消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

小紋潤と再会、35年ぶり!

2016年09月30日 14時23分20秒 | 小紋潤さんのこと
過去記事
2016-04-06
14:32:21
    “ちょっと見”が変はっちまったと想ふ時
        目を瞑りなば昔のままに
 



長崎まで飛んで行って、旧友にて歌人の小紋潤に会う旅から、きのう夕刻、埼玉まで帰ってきた。

実に35年ぶり。

よく知らないが、仏教では三十三回忌で一応おしまいということのようだから、オッソロシク長期のご無沙汰だった。

とくに喉が悪いということで、話はできないだろうと思っていたが、放射線治療が奏功した由にて、毒舌は健在だった。
ただ既往の脳疾患の後遺症とあいまって、立ち上がることがかなり困難、ということだった。

歌詠みのこと、というわけで、今回はクンちゃんも恥ずかしながら「歌でリポート」に初めてトライしてみた。
しっかし、短歌や俳句といったものは、なんせ中学校の授業で一度?やったきりなので、どんなもんだかね。
へたな俳句のことを腰折れというようなあいまいな記憶があるが、へたな歌はなんというやら。

小紋潤に添削してもらいたいところだが、スマホもパソコンも、携帯さえ持たない人なので致し方ない。



長崎にて小紋潤に会ふ

病む友を マーマレード持ちて訪ね来て 光あふるる さくら道かへる

訪ねあて 開けはなたれしふしどより 聞き覚へある そのひとの声

飛びきたり ふせしままの面立ちに 三十五年のとしつきを飛ぶ

のど病みて声なき人と思いしが  斜にかまえたる舌はかはらじ

美少年 こんだけふとっちゃかたなしばい  その軽口ぞ耳になつかし

チューブにてやしなわれる日の長ければ 「腹は減るとよ」 わが問ひに答へて

女人あり 連絡係と言ふ髪に 窓辺の桜かがやきて舞ふ

ブログには載せぬと言ひつ  はじめてのツーショットにおさまりてはにかむ

ながながと離れしままの手を握り ふたつのわだち いま交はりぬ

歌集出し いまひとたびは東京へ せつなる願ひ われも祈らん


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