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ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

「高崎洞窟観音」訪問記(後編)

2018-05-01 12:52:39 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
おまたせしました。約2年ぶりの続編です(^_^;)。
前編はこちらからどうぞ!


群馬県高崎市の「高崎洞窟観音」に潜入中のホルマリン。
全て人の手で掘られたという壮大な地下空間、コンクリートに固められた無機質な通路が続き、「最後までこんな感じかな?」と思っていたところ、突然雰囲気がガラリと変わりました。


ご覧の通り、通路自体がいかにも天然洞窟風の、ゴツゴツした岩壁に変化。触ってみると独特の質感です。
90年代の訪問記録では鉄柵などは無かったようなのですが、安全性などの関係で、近年になって付け足されたようですね。

そして。

ゆっくり進んでゆくと、これまでと違う色の照明に照らされた、ひとつ奥まった空間があるのが見えてきました。
見学者は鉄の柵越しに、その空間を覗きこむスタイルになっています。
ほほぉ~、さっきみたいなドーム状の空間がまだあるのか…(*^_^*)」とワクワクしながら柵の前に立つと。

その光景は想像以上でした。



石灯篭や枯山水があしらわれた石庭と、その向こうに広がる石の渓谷。
自分の身長と同じくらいか、少し低いくらいの観音像が、薄暗い渓谷のあちこちからこちらを見下ろす。
その奥には、白くなめらかな石の滝も見える。
想像以上に広大な空間に、思わず息をのむ。

恐らく、ドーム状の天井までの高さは10メートル以上はあるのではないでしょうか。
あまりに広いので、全体像をカメラに収めきれない。
今までの細く薄暗い通路の先に、こんなに広大な空間があるとは誰が想像できるでしょうか。

白熱灯が照らす「ジジジ…」という音だけが微かに響く無音の空間。
ぼんやりと白く浮かび上がる、無表情の大きな観音像たち。
その幽艶かつ少し不気味な光景にすっかり呑まれてしまい、10分くらい見惚れていました。

驚くべきことに、巨大なドーム状の空間はこれだけではありませんでした。
通路を少し進んだところに、もう一つの渓谷が。


…奥行き、高さともに、先ほどよりも遥かに広大な空間です。
高さに至っては15メートルか、それ以上はあると思われます。

現在は柵が作られており、通路から眺めるだけとなっていますが、空間の至る所に鉄柵や石の階段があるのが見えます。
かつては中に入って散策する事が出来たのでしょうか。
そして天井近くには、外に通じているような通気口?出入り口?のようなものも見えます。

皆さん、忘れないで頂きたいのですが、この洞窟、すべて人力で掘られたというのだから凄い。
天然の洞窟ではないからこそ、これほどまでに驚嘆し、そして見惚れてしまうのです。

終盤に展開される瞑想空間


徳三氏は、その財力を以て多くの作業員を雇って洞窟建設を進めたようですが、時には天候が悪く、作業員が一人も来ない日もあったようです。
そのような日は、徳三夫妻が自らつるはしを手に、少しずつ作業を進めていたようです。
一体、何が徳三氏をそこまでさせたのでしょうか。

残念ながら、昭和39年に徳三氏が死去したことにより、洞窟の建設はいったん終了。
噂では計画の半分も完成していないという事らしいのですが、それ以降、建設が進む事はありませんでした。


工事中、作業員の出入り口だった作業用通路をそのまま出口としているため、洞窟はいきなり直角にカーブし、無機質な通路を経て終了…という、やや尻すぼみな結末なのが残念です。
実は、この通路には洞窟建設途中の証が残る、という事なのですが、薄暗くよく分かりませんでした。

ただ、どこからか人の声が響いてきて「?」と思いながら外へ出ると、山の斜面から3人組の男性グループが降りて来たので、どこかに外の山林へ続く通路の痕跡があるのかもしれません。


さて。洞窟探検のあとは、敷地内に建つ「山徳記念館」の見物としましょうか。
かつての徳三氏の自宅を改築したもので、現在は風刺漫画などを中心とした漫画記念館となっています。
洞窟観音のチケットで、合わせて見学する事が出来ます。


