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

こんな旅がしてみたい!

2014-01-08 13:54:26 | どーでもいい日常
去年の暮れ、大学の図書館でレポート課題に取り組んでいた時のこと。

「息抜きに少し読書するか~」と館内をブラブラしたところ、何ともステキな本を見つけてしまいました。
少し休憩するだけだったはずが、課題を放置してどんどん読み進めてしまいました。


「女子チャリダー ふれあい日本一周ひとり旅」
著・くぼたまきこ  イカロス出版


いやぁ、日本一周の紀行文はいくつか読んだことがあったんですが、この本がダントツで読みごたえがあり最高でした。
この本は本気で手元に置いておきたい。

1人の女性が仕事を辞め、チャリで日本一周に挑んだ時の苦労、感動が巧みに描かれているのはもちろん、旅先で感じた気持ちのすべてが包み隠さず描写されていて、まるで自分が旅しているかのようなスリルまで味わう事ができます。旅行記はこういうのが大事だよね。
所々に登場する美しい写真の数々もまた最高。いかにも「旅してるぜ!」という著者のパワーが溢れ出ている感じがします。

なんといっても一番感動したのは、旅先での多くの出会い、別れ。
どの人たちも面倒見の良い素敵な人たちばかり。
写真の中にも、道中で出会った人々と著者が素敵な笑顔で写っているものがたくさん。ホントみんな、良い笑顔だなぁ。

こんな温かな出会いに恵まれているのは、やはり著者の人柄の良さがあるからこそなのでしょう。一期一会も旅の醍醐味!

旅行中は、他人から冷ややかな目で見られる事もあったようで、自分でも「一体何をやっているんだろう・・・」という葛藤もあったようです。

しかしそんな気持ちを乗り越え、彼女はチャリで日本一周をやり遂げた。旅先で得た物も大きいでしょう。
逆に今、この旅をしなかったら得られなかった物の方が多いでしょう。


さすがに日本一周とまではいかなくても、僕もこんな感じで数々の素敵な出会いに恵まれながら自分流の旅をしてみたいなぁとこの本を読んで思いました。

夏の富士山や冬の長野県でリゾートバイトにチャレンジしたり、ふとしたきっかけでフランス(!!)に遠征したりと、日本一周以外にも様々な体験記が書かれており、本当に読み応えたっぷり。
この本は本気でオススメします。


・・・あぁ、また旅がしたくなってきた。
コメント
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