泉区生活支援ネットワーク

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障害者雇用工夫重ねる 宮城労働局優良事業所に認定 塩釜・社会福祉法人「大和福寿会」(河北新報)

2022年09月08日 | 就労・生活自立
(「河北新報」令和4年9月8日付記事より引用)
 宮城労働局は、障害者雇用に先進的に取り組む中小企業・団体を対象とした厚生労働省の「もにす認定」に、塩釜市で高齢者介護施設などを運営する社会福祉法人大和福寿会を認定した。これまで認められた3件はクリーニングや清掃などの企業で、福祉関係の団体が認定されるのは初めて。

 同法人は2001年設立。全従業員127人のうち障害者は18人で、身体、知的、精神の当事者が介護や調理などの業務に従事する。労働時間や障害の程度を加味した障害煮雇用率は、法定の2・3%を大きく上回る16・0%に達する。

 障害の有無によらない働きやすい環境づくりを目指し、各部署に専門の相談員を配置。職員の知見を高めようと、コミュニケーションのノウハウを共有する研修を定期的に開く。通院のための特別休暇制度も設け、福利厚生面でも充実を図っている。

 障害者雇用は従来、清掃やクリーニングなどの業務が多い。―日に宮城労働局であった認定書交付式で小林健局長は「活躍の場を広げたパイオニア的存在だ。社会的ニーズが高いにもかかわらず人手不足が深刻な介護業界に、新たな可能性を示した」とたたえた。

 同法人の高橋政俊会長(74)は当事者や家族とのコミュニケーションを重視してきたと強調。「人を区別せず、当たり前のこととして続けてきた。今後も雇用の場を広げていけるよう、工夫を重ねていきたい」と語った。
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