(「河北新報」令和5年5月3日付記事より引用)
仙台市博物館が視覚障害のある児童向けに、点字による冊子「よくわかる!伊達政京」を作った。地元ゆかりの歴史上の人物である政宗の生涯や気性、仙台を発展させた功績などを分かりやすく伝えている。
生涯、功績分かりやすく
博物館が2017年、小学5、6年生を対象に発行した同名の冊子を基に再編した。政宗と豊臣秀吉、徳川家康との関係や、和歌や茶の湯、狩猟といった政宗の趣味を解説。「仙人が住む台(建物)」との意味を込めて「仙台城」と名付けた逸話や、家族と家臣、城下町の成り立ち、外国との交流なども取り上げた。
博物館は大規模改修工事のため、21年10月から臨時休館中。来年4月予定の再開に向け、ユニバーサルデザインを目指して企画した。文章は短く簡潔にし、全ての漢字や単位記号にルビを振った。肖像画や写真は大きく扱い、掲載位置は弱視の人が見て分かりやすいように、各ページの下部に統一している。
博物館の担当者は「誰もが読みやすい内容に仕上がった。点字に触れた経験のない子どもたちにとっても、点字や視覚障害のことを知るきっかけになればうれしい」と話している。
B5判より若干大きいサイズでカラー22ページ。150部作り、県視覚支援学校や弱視児童が在籍する県内の小学校、県視覚障害者情報センター、仙台市図書館の各館などに配った。連絡先は市博物館022(225)3074。
仙台市博物館が視覚障害のある児童向けに、点字による冊子「よくわかる!伊達政京」を作った。地元ゆかりの歴史上の人物である政宗の生涯や気性、仙台を発展させた功績などを分かりやすく伝えている。
生涯、功績分かりやすく
博物館が2017年、小学5、6年生を対象に発行した同名の冊子を基に再編した。政宗と豊臣秀吉、徳川家康との関係や、和歌や茶の湯、狩猟といった政宗の趣味を解説。「仙人が住む台(建物)」との意味を込めて「仙台城」と名付けた逸話や、家族と家臣、城下町の成り立ち、外国との交流なども取り上げた。
博物館は大規模改修工事のため、21年10月から臨時休館中。来年4月予定の再開に向け、ユニバーサルデザインを目指して企画した。文章は短く簡潔にし、全ての漢字や単位記号にルビを振った。肖像画や写真は大きく扱い、掲載位置は弱視の人が見て分かりやすいように、各ページの下部に統一している。
博物館の担当者は「誰もが読みやすい内容に仕上がった。点字に触れた経験のない子どもたちにとっても、点字や視覚障害のことを知るきっかけになればうれしい」と話している。
B5判より若干大きいサイズでカラー22ページ。150部作り、県視覚支援学校や弱視児童が在籍する県内の小学校、県視覚障害者情報センター、仙台市図書館の各館などに配った。連絡先は市博物館022(225)3074。