館内には、美しい五福神のステンドグラスが。徳三氏が営んでいた呉服店にあったものを復元したものなんだとか。恐らく「呉服」と「五福」をかけて造られたものなのでしょうね(*^_^*)。
そして小さな館内には、歴代総理の似顔絵など愉快な展示がズラリ。


徳三氏は「のらくろ」で有名な近代漫画家・北沢楽天と親交が深かったようで、楽天の貴重な資料が豊富。
受付でもオススメしていたので、これらの展示が山徳記念館の一番の売りのようです。


少しですが、洞窟観音についての展示もありました。徳三氏とその妻ナヲが映る写真は非常に興味深い。


ところで、外の徳名園には、記念館や笑い閻魔(前回紹介)の他に「防空壕」という素敵な案内板も。


ドキドキしながら記念館の正面入り口を通過し、坂道を下っていくと…。
ちょうど記念館の下に潜り込むかのように、小さな入り口がポッカリと開いていました。


言うまでも無く、この防空壕も徳三氏の手作り。自宅の勝手口からも利用できるように、専用の通路も作られていました。
壮大な洞窟の他に、防空壕の建設にも取り組んでいたとは恐れ入る。
…徳三氏は「穴」というか「地下」がお好きだったのでしょうか…??


トンネル状の通路は直角にカーブし、この先には8畳の部屋があるとの事ですが、安全性の関係で金網で閉じられており、奥まで行く事は出来ません。
…そして、こんな所に思わぬ展示物が無造作に置かれていました。


洞窟観音掘削時に使用した道具類」との事で、作業員のヘルメットや安全ロープ?のようなものが。
どうしてこんな場所にあるんだ!もっと炭鉱記念館みたいに、堂々と館内に展示すれば良いのに(^_^;)


以上で、高崎洞窟観音の見学は終了です。
以前からずっと行きたい、行きたいと思っていた場所だったのですが、その凄さは期待以上でした!
そのスケールに圧倒され、途中から「…スゴイ!!」をひとりで連発していました。

こういった洞窟や、地下空間が好きならば絶対にオススメしたいスポットです。
みなさん、ぜひ高崎洞窟観音へ!!

完。
(2017年1月訪問)
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「高崎洞窟観音」訪問記(前編)

2018-05-01 12:47:54 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
※2017年1月訪問。再度アップします!


1人の男の私財で掘削!圧巻の地下信仰空間!
(群馬県高崎市石原2857)

1月24日(火)。

1月22、23日にかけて、友人らと東京を満喫したホルマリン。
みんなとお別れし、本日ひとりでどこへ来ているのかと申しますと……。
群馬県です。

ホルマリン、群馬初上陸です!!

通勤電車に永遠揺られ、高崎駅に降り立ちました。
なんで高崎なの?と申しますと、実はこの町に中学生の時から行きたいと思っていたスポットがあるのです。

その場所の名は「高崎洞窟観音」。
呉服商で財をなした山田徳三という人物が、大正7(1918)年から約50年の歳月をかけて造り上げた壮大な地下信仰空間である。
全長400メートルにもおよぶ洞窟内に、数十体の観音像が祀られているというだけでもワクワクしてしまいますが、なんと洞窟そのものが山田氏の全財産を投じてすべて手掘りで掘り抜かれたというから凄い。
間違いなく群馬県随一のパワースポットである…と言いたいところですが、高崎の町を見下ろす白衣大観音の影に隠れてしまっている模様。


さっそく駅前でタクシーを捕まえ「洞窟観音まで…」と緊張しながら告げます。
さすがは観音様のお膝元、住宅街を抜けて観音山の麓に近付いてくると、もう一帯がパワースポット。
『羽衣通り』なんてイイ名前の道だな~」などとボンヤリ考えていると、タクシーは対向車とすれ違うのもやっとの狭い道に突入し、急な坂道をグングン登って行きます。


山の中腹の小さな駐車場に停めてもらい、あっという間に到着です。
ここですよ!夢にまで見た洞窟観音!


