消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

お赤飯を炊いてみた!

2017年02月07日 10時58分33秒 | 手づくりあれこれ
 井村屋缶詰の水煮小豆で、玄人裸足!
  「小豆が難しい」を全面的に棚上げ!


 お赤飯、というやつが時々食べたくなります。

 でも、ついこの間、自分で手づくりしたものを食べるまで、長らく食べていませんでした。

 なぜか?

 それはお赤飯が食べたくなるというのは、特定の時だったからです。

 巻き寿司やらお稲荷さん、弁当におにぎり、おだんご、そのほか餅菓子いろいろ、なんていう物を朝早くから作って売っているお店がありますよね、どこの町にも。
 埼玉の住まいの近くにもそういうお店があって、私は決まって「太巻き1本350円税込み」を買います。これは、かんぴょうやら卵焼きやらなにやかにや入っていて、毎度こんな値段で売って儲けはあるんやろか、と思うほどのイチ押し商品。

 お赤飯が食べたくなる時というのは、このお店のカウンターで支払いをする時です。
 やや隅のほうに七つ八つ積んである一食分程度のお赤飯のパックにどうしても目が行きます。
 お赤飯たちも、いつもいつも「買って!買って!」と私を誘惑するのですが、私はそれに軽くウインクを返すだけで聞き捨てにします。太巻きだけでも余るのに、お赤飯なんか買ってどないするんや、という内なる声に圧倒されるからです。

 で、思いついて昨年12月に2回、ネットレシピを参考にお赤飯づくりにチャレンジしてみました。
 ところが、いずれもご飯そのものはうまく炊けましたが、出来上がり段階での小豆の煮え具合が不都合で失敗。1回目は柔らかすぎ、2回目は硬すぎ。こりゃダメ、ということで中断と相なり候。
 そうしたところ、伊豆に戻って熱海のスーパーにて「お赤飯の素」なるレトルトパックを発見。これをふつうの電気釜を使って炊きましたら、まさに売っているものとまったく同じようにうまーい具合に炊き上がりました。

 そこで、きのうも山中・乙子追い出し記念にお赤飯を炊こうということで、例のレトルトを買いに山を下り、手近な店を訪れましたが、ない。そこでやむなく同じメーカー井村屋の缶詰のほうを買ってみました。

    

 ところが、缶に印刷されているレシピ(三合炊き)を見ますと、「もち米2、白米1」「白米3」しか書いてないのです。レトルトには、私の炊きたい「もち米3」のレシピもあり、レトルトの全量120グラムと水300ccを加えて炊けや!というふうになっていました。信じがたいことに、このわたくしめが、記憶していたのであります。
 そしてこの度求めました缶詰のほうも中身は120グラム。
 そうすんとレトルトと同じにように水300ccを加えて炊けばいいのかなと思いましたが、いまひとつ確信が持てません。
 やむを得ず井村屋お客様相談室、このメーカーの肉まんあんまんは関東でもよく見かけますが、なんと三重県津市に本社がありました! に電話代こっちもちで問い合わせると、私の考えどおりでええとのことでした。お赤飯つうのはもち米で作るのが正統のはずなんで、「邪道のほうのレシピばっか載っけてんじゃねーよ」と怒鳴りまくってしまったつもりになって、静かにお礼を言って電話を切りました。

    
     ボケ写真ですいません。お赤飯と関係なしですが、左の温度計つき時計見てください。
     きのうの昼ごろ、室温25度、湿度37%、日が当たると温室のようです。

 
 というわけで、きのうは遅いお昼になってしまいましたが、売っているものと同等のおいしいお赤飯をいただきました。
 近所のBABAにもおすそ分けを致しました。


 

    学び舎に響きし歌は懐かしき 名のみの春のこころ映せり
    立つ春の声をきけども小雪舞い こごえるこころ名のみの春よ


  童謡唱歌 「早春賦」 ひばり児童合唱団 創立70周年記念公演 21 曲目