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泉区生活支援ネットワーク

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障害者との避難教訓発信 宮城のNPOがホームページ開設

2014年04月16日 | Weblog
(「河北新報」平成26年4月16日(水)付け記事より引用)
津波被災福祉事業所職員の手記

 NPO法人「みやぎセルプ協働受注センター」(仙台市)は、東日本大震災で被災した宮城県沿岸部の障害者福祉事業所職員の体験をまとめたホームページ(HP)「3・11震災の記憶『あの日、私たちは戦っていました』」を開設した。
 各事業所が「災害弱者」である利用者とどのようにして避難したのかが記録されており、貴重な体験集となっている。

 「みやぎセルプ」が定期的に開催している「被災障害者就労支援事業所連絡会議}に参加している15事業所の18人が手記を寄せた。

 精神障害のある人たちを中心に利用がある「みどり工房若林」仙台市若林区)のスタッフは、6人の利用者と小学校に避難した様子を記している。いったん海に近い指定避難所に避難したものの、津波襲来前に内陸部の小学校に移動した経緯を振り返り、「初めから最大限のリスクを考えて、避難場所を決めておけばよかった」と述べている。

 利用者と避難中に津波に襲われ、歩道橋の上で一夜を過ごした多賀城市の「さくらんぼ」のスタッフは「避難誘導を行う職員が地域を知り尽くすことが必須だと思う」と訴えている。

 スタッフが避難先から精神科クリニックを訪れ、利用者が必要とする薬をまとめて処方してもらった事業所もあった。団体行動が奏功した事例として報告している。

 このほか、「仕事柄、利用者対応優先にならざるを得ない。事前にそのことを、家族や身内に知らせておくべきだ」などの声があった。

 手記をまとめた「みやぎセルプ」は,「現場スタッフの生の声を、今後の備えに役立てていただきたい」と話している。HPののアドレスは,
http://www.miyagi-selp.org/links/shinsai-no-kioku
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