ここら辺一帯は山田徳三氏ゆかりの地となっており、かつての自宅を改築した「山徳記念館」と、「徳明園」と呼ばれる広大な日本庭園が広がっています。
はやる気持ちを抑えながら、まずは庭園を散策してみましょうか。


この「徳明園」は洞窟観音と同時に造成が進められ、「北関東髄一の日本庭園」とも言われていたそうです。
徳三氏の石に対するコダワリは相当のものであったようで、当時は「山徳に石を持っていけば全部買ってくれる」と噂になり、売りに来る人が数多く居たようです(笑)。
こちらの赤い石は徳明園の造園当初に設置されたもので、徳三氏が特にその佇まいと「気」を気に入り、工事の安全と洞窟観音の繁栄を祈願した石との事です。


園内の石は「群馬県鬼石市三波川から下仁田にかけて産出された三波石」をふんだんに使用。
いたるところに鶴や亀などの立派な石像が置かれており、見ごたえがあります。

小さなトンネルを抜けると「笑い閻魔と笑い鬼」が。

「沢山の人々の力を結集して洞窟観音は完成しました。閻魔と鬼の笑顔に徳三の願いが込められているのでしょう」。
…なるほど。何とも味のある笑顔ですね。そして否がうえにも洞窟観音への期待が高まる。

いよいよ洞窟観音へ

こちらが全長400メートルにも及ぶ洞窟の入り口である。やや地味めな印象といったところでしょうか(^_^;)。
平日でお客さんも少ないのか、暇そう~にしていた受付のおばちゃんに入場料800円を払い、内部へ。

天井には天女のタイル絵が。

その奥にはいきなり金ピカに塗られたゴツゴツの岩壁が。
まずは洞窟観音のいきさつと徳三氏の苦労話が解説されているので必読です。

恐ろしいほど静かな洞窟内部

洞窟内には誰も居ないのでしょうか?静寂に包まれています。
まずはご覧の通り、コンクリートに固められた無機質な空間が続いています。通路の左右に一定の間隔で観音像が配置されており、お客さんは歩みを進めながらその一体一体と対峙することになります。
この辺は定山渓温泉の「岩戸観音堂」とも似た雰囲気ですね。




像の前には金網が張られており少々見づらいのが残念ですが、いずれの空間も浅間山の溶岩をふんだんに使用しているそうで、思わず見入ってしまいます。
そして観音像は上質の御影石を使用し、名工・高橋楽山の手によって掘られたものだそうです。


通路は緩やかにカーブしながら続いていきます。
天井が何故かどんどん高くなっており、2メートルは越えているかといった高さで圧倒されてしまいました。
そして「最後までこんな感じの通路なのかな?」と思いながら進んで行くと、コンクリートの壁が途切れ、雰囲気が変わってきました。

通路から別の空間への入り口があったので入ってみると、驚きました。


突如、ドーム状の手掘りの空間が現れました。
無機質な通路からの突然の場面転換に酔いしれてしまう。
…これは徳三氏の狙い通りの仕掛けなのか。

そう、高崎洞窟の真骨頂はここからなのです。

続く。
コメント (4)
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「熱海秘宝館」訪問記

2017-11-21 00:58:01 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
※更新していない記事がたくさんありますが、忘れないうちにこのネタを書かせてくださいm(__)m

11月某日、午前9時。


…突然ですが熱海に来ました。
え~、前日に東京の本社で合同の社員研修がありまして。
研修後に1日お休みをもらったので、快速電車に2時間ほど揺られやってきたのです。
東京→熱海の電車賃はもちろん自腹ですが、毎度のことながら飛行機代や宿泊費は会社の経費で落としてもらっているので、半分会社のお金で熱海に遊びに来た大バカ社員という事になりますね(^_^;)
(未だに怖くて会社の人には言っていません…笑)


さて、一度は来てみたいと思っていた熱海。その目的は他でもありません。
熱海秘宝館に行くためです。

もはや日本に残るただ1つの純・秘宝館となってしまった熱海秘宝館。
実は私を珍スポットの世界へと引きずり込んだ原点と呼ぶべき場所なのです。
中学生の頃(という事にしといてください…笑)、たまたま手に取った『VOW王国 ニッポンお笑い世界遺産』(宝島社)という本に大量の写真が載っていて、「アニマル邸江戸屋」「淡路島ナゾのパラダイス」と共に衝撃を受けた3大スポットのうちの一つなのです。
その後、日本全国の同じようなヘンな場所が無いか調べまくり…今では筋金入りの珍スポットマニアに。

そんな思い入れのある熱海秘宝館、無くなる前に行ってみたいと何年も何年も思っていました。
憧れの珍スポットへ、ついに向かいます!!


