伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

佐ヶ野川釣行(2008.09.07)

2008-09-11 | 河津川水系
 雨が降らずに渇水・高水温だったのに盆休みを過ぎた辺りからゲリラ雷雨でドカッと降ったり、未だ夏なのに秋雨前線が出て来たりと川の水が折角良い感じに増えたのに日曜日の度に増えすぎで釣りが出来ないでいたが、やっと渓流で釣りが出来る日曜日が来た。

 待ちに待った渓流で釣りが出来る日曜なのに寝坊です。職場は変わったが仕事の内容は変わらずでさほど忙しくないのに何故か日曜の朝早起きが出来ないのはやはり未だ職場に慣れないで知らずうちに疲れが溜まっているのかもしれないが、お気楽に生きている私のことそのうちに慣れるでしょう。夜明けが随分遅くなったので寝坊したものの少し明るく成った位でMyハウスを出発。
 この日は愛用のリバーガイドのフィッシングベストに所属しているFishing club HUSLERのエンブレムを背負っての初釣行で記念に撮影したのがトップの画像です。渓流釣行専用に2004年に購入以来渓流釣行を共にしてきたので随分汚れていたのでカミさんに洗濯してもらい綺麗に成った処で縫いつけてもらったのです。これからは大きなエンブレムを背負っての釣行に成るので「Fishing club HUSLER 」に恥じない様により一層行動には気を付けねばと思うのです。

 河津川本流に入りたかったが既に鮎師が入っていた事やまだ少し水量が多いので今回は断念で今シーズン未だ入っていない佐ヶ野川の下流に入る事にして町道の橋の所にMyキャラバンを駐車で仕度をして遊歩道を下るのだが夏草が生え放題、蜘蛛の巣だらけでとても遊歩道を歩いているとは言いがたく、まるで藪漕ぎの様で川に入る時にはロッドやベスト、ウエーダーに絡んだ蜘蛛の巣を取り除く一仕事をしなければ成らなかったが、先行者が居ない証拠なので良しとしましょう。
 渓の様子はと言うと水量的には良い感じ、ほんの少し濁りが入っているが気にならない程度、水温は16.4度でこれも良い感じで楽しみ。
 以前から入って直ぐの辺りは魚が少ない感じだが、今回は3投目にバイトで油断していたのでプルプル位で即バラシです。クゥー! 油断してと書きましたが、まっ、いつもの事です。そのポイントはそれで終了。次のポイントでもチェイスが有りましたが足下まで付いて来て帰って行き、ここもこれにて終了。次でも同じ感じで少しリトリーブスピードに変化を付けてやるとバイトするが直ぐにバレてしまう。どうもかなりお利口さんなのかそれとも警戒心が強くナーバスに成っているのか食いが浅い感じ。かと思えばポイントを通るトラウトチューンに陰からピュッと出て来てコン、プルプル、オッ、ヨシ!、アレ?なんかも有ったりしてやる気の有る個体も居るがいずれにしても食いが浅い事は変わりない感じです。ここぞという処では必ず魚が姿を見せてくれるが足元まで来てターンやらバイトしてもバレるが続き魚は居るが獲れない。トラウトチューンに付いてくる魚をバイトに持ち込むのにリトリーブスピードに変化を付けるのだが遅くスルのは何とか出来てバイトするがその後の巻き合わせやバシッと鋭い合わせが反射神経の鈍い私には上手く出来ずでワンテンポ遅れてしまいバラシ。食わせた後のフォローが出来ずでなかなか獲れない。では、さるエキスパートの様にチェイス速巻きを試みるが速巻きするとトゥイッチの方も早く大振りに成ってしまい魚が違和感を感じて戻ってしまったりと運動神経、反射神経、リズム感の無さにジレンマを感じながらバラシ連発。しかし、チェイスしてきた魚はさほど大きくなくてせいぜい20㎝止まりでした。
 やっと獲れたのはこのコースの中盤位のこんな所↓横たわる流木の向こう側でヒットで何とか流木をかわしてキャッチ出来ました。



キャッチしたのはこの魚でヤマメの様です。

 小さいが久しぶりのキャッチで嬉しい。

 その後も退渓まで魚は出る、バイトまでは何とか。しかし、バラシで結局前半戦は15㎝位のヤマメ1キャッチ、バラシは余裕のつぬけです(笑)


 さて、次は何処にするかと考える。折角だからこの佐ヶ野川の上流をやろうという訳で一応先行者が入っているか確認の為に三段の滝までMyキャラバンで上ったがわさび田で仕事をしている人の車だけだったので営業しているのかよく判らない佐ヶ野オートキャンプ場の所から入渓。
 渓相はこんな感じで、下流とはだいぶ違います。

 入って直ぐにヒット。さい先良いがまたしてもバラシ。その後も2つ立て続けにバラシ連発。キャンプ場脇の入り易い所でかなり攻められているとみえてここの魚もかなりお利口で警戒心が強い様で食いが浅い感じです。遡行しながら注意深く足跡などの先行者の痕跡を探すとクッキリと足跡が残っている。石に濡れた足跡が無い事から土曜日かもしかすると早朝かですが、魚の出方からすると昨日であろうがここはと思うポイントではチェイスはしてくるものの追い方が今一つで何とかバイトさせても直ぐにバレてしまう。こんな感じだが居そうだと思う所では必ずと言って良いくらい、チェイスしてくる魚が居て魚は多いが一度出てきたらそれっきりな、かなりナーバスな魚ばかりで食いが浅く直ぐバレる。そこでらしき所は当然チェックしてその上こんな所までと言う所にもトラウトチューンを通しているとやっと結果が出ました。画像に写る真ん中の角張った石とその向こう側の三角に尖った小さい石との間にトラウトチューンを落としたと同時にバイト。

  

キャッチした魚はこれまたヤマメで20㎝ありました。

 その後はやはり魚は出てくるもののなかなかバイトまで行かない、何とかバイトまで持ち込んでもバレてしまいなかなか難しく、今は営業をやめてしまった「ヤマメの里」と言うキャンプ場の少し下で退渓するまで結局獲れずでした。上流での後半戦も1キャッチでバラシはまたもや余裕のつ抜けな結果でした(爆)

 戦績は惨憺たる結果でバラシの多さには呆れるばかりですが、沢山の魚に遊んでもらえてこの処「ボ」続きだった事もあり、実に楽しい釣りが出来ました。

 それにしても以前から感じていたのですが、この川はヤマメが多い様です。今回の2匹もヤマメだった。「ヤマメの里」が営業していた時には池で魚を飼って釣り堀の様なこともやっていた様です。池には名前に因んでヤマメが入っていたのではないのでしょうか、池から逃げ出したり、はたまた廃業の時に残っていた魚を川に逃がしたのかいずれにしてもヤマメが住み着いて子孫を残しているのは間違いない様です。