ダニー食堂

右往左往の日々。

パート先に個人的な訪問者

2011-10-04 | もう1品
今日、職場にスーツ姿の中年男性2人組が人を訪ねてやってきたの。

それも

・この街の日本食レストラン(街に1軒)

・そこで働く背の高い日本人女性

・その亭主は軍人

まぁ、間違いなくあたしよね。

相手も厨房から顔を出したこちらを見るなり
「イェッス!あなたを探していました!」だったし。

差し出す名刺を見ると何かの調査をする人だというのは分かったんだけど、彼らが行っているのは犯罪調査だというから心臓バクバク。

思わず「何か私マズイことやりましたか?」って聞いたわ。
そしたら、何かやったのはあたしじゃないんだけど、やっちゃった容疑を掛けられている人が数ヶ月前にここであたしと個人的に話をしたって言ってるらしいの。

それで、その人の証言に基づいて一連の行動を追っているから、本人かどうかを写真でもって確認して欲しいとのこと。

いやいや。
ここだけの話、あたしはオバマ大統領とタイガーウッズの区別もあまりつかない女ですよ。
お役に立てるとは思えませんがねぇ。って正直に言ったのよ。

自分と同じ東洋人は問題ないんだけど、例えば亭主と似たような背格好の人がこれまた同じ制服を着てると全員ダニーに見えちゃうのよね。

にも関らず、スーツの人達は「彼らは間違いなくここであなたと会話をして、あなたが日本から来て3年目でご主人が軍人だという情報を得ています。それは正しいですよね?」って、初対面ではあり得ない情報と共に確認を取ろうとするの。

普段、来客者には余計なことは言わないし聞かない、するのは簡単な挨拶だけ。
アメリカに居ながらにして、フレンドリーとは程遠い接客をしているあたし。

でも8月の上旬のある日、あるテーブルの人に聞かれたのよ。
「ねぇ、何で日本から来たのにこの街なわけ?何にも無いじゃんココ。ニューヨークとかボストンとか他に考えないの?何を理由にここに住んでるの?」って。

だから「主人が軍人だから私に居住地の選択肢はないんですよ。いずれまた日本に駐在する日が来ればいいんですけどね。その前はサンディエゴにいたんですよ」みたいな話を間違いなくしたのを思い出したの。

しかも、一見イタリア人みたいな風貌にも関らず石油を掘っている辺りの中東系の訛、でも出身はカナダだっていうから「あー、世界は広いな」なんて印象だったから余計に覚えてたのね。

彼らがどの席で食事をしたかもを思い出したところで、写真を見せてもらったら記憶の人とドンぴしゃり。

どうやら薬物関係の容疑を掛けられているとのこと。
あの後、間もなく捕まったらしいわ。

そして、情報提供者として電話番号を教えて欲しいって言うから、速攻で断ったわ。

「あなた方がちゃんとした組織の人たちだっていう証拠はありますか?」って逆に聞いたの。

そしたら「証拠ですか・・・・。じゃ、あなたに用がある時はここに来ます」ですって。

帰宅後、ダニーに一通り報告したらそれでいい。よくやったって褒められちゃった。


本日の夕飯
2日連続でお持ち帰りメキシカン☆


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