まずは熱海駅前から「後楽園行き」のバスへ乗り込み15分ほど。
「前のカップルも秘宝館に行くのかな?ウフフ…」と思っていたら、1つ手前のバス停で降りてしまい、初島行きのフェリー乗り場へ向かって行きました…。
なんだ、ただの健全なデートか…(^_^;)


終点の「後楽園」へ近づくと、独特なフォントで書かれた「秘宝館」の巨大看板が見えて思わずニンマリ。
肝心の建物じたいは山の中腹部分にあります。
…そう、熱海秘宝館、ロープウェイを使って行くのです!!


何とも味のあるロープウェイ乗り場です。既にテンション上がりまくり。
ちなみに所要時間は3分で「日本一短いロープウェイ」とのこと(笑)。熱海秘宝館の入場券とセットで1800円。

何やら楽しそうな団体旅行のお客さんがドッと乗りこんできて、ギュウギュウ状態で山頂駅へ。



お~!いいじゃん!!
一度来てみたいと思っていた熱海。11月だというのにポカポカ温かく、行楽地ならではのフワフワした雰囲気が漂っています。
この眺めの良い場所は「あいじょう岬」と名付けられており、定番のデートスポットなのだとか。
秘宝館にちなんで名付けられたのかどうかは不明。


風景もそこそこに、ひとけの無い展望台の裏側へ回り込み、秘宝館方面へ…。
来てみて初めて分かったのですが、ロープウェイ乗り場と秘宝館の建物は合体しているようです(汗)。
階段を上って行き、建物の外へ出てみると、そこは秘宝館の正面入り口になっていました。

・熱海秘宝館(静岡県熱海市和田浜南町8-15)



エントランスには「カジュラホ※」らしき壁画と芸能人のサインが……。
館内のご案内には「珍説・貫一お宮」、「露天風呂に遊ぶ芸妓さん」、「現代版浦島太郎物語」、「男女対抗!○○たたき」等々そそる文言が盛りだくさんw
※インドの村名。壁一面にSEXの彫刻が彫られたヒンドゥー寺院が世界遺産として有名。しかしスゴイ体位ですなw

コレが秘宝館入り口だ!!



まずは中々に妖艶な人魚さんがお出迎え。ガクガク動きながらエロい声でしゃべっています(笑)。
恐ろしい事に、この建物の隣には家族連れに人気の熱海城があり、ロープウェイ駅から向かうには必ずこの空間の前を通らなねばなりません。
なにここ?おばけやしき??」と動くマネキンに興味津々の子供をごまかす親御さんがおもしろかったです(笑)。


入り口前にはカメさんが…、てか、頭が卑猥ww


さて、いよいよ潜入……なのですが。
残念ながら館内は撮影禁止となっており、皆さんに内部の様子をお見せできないのが残念です(T_T)

ですが、幸いというか何と言うか、私の部屋には熱海秘宝館に関する資料が豊富にあります。
それらの資料を参考に、展示物(ごく一部)をイラストで再現してみました。
記憶を頼りに簡単な解説も書いてみましたので、合わせてどうぞ。


100円入れると御堂の奥からおねえさんが出てきて「こんなん出ました~」のエロい声と共におみくじを置いていってくれます。
帰るときはケツ丸出し。


唐突に現れる「くじらの性器」の巨大模型。秘宝館では定番ですね(^_^;)
ビックリしたのは、様々な性器具が展示されたコーナーにあった絹製コンドーム。江戸時代に使われていたもので、ワセリン(だったかな…)を塗って使用していたというが……効果があったのかどうかは謎。
「変身画廊」では世界各国の名画が展示されているのですが、床のシートを踏むとハイテクシステムによりとんでもない絵に変化する(クオリティがだいぶ下がるがw)!!!
落ち穂拾いがおチ●ポ拾いになります。


