伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

冷川釣行(2008.09.14)

2008-09-16 | 狩野川水系
 さぁ、狩野川水系もあと半月あまりで禁漁に入る。狩野川水系のラストスパートとばかりに出掛けて行きました。日曜の釣行を楽しみに入るエリアを考えて大見川の禁漁エリア外、そう、梅木取水堰上流に入ろうかそれとも冷川を出合から上ろうかとれとも持越川にしようかなんてやっている処にRSSリーダに新着記事のヒットで、相互リンクをさせて頂いているAngling with Copenで、こんなエントリー「08/09/10 大見川(梅木取水堰上流域)」です。記事をじっくり読ませて頂き、その時にちょと感じた事がありましてチョイとコメントを入れさせて頂いた。要約すると「産卵を控えたヤマメやアマゴは源流域に近い所まで遡上する習性が有るようですから秋は上流を狙うのが良いかな」でして、検証の事も考えて冷川の中・上流域に入る事にしたのです。このエリアはkidと一緒に釣行して私はいつも下流に入っていたので今回はkidが好んで入っているの尺バラシポイントから入渓して上流へ遡行する。
 入渓ポイントの状況はトップ画像です。kidの尺バラシはこの瀬の下流なので左岸を少し下って尺ポイントからスタート。先ずは過去2回kidが尺をバラシているポイント。実に良い感じのポイントで水温は16.5度で良い感じだ。しかし、じっくり攻めたが1チェイスのみでノーバイト。夏の名残でまだ瀬に入っているのかと思ったが瀬でのチェイスは見えずノーバイト。狩野川水系の特に大見川水系によく見られる段差が低い落差工が現れた。落差工の下では1チェイスだけでここまで1チェイスの他は1バラシで芳しくない。他の川でだが落差工の上で良い思いをした事があるのでちょっと期待したがやる気のないチェイスが有っただけでこれはダメかと不安が過ぎる。
 kidから聞いていた事だが落差工の上はかなり水深が有るとの事なのでこの日はチェストハイのウエーダーを履いて来たのだがこれは正解であった。落差工上の溜まりを進み腰の辺りまでウエーディングして瀬からの流れ込みの辺りを攻めると数匹がチェイスしてきた。さほど大きくは無いがこれは良いかもしれないと引き続きキャストして途中スピードに変化を付けるとバイトしたがバレてしまいこれで終わってしまったかと思ったが念のためもう一度同じ所を攻めると今度はガツッと当たりが出てドラグがジリッと出てこれは大物の手応えである。ちょと緩めのドラグだったこともあるが、ドラグを少し出されながらのやり取りで姿が見える所まで寄せた処で今度は下流に走ったが、何とかかわして浮かしてからランディングの体制に入りネットに手を掛けた処でフックアウト。残念、慎重に成りすぎました。25㎝オーバーは確実の良い魚体だったのに残念。逃げた魚は下流に下ったので、気を取り直してキャスト。なんとまたもやヒットで今度は少し強引にやり取りしてこの日のファーストキャッチですが、バラシたのからするとかなり落ちるがそれでも20㎝位有りました。写真を撮ろうとしたがネットに横たえてカメラを向けた処で脱走しゃれちゃてまたもや残念。
 kidが言っていた通り、水深が有り川通しが出来ないので一度護岸際の芦の生えている所に上がって直ぐ上流の瀬へだがやはりここでもチェイスが無い。次の落差工では下段の水叩きからキャスとしてロッドを立ててのトウィッチで誘うとヒット、ここも半ば強引にゴリ巻きでキャッチ。

  

同じポイントでもう一つ獲れました。

 落差工の溜まりを過ぎて瀬に入るとまたもやノーな感じ、このエリアで最大の溜まりでは落差工に近い所ではノーチェイスでした。水深が有って流れ込みにトラウトチューンが届く所まで進めないので一度川から上がって流れ込みの所へ行くとなんと鮎師が居たのです。遡行しながらハミ跡が見えたのでアユが遡上しているのかと思っていたのですがまさかこんな狭い川では鮎師は居ないだろうと思っていたのでビックリです。仕方ないので芦を藪こぎして迂回で50mほど上流で再び川に戻ろうとしたらまたもや鮎師です。またもや迂回で今度は分流を進んだのだがここでは小さいが一つ追加。

 やはり瀬では獲れずで、次の落差工です。何となくこの日のパターンが見えてきた感じでここでもチェックしながら溜まりの中程まで進み、流れ込みへロングキャストでリトリーブスピードに変化を付けて誘うとここでもチェイスは多い。この2匹をキャッチしてバラシも2匹。

 

次の落差工は同じ様なパターンでこんな感じの所で流れ込み付近へロングキャストしてキャッチがこの魚

 

 伊豆スカイラインの冷川の料金所の近くまで上って来たところでここでは落差工下でもキャッチとバラシ。落差工上のこの日のパターンではチェイスはあったがバラシでキャッチは無かったがその上の落差工がミラクルでした。
 この日一番の落差工はこんな所で冷川を知る人はすぐ解ります。一反田橋の少し下流

 ここでは下で3バラシ、上でなんと5キャッチ5バラシ

 

キャッチした中で写真を撮ったのはこの2匹。

 この日は一反田橋辺りまでを予定して、今回初めてMyキャラバンの所に帰るのに楽をしようと橋の所にこんな感じで折りたたみ自転車をキーチェーンで固定して置いたのだが、ラインのヨレを取ろうと橋の上からロングキャストした処、急に風が吹き、なんと川の中の枝にトラウトチューンが根掛かりしていまい再び川に下りる事に成ってしまった。




 ドジして再び川に下りる事と成ったので折角だから徳永川出合まで上ることにして再開。このエリアでは瀬からもチェイスが有ったり、落差工上では尺近いのがチェイスしてきたがそのまま下流に下ったので下流側を今一度チェックすると、今度はバイト。残念ながらフックにちょと触った程度でしたが良い感じにやる気有る奴でした。獲れなかったのは私の腕が未熟なせいです。徳永川出合までの間で他にもチェイス多数で、ヒットもけっこう有ったのですが、私の悪い癖が出て、得意技のバラシ連発でした。

 相変わらず得意技のバラシ炸裂でしたが、結果的にはキャッチは余裕のつ抜け、バラシもそれ以上有り、大物のバラシで課題は山積みですが、楽しい釣りが出来ました。
 「産卵を意識したアマゴは源流を目指す。」ですが、今回のヒットパターンから考察するに、瀬を上り落差工を超えて落差工上の溜まりで一休みして次の瀬を上るために渕と言うか溜まりの流れ込み付近に集まりエサを摂り、また瀬を上ろうとしているのではないだろうか、瀬でチェイスが無かったのは瀬を上る事に夢中で捕食モードではなかったのでは無いからではと思うのだがどうだろ。

 以前から退渓予定の所にチャリを置いてMyキャラバンに戻るのに楽をしようと折りたたみ自転車を常備しているのですがなかなか実行しなかったのですが、今回初めて使ったのですが、帰り道がなんと楽チン、何故もと早く使わなかったのかと改めて思ったのでした。