泉区生活支援ネットワーク

仙台市の障がい者支援のための情報です。福祉・特別支援教育・就労など,分野をこえた生活支援のネットワーク・情報交換の場です

障がい者の自立支援から地域の減災 力を高める「CILたすけっと」

2017年07月03日 | Weblog
仙台市政だよりより)
 東日本大震災以降、市内では、さまざまな主体が防災・減災活動 に取り組んでいます。障がいのあ る人も暮らしやすい社会の実現を目指す活動をしている団体「CILたすけっと」を取材しました。

 自立生活センター「CILたすけっと」は、重い障がいがあっても地域で自立した生活がしたいと思う方が集まり、当事者が中心となって運営している団体です。太白区長町の事務所を拠点に、同じように地域で生活 したいと思っている障がいのあ る方に対してヘルパー等の介助 者を派遣するほか、被災した障がい者への支援活動や、防災・ 減災に関する活動を障がい者の視点で行っています。

 「東日本大震災の直後は車椅子のメンバーも避難所に行きましたが、避難所には車椅子で生 活できるスペースがなかったた め、数日間はたすけっとの事務 所で共同生活をしました」と教 えてくれたのは、事務局長の杉 山裕信さんです。「障がいのあ る人が安心して避難できる福祉 避難所などがもっと充実するよ う、活動していきたいですね」。
 
 杉山さんたちは、まずは地域の人に自分たちのことを分かってもらうことが大切だという考えから、地元商店街の組合に加入して共に活動するなど、普段から地域との関わりを大切にしてきました。
 「震災時には、日頃からの人と 人とのつながりの重要性を感じました。長町の商店街の皆さんには発電機を貸していただいたり食料を提供していただいたりしましたし、全国各地の自立生 活センターとのネットワークに も助けられました」と杉山さん。
 
 今後は、震災直後に十分な人手が確保できず苦労したという 経験から、災害時等にも自分た ちの活動ができるよう、事業継続計画(BCP)の福祉版の作成にも取り組んでいきたいと意欲的に語ってくれました。
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