秘宝館には定番のモンロー氏がここにも(*^_^*)
ハンドルを勢いよく回すと、通気口から風が出てきてあのシーンが再現できます♪
スカートの下はとんでもない姿ですが……(笑)。
そして館内にはボタン(おっぱい型)を押すと動くマネキンがたくさん。カニが股間の布を取ろうと微かにクイクイ動き……、ってそれだけかい!
実際、どのマネキンも一部がちょこっと動くだけでギミックがショボい(笑)。
まぁ、楽しいからいいけど。

ガラス越しに裸のおねえさんを覗いていると水が飛んできたり、展示物から空気がブシュッと出てきたり、ビックリハウス系の展示もいくつか。

プレイコーナー

その立派なブツで鯛を釣り上げ……なぜか放水する恵比寿様(^_^;)
こちらもご立派な木馬は100円入れるとユラユラ動くだけ(らしい)。さすがに1人では恥ずかしかったのでやりませんでしたw
そして、こちらも秘宝館には定番の「フレンチポンポン」。コレは一度やってみたかったので迷わずチャレンジ。
隣の自販機でコルクの弾(100円で5発)買い、射的の銃で的を狙います。
うまく当たるとマネキンがガシャンと勢いよく屈み、ケツが……(笑)。5発中3発命中。


この観音様、本で見て気に入ってたなぁ~。
コインを的に当てると怪しく光り、ブツをさすって…先端から水が出ます(出方がリアル)。

熱海秘宝館の特筆すべき点といえば、いくつか妙にハイテクな展示物があること。
珍説一寸法師」なるコーナーでは、横になった女性のマネキンに一寸法師(AV男優?)のバーチャル映像を投影。
打出の小づちで股間だけ巨大化させ、マネキンとSEXする光景に妙に感動(笑)。

そして「コンピューター占い」では、自分の性別を選んでボタン押すと、数パターンの顔、上半身、下半身のイラストがランダムにモンタージュ合成されて、未来の自分のパートナーが出現します。
チャレンジしたところ、エロい黒下着を付けたパンチパーマのおばちゃんでした(ただし巨乳)。
この瞬間が一番笑ってしまった。

素敵なお土産

せっかく来たのだから、ここでしか買えないお土産を買わないと。
こちらのキ―ホルターは、上下に激しく振ると先端からドピュッと、、おみくじが出てきます(^_^;)
もう一つ、「ヒモを引くと勃●する」という画期的なキーホルダーもあったようですが、売店のおばちゃんに聞いたところ、今は品切れなんだとか(不定期で入荷するらしい)。残念だなぁ~。
…ちなみにこのおばちゃん、出身は青森なんだそうで。北国トークで盛り上がりました。
安くてオススメの日帰り温泉まで教えて頂きありがとうございました。


こちらはロープウェー乗り場で売っていたもの。
秘宝館のこの、何というか独特なフォントが昔から大好きなんですよね~♪


以上で熱海秘宝館見物は終了です。
なにしろ憧れの施設であったので1時間くらい居座ってしまいました。
館内はガッチリ手をつないだ初老の夫婦?カップル?がちらほら。加えて私のようなマニアックそうな単身の男性も数名いらっしゃり、閑散とした雰囲気はありませんでした。
それなりに人は入っている施設のようですので、しばらく閉館することは無さそうです。
おバカな展示物しか無いので頭がフニャフニャになりましたが、近ごろ仕事で疲れ果てていたので良いリフレッシュになりましたよ。熱海秘宝館ばんざ~い。これからもがんばってね~。

・オマケ こっちも珍スポット「熱海城」

秘宝館から出て坂を登ったすぐの所にあります。一見立派ですが昭和34年に建設された鉄筋コンクリートのニセモノ城。館内は江戸体験コーナー、だまし絵、春画コーナー(←秘宝館を意識してますね)、休憩所にゲームコーナーと盛りだくさんです。
入館料が900円とやや高めでしたので、今回は入りませんでしたが……。


