さて、勤務開始から数日が過ぎ・・・。
だいぶ仕事に慣れてきました。
↓仕事中イメージ図(朝・清掃)
↓夜・レストラン
順調に仕事をこなし、栃木の日々が過ぎていきます。
ボロ部屋での寝泊まりにも慣れてきました。むしろ早寝、早起きで札幌の生活よりも健康的です。
何よりも温泉入り放題、夕食はジュース飲み放題というのが嬉しすぎる。
バイキングは毎日が同じメニューですが、美味しいので文句ありません。
やはり巨大なホテルなため従業員も多く、清掃では一緒に組む先輩が毎回違いましたが、みなさん相変わらず地元の素朴なおじちゃん、おばちゃんといった感じで良い人たちばかりです。
そしてもうひとつ、皆さんに共通しているのが北海道をうらやましがるということです。やはり本州の人は北海道に「何らかのあこがれ」を持っているようです。
とある日に一緒になったおばちゃん・Y沢さんは、「やっぱり北海道は食べ物が最高だわ。」といっていました。なんでも以前北海道に来た時、本州とは海鮮の味が全く違ってびっくりしたそう。「サンマもココのと違ってこんなにぶっといんだから!」と熱心に話していました。栃木は海が無いので運搬に時間がかかり、どうしても海鮮の味が落ちてしまうらしい(あくまでY沢さんの見解です)。
別の日に組んだY口さんというおばちゃんは、僕が「北海道は自然しかないですよ~(笑)」と言うと、「そこがいいんじゃないの~!こっちも自然ばっかりだけど、北海道の自然は違った魅力があるんよ・・・」と話していました。
さて、仕事ですが、いつのまにかお盆に突入していて、日に日にお客さんが増えてきました。宿泊客600名の日が連続してさぁ大変。
2日目に掃除したカビ臭い別館にもお客さんがビッチリです。
限られた従業員では到底掃除が終わらず、僕も残業する日が多くなりました・・・。ある日は「午後2時半」で退勤のはずなのに、4時半までやらされましたよ・・・。
ちなみに、ここのホテル清掃は基本的に連帯責任らしく、全員の仕事が終了するまで帰られないそうです(汗)。そのため自分の担当フロアの清掃が終わると、すぐさま遅れている階へ行って掃除を手伝います。
例の「カビ臭い別館」が、部屋数が多いために大抵遅れており、勤務終了時が近づくとホテルの全清掃スタッフが集結して、総動員で片付けます。
それにしても、こういうホテル清掃していると、実に色々な部屋を見られるのが楽しい。狭い1人部屋もあれば、別荘みたいな巨大な部屋もある。檜風呂付の豪華な部屋もあり、和室、洋室などかなりのレパートリーがあります。
清掃勤務中に印象に残った先輩といえば、4日目、7日目に一緒に組んだSさん。大工さんが着るようなベストが似合っている細身のおじさんです。
後輩思いで良い人ですがかなり厳しかったです・・・。
シーツの張りや掃除機のかけ方(髪の毛が残らないように注意する)はもちろん、座布団の柄の向きや仕事のスピードなど、かなり細かいところも注意されてしまいます。
勤務中、出身を聞かれたので答えると、
「君か!!札幌から来たっていうのは!」
と驚きの顔。
・・・どうやら僕は従業員の間で話題になっているらしい。(笑)
確かに、北海道からわざわざ来るなんて珍しいですよね。この前もレストランのTさんに「今まの派遣の人で一番遠いわ!」と驚かれましたし。
Sさん、勤務終了時にお茶菓子(お客さん用)の中から数個取って僕に分けてくれました(嬉)。本当はダメらしいが、清掃の従業員はみんなつまみ食いしてます(笑)。
そして!その貰ったお菓子の中にあの「きぬの清流」が!!
やった~!食べてみたかったんだよね~♪
うむ・・・思ったより薄味だな・・・。でも美味しかったですよ。
レストランの方は、お客さんが増えて満員御礼の日が続きます。次々とお客さんが食べに来るので、空いたテーブルはすぐさま片付けなくてはいけません。
・・・ひたすら片付けでうんざりしてきます。
こちらもお盆休暇に入るにつれて大変になってきました。まだ休日は来なさそうです・・・。
勤務7日目。
洗濯物が溜まりに溜まってきたので、いい加減洗濯しに行きます。
支配人の話によると、一応ボイラー室の汚い2層式洗濯機を使ってもOKとのことですが、仕事でも使用しているらしく、邪魔したくないのでコインランドリーに行きます。
仕事が終わり、食事(みんな退勤時間がバラバラなので、再び1人で食べています)を済ませた後、大量の洗濯物をかかえて夜の温泉街へ。時間はすっかり夜11時過ぎです。
・・・そういえば、ココに来てから外を歩くのは初めてです。
久々の外の空気を楽しみながら、駅前にある(らしい)コインランドリーへと向かいます。
やはり、周辺にはホテルと住宅ばっかりで何もありません。(たまに寂れたパブがありますが)
夜なので、温泉街には誰もおらず不気味です。
そこらじゅうのホテルには、休暇気分のお客さんがビッチリ入っているハズなのに、このひとけの無さはなんだろう。
「鬼怒川温泉駅」も、終電が終わったらしく電気が消され、無人の電車が不気味なモーター音をうならせているのみ。
虫の声しか聞こえない温泉街をしばらく歩き、ようやくコインランドリーが見えてきました。
・・・おや?ランドリーの前に誰か座ってる・・・?
