泉区生活支援ネットワーク

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「農福連携」メニューでPR 名取の飲食店、みそ汁など提供(「河北新報」)

2021年05月15日 | 施設情報
「河北新報」令和3年5月15日(土)付け記事より引用)
 農業の担い手不足対策と障害者の就労機会確保の両立を図る「農福連携」で生まれたメニューが15~22日、飲食店HACHI(ハチ)の宮城県名取市内2店舗で提供される。関係者は「農福連携を一層普及させ、生産者の働きがいにつなげたい」と力を込める。

 農産物生産販売のゴリラファーム(仙台市泉区)が生産した干し野菜と、低農薬・有機野菜を栽培する北東ファーム(若林区)が加工したコーヒー豆を活用する。ともに就労訓練の場で障害者が手掛けた商品だ。

 15~22日の期間中、HACHI名取本店で、ハンバーグ料理と共に干し野菜を使ったみそ汁を提供。閖上港食堂HACHIでは、店内で飲食した顧客にコーヒーゼリーを振る舞う。各日なくなり次第終了となる。

 ゴリラファームでは現在、10~50代の男女9人の障害者が干し野菜の商品作りに携わる。県内外産のタマネギやエノキ、長ネギ、ナメコなどを手作業で洗ったり、食べやすい大きさに切って乾燥させたりして、袋に詰める。

 ゴリラファーム役員の千葉藍子さん(40)は「HACHIさんのメニューに加えてもらってありがたい。野菜を乾燥させるとうま味が凝縮する。心を込めて作った商品を多くの方に味わってほしい」と話す。

 今回の取り組みは、県が2017年度から行う農福連携普及拡大事業がきっかけ。HACHIを運営するオールスパイス(青葉区)も福祉施設のレストラン運営支援や障害者雇用を展開してきた経緯があり、コラボレーションが実現した。

 同社の角田秀晴社長(57)は「農福連携で良い商品が完成しても、そこから先の販路に困っていると聞く。メニューに取り入れて消費者にアピールすることで、農福連携の認知度を高める役に立ちたい」と説明。「干し野菜を食材とすることでみそ汁の味がバージョンアップする。コーヒー豆は味に深みがありゼリーに合う」とPRする。
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