熱海市街地から見た秘宝館と熱海城。
この後、「来宮神社」で樹齢2000年の大楠を見て「大江戸温泉物語・熱海館」で日帰り入浴して、夕方の快速アクティーで空港へ向かいました。
いい休日でした。

完。

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千葉の魔境「不知八幡森」に行ってきた

2017-05-11 18:54:24 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
1月22日(日) 18:00。


友人2人と共に東京旅行中のホルマリン。
お台場にある「マダム・タッソー東京」観光後、東京都内の某・アーティストのライブ会場へとやってきました。
まだ開場前らしく、周辺は大混雑(^_^;)

友人2人にとって、今回の旅行いちばんのメインはライブ参戦。
私は一緒に東京にやって来たもののライブには興味がなく、入場チケットも持っていません(笑)。
ライブが終わったら駅前で落ち合う約束をし、ここからひとり別行動です。

…え?別に寂しくなんかありませんよ。
この時間を利用して、ずっと気になっていたある場所に行く予定を立てていたので
むしろワクワクしています(^O^)


…ということで人混みを抜け、都営地下鉄に乗り込みます♪
途中乃木坂駅に寄り道しつつ、ひたすら揺られ続ける事1時間ほど…。

17:10 千葉県市川市に到着!

都営地下鉄「本八幡」駅で下車しました。
ここ八幡の街中に、目指すスポットはあります。

駅の案内板を見てみると…ありました。

「不知八幡森」(しらずやわたのもり)

通称「八幡の藪知らず」と呼ばれているこの場所。
ご覧の通り、近くの市川市役所と比較するとかなり小さく、1ブロックほどの大きさしかない場所なのですが…。
ここ、なんでも古くから絶対に入ってはいけない禁足地とされており、全く手が付けられないまま現在まで残っている場所らしいのです。

不可解な事に、宅地開発でここまで縮小されたのかと思いきやそうではなく、江戸時代からこの大きさのままだったという話もあります。
にもかかわらず、当時から「入ったら二度と出られない森」として言い伝えられ、人々から恐れられてきました。

…あまり興味本位で見物してはいけないような感じもするのですが、さっそく行ってみましょう。


駅から歩いてみると、何の変哲もないごく普通の住宅街。こんな所に古くから伝わる禁足地があるとはとても信じられません。
話によると、住宅街の一角だけ草木がボーボーに茂っており相当異様な光景なのだとか。


道中、葛飾八幡宮の参道が延びていました。
下総の国総鎮守として、寛政年間(西暦889~898)年に創建された八幡宮とされており、付近一帯が由緒正しい地である事を確かに証明しています。
「不知八幡森」の歴史にも少なからず関係していそうです。

そして。
葛飾八幡宮の参道からさほど遠くない場所に、その森はありました。


・不知八幡森(千葉県市川市八幡2-8)

すぐ近くの歩道橋より眺める。

…不知八幡森の正体は竹林でした。
江戸の時代から手が付けられていないだけあって、ものすごい密集具合です。
目の前には交通量の多い国道が通っているにも関わらず、敷地からはみ出さんばかりの鬱蒼とした緑が何とも不思議な光景です。


ナナメ向かいには立派な市川市役所が。歩行者も中々多く、森の前を平然と通り過ぎていきます。


立ち入りが出来ないよう、周囲は柵でしっかりと囲われていますが、一画には小さな鳥居が……。




鳥居をくぐると小さな祠と石碑があり、ここだけ歩道から一歩奥まったスペースになっていました。
すなわち、この場所のみ森への立ち入りが許されているのです。
交通量が多い場所といえども、さすがに一歩立ち入ると雰囲気は中々のもの。
祠に手を合わせしっかりと挨拶…。


人の入る隙間も無いくらいに竹が密集していますが、なにしろかなり小さな森ですので、向こう側の住宅街が見通せてしまいます。
入ったら二度と出られない」という言い伝えがますます不可解に思えてしまいます…。

歩道に面して、立派な案内板が。

この場所、江戸の紀行文にも数多く登場しており、当時から「この藪余り大きからず。高からず」と書かれているようなので、やはり古くからその面積はさほど変わっていないらしい。
そして、あの水戸黄門(水戸光圀)は興味本位で中に入った事があるらしく、その時の錦絵が現在も葛飾八幡宮に残っているという(右の絵)。