近づいてみると、見たことある顔が。同じ派遣バイトの人であろう、あのプロレスラー並みのデカイ男の人でした。
まだ食事中に数回しか見たことがなく、話したことはありません。勤務中に会ったことないけど、洗い場勤務かな?
この人も洗濯に来ていたらしく、少しして乾燥機から洗濯物を取り出し始めました。
「いつもここで洗ってるんですか?」と聞くと、関西訛りで「ボイラー室でも洗ってるんすけど、たまにココ来てます」だって。
そうだよね~。ココ高いもんな~。(使用料300円です。)
ほとんど僕と入れ替わりで、彼は帰って行きました。
洗濯が終わるまで結構時間があるので、周辺を散歩。住宅ばかりで真っ暗な温泉街端っこをしばらく歩くと、やっとコンビニ発見!!
コンビニなんて見るの何日ぶりだろう・・・。
明るい店内がやけにホッとします。
ここに来てからというもの、テレビも音楽も本も全く触れていません・・・大好きな車も、SKEもごぶさたです。
・・・なんだか、山奥で修業しているみたいだなww
とりあえず、コンビニに入り「ベストカー」とか「BUBKA」読んで久々の娯楽タイムにしました(笑)。
コンビニを出ると、すぐそばに巨大な橋が。どうやら「鬼怒川」をまたいでいるようです。
そういえば、まだ鬼怒川もロクに見ていません。やっと見られるかな?と橋の上からのぞいてみます。
・・・どうやらかなり谷が深いらしく、真っ暗で何も見えません。ただただ川の轟音が響くのみ。ずっと見ていると闇に吸いこまれそうです。
怖ぇぇぇ!!
川の上流方向を眺めてみると、ホテルの明かりだけが遠くにボンヤリ連なっています。まるで闇の海に浮かぶ豪華客船のようである。(←カッコよく書いてみたが、どうか。)
ちょうどいい時間になったので、洗濯物を回収しに戻り、部屋に帰りました。
干したり畳んだりしているうちに、時間は深夜1時半。
あぁ、明日大丈夫かな・・・。
続く。
次回!お盆真っただ中!いったい何連勤すればいいの?
そして・・・ついに休日が!?
だいぶ仕事に慣れてきました。
↓仕事中イメージ図(朝・清掃)
↓夜・レストラン
順調に仕事をこなし、栃木の日々が過ぎていきます。
ボロ部屋での寝泊まりにも慣れてきました。むしろ早寝、早起きで札幌の生活よりも健康的です。
何よりも温泉入り放題、夕食はジュース飲み放題というのが嬉しすぎる。
バイキングは毎日が同じメニューですが、美味しいので文句ありません。
やはり巨大なホテルなため従業員も多く、清掃では一緒に組む先輩が毎回違いましたが、みなさん相変わらず地元の素朴なおじちゃん、おばちゃんといった感じで良い人たちばかりです。
そしてもうひとつ、皆さんに共通しているのが北海道をうらやましがるということです。やはり本州の人は北海道に「何らかのあこがれ」を持っているようです。
とある日に一緒になったおばちゃん・Y沢さんは、「やっぱり北海道は食べ物が最高だわ。」といっていました。なんでも以前北海道に来た時、本州とは海鮮の味が全く違ってびっくりしたそう。「サンマもココのと違ってこんなにぶっといんだから!」と熱心に話していました。栃木は海が無いので運搬に時間がかかり、どうしても海鮮の味が落ちてしまうらしい(あくまでY沢さんの見解です)。
別の日に組んだY口さんというおばちゃんは、僕が「北海道は自然しかないですよ~(笑)」と言うと、「そこがいいんじゃないの~!こっちも自然ばっかりだけど、北海道の自然は違った魅力があるんよ・・・」と話していました。
さて、仕事ですが、いつのまにかお盆に突入していて、日に日にお客さんが増えてきました。宿泊客600名の日が連続してさぁ大変。
2日目に掃除したカビ臭い別館にもお客さんがビッチリです。
限られた従業員では到底掃除が終わらず、僕も残業する日が多くなりました・・・。ある日は「午後2時半」で退勤のはずなのに、4時半までやらされましたよ・・・。
ちなみに、ここのホテル清掃は基本的に連帯責任らしく、全員の仕事が終了するまで帰られないそうです(汗)。そのため自分の担当フロアの清掃が終わると、すぐさま遅れている階へ行って掃除を手伝います。
例の「カビ臭い別館」が、部屋数が多いために大抵遅れており、勤務終了時が近づくとホテルの全清掃スタッフが集結して、総動員で片付けます。
それにしても、こういうホテル清掃していると、実に色々な部屋を見られるのが楽しい。狭い1人部屋もあれば、別荘みたいな巨大な部屋もある。檜風呂付の豪華な部屋もあり、和室、洋室などかなりのレパートリーがあります。
清掃勤務中に印象に残った先輩といえば、4日目、7日目に一緒に組んだSさん。大工さんが着るようなベストが似合っている細身のおじさんです。
後輩思いで良い人ですがかなり厳しかったです・・・。
シーツの張りや掃除機のかけ方(髪の毛が残らないように注意する)はもちろん、座布団の柄の向きや仕事のスピードなど、かなり細かいところも注意されてしまいます。
勤務中、出身を聞かれたので答えると、
「君か!!札幌から来たっていうのは!」
と驚きの顔。
・・・どうやら僕は従業員の間で話題になっているらしい。(笑)
確かに、北海道からわざわざ来るなんて珍しいですよね。この前もレストランのTさんに「今まの派遣の人で一番遠いわ!」と驚かれましたし。
Sさん、勤務終了時にお茶菓子(お客さん用)の中から数個取って僕に分けてくれました(嬉)。本当はダメらしいが、清掃の従業員はみんなつまみ食いしてます(笑)。
そして!その貰ったお菓子の中にあの「きぬの清流」が!!
