泉区生活支援ネットワーク

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盲導犬と触れ合って理解を 仙台訓練センターが学校キャラバン

2010年12月09日 | 視覚障害・聴覚障害支援
(「河北新報」夕刊平成22年12月8日(水)付け記事より引用)
 盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらおうと、仙台市青葉区の日本盲導犬協会仙台訓練センターが、市内の小中学校を訪れて盲導犬をPRする「盲導犬学校キャラバン」に力を入れている。今まで訪れたことのない学校を中心に、今月から来春までに20~30校を訪問する予定。多くの子どもたちに関心を持ってもらうのが狙いだ。

 泉区の松陵西小(345人)で3日に行われたキャラバン。泉区で盲導犬イールと暮らす視覚障害者の阿部まりさん(48)が参加し、4年生約70人に盲導犬の仕事や訓練、盲導犬を伴った視覚障害者と出会った際のマナーなどを説明した。
 阿部さんは自身の体験を交えながら「仕事をしているときのイールはしっかり者。それでも、盲導犬を連れた人や白つえを持った人が困っているときは手を貸してほしい」と呼び掛けた。
 実演では、センターのデモンストレーターがPR犬ウィルに指示を出しながら障害物をよける訓練を披露。ウィルが自分で判断して狭い隙間を避けたり、人と一緒に通りやすい進路を選んだりすると、子どもたちから大きな拍手が起こった。
 「街中で盲導犬と一緒の人を見たら声を掛けたい」と児童を代表してあいさつした伊藤ありささん(9)。子どもたちはキャラバンが終わった後も、大喜びで2匹をなでていた。
 盲導犬に直接触れ、理解を深めてもらうキャラバンを仙台訓練センターは、これまで市内約60の小中学校で実施してきた。今月から人員を割ける環境が整ったため、来年5月までに20~30校で開催したいという。
 同センター普及推進事業部の目黒之リーダーは「楽しく学びながら、盲導犬や視覚障害者を身近に感じる機会にしてほしい」と話している。連絡先は仙台訓練センター022(226)3910。


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