糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

110815放射線測定値(南相馬市)

2011年08月15日 | 原発・地震関連
今日から2泊3日のスケジュールで「建築系ラジオ 宮城・福島ツアー」に参加して、各地で放射線測定を行います。



南相馬市鹿島区(はりゅうウッドスタジオ建設の仮設住宅・五十嵐太郎研究室設計の集会場に彦坂尚嘉氏の壁画)
平均約0.20~0.23マイクロシーベルト/時
自然放射線の約1.8~2.1倍
*畑だった土地に土を盛っているので放射線量は東京並みでした。
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南相馬市鹿島区
平均約0.45~0.60マイクロシーベルト/時
自然放射線の約4.1~5.5倍
*上記の仮設住宅のすぐ近所の住宅地ですが、さすがに線量が高く、ぼくの計測値の最高値が出ました。
 後日、福島市内に比べるとそれほど高くないことが判明しましたが・・・
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南相馬市鹿島区小島田
約0.3~0.6マイクロシーベルト/時
自然放射線の約2.7~5.5倍
*車道から草むらに入るごとに線量が上がりました。
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南相馬市原町区大甕字酒井(福島第一原子力発電所から20km地点)
約0.3~0.6マイクロシーベルト/時
自然放射線の約2.7~5.5倍
*写真の向こうの方に封鎖線があって、お巡りさんが立ってます。
 ツアーなので計測時間に限りがありましたが、思ったより線量は低く、葛飾区水元公園の芝生並みです。
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南相馬市原町区大甕字酒井(福島第一原子力発電所から20km地点)
約0.30~0.45マイクロシーベルト/時
自然放射線の約2.7~4.1倍
*上記のすぐ近くの封鎖線で、線量もだいたい同じくらいです。
 お巡りさんは立ってませんが、柵の向こうの住宅は住むことが禁じられているようです。
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南相馬市原町区下渋佐(南相馬市沿岸部)
約0.15~0.35マイクロシーベルト/時
自然放射線の約1.4~3.2倍
*もと住宅があったはずの場所ですが、被災後片付けられて何もありませんでした。
 線量は高くありません。
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相馬郡新地町谷地小屋(JR新地駅跡)
約0.17~0.23マイクロシーベルト/時
自然放射線の約1.4~2.1倍
*常磐線の駅があったところですが、線路もろとも跡形もありません。
 がれきと一緒に土砂を片付けたせいなのか、線量は東京並みです。