やった~!食べてみたかったんだよね~♪
うむ・・・思ったより薄味だな・・・。でも美味しかったですよ。
レストランの方は、お客さんが増えて満員御礼の日が続きます。次々とお客さんが食べに来るので、空いたテーブルはすぐさま片付けなくてはいけません。
・・・ひたすら片付けでうんざりしてきます。
こちらもお盆休暇に入るにつれて大変になってきました。まだ休日は来なさそうです・・・。
勤務7日目。
洗濯物が溜まりに溜まってきたので、いい加減洗濯しに行きます。
支配人の話によると、一応ボイラー室の汚い2層式洗濯機を使ってもOKとのことですが、仕事でも使用しているらしく、邪魔したくないのでコインランドリーに行きます。
仕事が終わり、食事(みんな退勤時間がバラバラなので、再び1人で食べています)を済ませた後、大量の洗濯物をかかえて夜の温泉街へ。時間はすっかり夜11時過ぎです。
・・・そういえば、ココに来てから外を歩くのは初めてです。
久々の外の空気を楽しみながら、駅前にある(らしい)コインランドリーへと向かいます。
やはり、周辺にはホテルと住宅ばっかりで何もありません。(たまに寂れたパブがありますが)
夜なので、温泉街には誰もおらず不気味です。
そこらじゅうのホテルには、休暇気分のお客さんがビッチリ入っているハズなのに、このひとけの無さはなんだろう。
「鬼怒川温泉駅」も、終電が終わったらしく電気が消され、無人の電車が不気味なモーター音をうならせているのみ。
虫の声しか聞こえない温泉街をしばらく歩き、ようやくコインランドリーが見えてきました。
・・・おや?ランドリーの前に誰か座ってる・・・?
近づいてみると、見たことある顔が。同じ派遣バイトの人であろう、あのプロレスラー並みのデカイ男の人でした。
まだ食事中に数回しか見たことがなく、話したことはありません。勤務中に会ったことないけど、洗い場勤務かな?
この人も洗濯に来ていたらしく、少しして乾燥機から洗濯物を取り出し始めました。
「いつもここで洗ってるんですか?」と聞くと、関西訛りで「ボイラー室でも洗ってるんすけど、たまにココ来てます」だって。
そうだよね~。ココ高いもんな~。(使用料300円です。)
ほとんど僕と入れ替わりで、彼は帰って行きました。
洗濯が終わるまで結構時間があるので、周辺を散歩。住宅ばかりで真っ暗な温泉街端っこをしばらく歩くと、やっとコンビニ発見!!
コンビニなんて見るの何日ぶりだろう・・・。
明るい店内がやけにホッとします。
ここに来てからというもの、テレビも音楽も本も全く触れていません・・・大好きな車も、SKEもごぶさたです。
・・・なんだか、山奥で修業しているみたいだなww
とりあえず、コンビニに入り「ベストカー」とか「BUBKA」読んで久々の娯楽タイムにしました(笑)。
コンビニを出ると、すぐそばに巨大な橋が。どうやら「鬼怒川」をまたいでいるようです。
そういえば、まだ鬼怒川もロクに見ていません。やっと見られるかな?と橋の上からのぞいてみます。
・・・どうやらかなり谷が深いらしく、真っ暗で何も見えません。ただただ川の轟音が響くのみ。ずっと見ていると闇に吸いこまれそうです。
怖ぇぇぇ!!
川の上流方向を眺めてみると、ホテルの明かりだけが遠くにボンヤリ連なっています。まるで闇の海に浮かぶ豪華客船のようである。(←カッコよく書いてみたが、どうか。)
ちょうどいい時間になったので、洗濯物を回収しに戻り、部屋に帰りました。
干したり畳んだりしているうちに、時間は深夜1時半。
あぁ、明日大丈夫かな・・・。
続く。
次回!お盆真っただ中!いったい何連勤すればいいの?
そして・・・ついに休日が!?