伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川釣行(2010.05.16)

2010-05-17 | 狩野川水系
 今シーズン、狩野川本流ラスト釣行です。残り3日、19日で狩野川本流はルアー、フライは禁漁になります。サンデーアングラーの私はこの日曜日がラストとなりお気に入りのエリアを回る事にしてスタート。

 先ずは松ヶ瀬です。トップ画像の通り鮎が掛かってきます。鮎シーズンですから鮎師の川になります。で、鮎が川に居るとこいつが狂いだすのです。

  

松ヶ瀬の入渓点はいつもの柿木川出合の淵から直ぐ下の渕への流れ込み辺り、緩い流れが狭まって中央に突起した岩で流れが分割している所で岩の向こう側の流れに乗せて淵へトラウトチューンを沈めようとキャスト。トラウトチューンが岩の向こう側に差し掛かった辺りでゴン、一瞬根掛かりかと思いましたが次の瞬間、ドラグが鳴り響きます。「遂にやったか!!」と思う間もなくロッドに伝わってくる感触が全く違いローリングの感触が無いので「アイツ」であることを確信。何回か走られたものの何とか浮かせて白泡の中から出てきた姿を見てびっくり、ラインはファメルトラウト3Lb、ルアーを取られて為るものかと何とか緩い流れまで下り何とか浅瀬に寄せてトラウトチューンを回収に成功。ロッドとファメルトラウトが頑張ってくれました。折角ですから写真撮影と計測で65㎝ありました。釣友に「65cm獲りました。」とメールすると「ナイスカープ?」との返信。「いや、銀ビカ。」と送れないのが残念、2カープですから。
 1投目でビッグフィッシュをキャッチしたもののその後はトップ画像の様な鮎で即リリースを数回したもののアマゴの魚信は無く、吊り橋の所で横断してさらに下流へ下るもノーバイトで松ヶ瀬を諦めて移動としました。

 次なるは「レンゲの瀬」です。解禁の仕度をしている囮屋さんに右岸側の駐車スペースにMyキャラバンを駐める許可を頂き、今度は昨年1本獲った気になる辺りからアップで狙いますがここでも鮎は掛かるもののアマゴのバイトは有りません。2ヶ所を回った時点で鮎はつ抜け達成でした。

 最後はやはり一番お気に入りの大仁橋~修善寺橋のエリアです。修善寺橋の所から入り丹念に探るが反応は得られず、天気続きで水量が少なかったので何とか中州の岩盤に乗る事が出来たので中州右岸側の流れもチェック出来たがここもノーでした。下流に下りながらいつもなら右岸側から狙うエリアを流れの中程まで立ち込んで狙うもダメ。
 この時点で諦めて帰ろうかとも考えましたが、暗くなるまではまだ時間が有るので一番のお気に入りをやらねばと思い右岸側に移動でお馴染みのこの景色

 です。

いつもなら手前の十字ブロックやら蛇篭のエリアからですが既に対岸からチェックしているのでのっぺりとしたコンクリート護岸の所からダウンで釣り下ります。このエリアは大きな沈み石といい、水深、流れも良い感じでいかにも大物が居そうな感じですが私は結果を出せていないので先の実績ポイントが気に成りついつい急いでしまうのです。この日はノーチェックでお気に入りの実績ポイントへ直行しましたが、ノーバイトでいつもならばここで終了と成るのですが下流の

 ここの 

こんな所までやりましたがやはりノーバイトでした。

 狩野川本流終了でMyキャラバンまで戻ろうと堤防を歩いていると私が苦手としているのっぺりコンクリート護岸エリアを少しずつ移動しながら釣り下っているルアーマンさんを発見。ちょっと気に成りお声がけしてみました。
「どうですか?」
「ダメです。」
「ここは苦手なんで下流のあそこから入りましたから。」
「そうですか、去年はここで良いのを何本か獲りましたが今年は全く、・・・全くダメです。」
「それでは頑張って下さい。私は諦めて帰ります。」
今シーズンの狩野川本流はお話ししたルアーマンさんの言葉で語り尽くされている様な気がしました。Myキャラバンに戻りウエーダーを脱いでこれで2010年の狩野川本流終了です。Myキャラバンを運転しながら「来年はのっぺりコンクリート護岸ももう少し丁寧にやらねば。」と反省しつつ帰宅と成りました。