「こんな小さな森で迷うはずがない」と馬鹿にして森へ立ち入ってしまった黄門様。
すると異様な姿をした妖怪に囲まれてしまい、いつの間にか来た道が消えてしまっている。
しかし、そこに老人の姿をした白髪の神様が現れ「お前は立派な身分の者だから許してやる」と見逃してもらい、なんとか森の外に出る事が出来たという…。

敷地の大きさは18m×18mだとか…。

ご覧の通り奥行きもそれほどなく、向こう側はすぐ一般の住宅です。
この場所が古くから「禁足地」とされている理由はよく分かっておらず、「葛飾八幡宮を勧請した旧地だから」「貴人の古墳跡だから」「日本武尊の陣所だったから」「平将門討伐のため、平貞盛が妖術で死門(あの世への門)を開いた場所だから」等の様々な説があります。

なんとすぐ隣は駐輪場。




簡単に柵の向こうに入れそうなのが怖い……。
防犯カメラはあくまで駐輪場の盗難防止目的のようですが、監視しているのはそれだけでない気がするのは私だけ?(^_^;)


森の周りをぐるっと一周。裏手に回るとひと気の少ない路地に出ました。
住宅に阻まれ、森のすぐ裏までには近づけず。
もう夜も8時近いからなのか、物音ひとつしなかったのがこれまた恐怖。


少し進んでゆくと歩行者も多くなり、賑やかな裏通りに辿り着きホッと一安心でした(^_^;)。


最後に。
この場所、「絶対に入ってはいけない」というのはただのウワサでは無い気がします。
というのも、祠にお参りをして鳥居から外へ出ようとした瞬間、急激なめまいに襲われたからです(汗)。
旅行の疲れによるものだと信じたいのですが…(^_^;)。

また、このレポートを書いている今現在、謎の頭痛とダルさに襲われています。
皆さん、この場所を訪れる際は、決して失礼のないように。
そして言うまでも無く、柵の向こうへは決して…入ってはいけませんよ……。

完。
コメント (2)
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マダム・タッソー東京

2017-04-28 20:24:44 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
お台場ど真ん中!マイルド系蝋人形館!
(東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ3F)







イギリス・ロンドンにある「マダム・タッソー蝋人形館」をご存知でしょうか。
1835年、スイスの蝋人形師タッソーが開設した歴史あるミュージアムで、古くからロンドンの人気観光名所のひとつになっているようです。
館内は各国の有名人、歴史上の人物の等身大人形が数多く展示される一方、中世ヨーロッパの拷問の様子や凶悪殺人鬼の人形が置かれる「恐怖の部屋」があったりと、何やら見世物的な要素も含まれる(というか、むしろこっちがメイン)、インパクト抜群の珍スポットです。

そんなマダム・タッソー蝋人形館、各国にいくつか分館があるようですが、なんと2013年にお台場に初上陸した。
当初はあんな観光スポットのど真ん中にオープンして大丈夫かいなと思っていたが、テレビなどを見ると大分マイルドな日本向け仕様になっているようでガッカr…一安心という印象でした(^_^;)笑


2017年冬、友人2人との東京旅行でついに初潜入。
ショッピングモールの3階にあり、予想より小さめかな、という印象。
入り口の隅で最初に出迎えてくれたのは、あの事件ですっかり見なくなってしまったベッキー
彼女は悪くないのにね。


高まる期待の中、展示フロアに向かうエレベーターに乗りこむと、
ド真ん中にブルース・ウィリスが仁王立ちしておりビックリ(^_^;)

近くで見てみると、皮膚の細かいシワや毛穴まで見事に再現されておりホレボレ(笑)。
館内の人形はすべて本場・イギリスの蝋人形師が制作したもので、
製作費は何と1体2000万円。
さらに驚くべき事に、これらの人形はおさわり自由!
気軽に肩を組んで撮影できるのが嬉しいところ。

「世界のリーダーたち」コーナー。

イキナリこんな感じだから胸が高まります(*^_^*)
ちなみに左のラフな格好の方はネルソン・マンデラ氏。


恐ろしくよく似ていらっしゃる石原前都知事と、やけに若々しい安倍首相(笑)。
なお展示室の隅にはひっそりと小泉元首相のお姿も(意外と背が小さかったです)。


蝋人形なのにオーラがあるオバマ前大統領。いずれトランプ氏の人形と入れ替わってしまうのかしら??
なお、本場ロンドンのマダム・タッソーでは既にトランプ大統領の蝋人形が登場したらしい。

「スポーツ」コーナー。

…なかなか見事な顔ぶれ(*^^)。羽生くんの顔の小ささにビックリ。
この他、千代の富士、ベッカム、キングカズ、シャラポワがいました。


ダルビッシュVS王(引退後のね)という夢の対決。つい先日に引退発表した浅田真央は最高の笑顔で回転していました。

「ミュージック」コーナー。

かなり素晴らしい出来の和田アキ子
…ところで展示される方々はどのように選ばれているのでしょう?


蝋人形館には定番のジャクソン氏と、やや虚ろな表情大島優子(^_^;)。エクボもバッチリ。
ちなみにマイケル・ジャクソンは全世界で最も蝋人形化された人物なのだそうです(笑)。


葉加瀬太郎を例に、蝋人形が出来るまでが解説されていました(*^_^*)。
個人的にこういう展示の方が楽しい(笑)。

先述した通り、館内の蝋人形はすべてロンドンの専用スタジオで制作。
モデルとなる方はスタジオへ赴き、特殊な機械による計測(200か所以上)、写真撮影などで作成データを提供。
ちなみに計測の際は全く動けません…(^_^;)。


ココだけ見るとかなりホラーな展示(笑)。
人形に埋め込まれる眼球には相当な種類があり、最も本人に似ている色の目玉を選ぶそう。


夢に出てきそうwww
髪の毛は4週間かけて、本物の人毛を1本1本植えているのだそうです。
1体のフィギュアを完成させるのに4~6か月かかるとか。


こちらがマダム・タッソーご本人。(1761-1850)
蝋人形制作の技術は、解剖模型の制作に長けていたドイツ人医師・クルティウスから学んだのだそう。
フランス革命の際は王党派であるとの疑いで逮捕されましたが、ギロチンで処刑された犠牲者のデスマスク制作の仕事に就かされ死を逃れました。
「恐怖の部屋」の残酷な展示は、タッソーの壮絶な体験が元となって造られたものだったのです。




本場ロンドンのマダム・タッソー蝋人形館を尊重してか、展示室の片隅に申し訳程度に「恐怖の部屋」要素が(汗)。
有名人の人形にはしゃぎまわってた子供にコレを見せてはいけませんね…(^_^;)。

「歴史と文化」コーナー

「こんな顔だったっけ?」って感じのレオナルド・ダヴィンチ
モナリザになって2ショットが撮れます。


健康な頃のジョブズに、随分とスタイリッシュなアインシュタイン
2人が並ぶ光景は圧巻というしかありません(^_^;)。


…この水玉模様、もはや説明する必要もありませんね。草間弥生さん。

「セレブのパーティー」コーナー。

館内にAKBメンバーは数名いますが、前田敦子が最も似ていました♪
マツコはもう少し肌の質感がリアルだったら言う事ナシでしたな。


ビートたけし、ブラピ、ジョージ・クルーニーと凄い顔ぶれ。
たけしだけコマネチしているせいで浮いているが(笑)。

ギフトショップ

オスカー像が大量に売られている光景はココでしか見られないでしょう(^_^;)
この他、なぜかアメコミグッズが多数。

以上で「マダム・タッソー東京」の見学は終了です。
伝説的珍スポットだった「東京タワー蝋人形館」無き今、国内で数少ない蝋人形ミュージアムとなっている訳ですが、新しいだけあってかなり明るく楽しい雰囲気の場所でした。
蝋人形館特有の「誰コレ?」と取り残されるようなマニアック展示やグロ系のネタは皆無なので、家族連れでも安心して楽しめるスポットと言えましょう♪
…珍スポットマニアには少し物足りないけど(^_^;)笑

(2017年1月訪問)
コメント (6)
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